カテゴリー「音楽(クラシック以外)」の記事

サイモン&ガーファンクル 09年7月11日 東京ドームライヴ

まさかまたこんな日を迎えられるとは思ってもみなかった。1941年生まれ、67歳のサイモンとガーファンクルの二人が16年ぶり3度目の日本公演を敢行、今日11日のドームにて二人のハーモニーを聴くことができた。

1960、70年代に活躍した往年のビッグアーティストを日本公演で見て、かつての面影が全くなく完全な中年のオヤジと化した姿に、愕然とすることがよくある

ところがポールとアートの佇まいを見ると、もちろんそれなりに歳を重ねた外見ではあるものの、その醸し出す雰囲気がかつての二人そのままなのには驚いてしまう

開始時間を10分ほど過ぎて、場内が暗転。オープニングでビジョンに映る映像は、二人の幼い頃からの写真に、時代を揺るがした歴史的な出来事も相俟う。

そして映像のバックに流れるのは、ボーカルレスの「America」だ。これだけですでに涙ぐむ。この曲は、私の最も好きなS&Gの曲なのだ。

「America」は、A面で人の一生を描いた組曲的アルバム『BOOKENDS』において、その若者時代を担う曲だ。

「僕」はキャシーに、「恋人になって財産を1つにしよう」と持ちかけて、「アメリカを探しに」いく。バスの中を描いた箇所は、映画を見ているようにその情景が伝わってくる

曲の展開もドラマティックで、最後たたみ掛けるように訴えかけておいて、すっと涼しい風が吹くように引いていく。

「僕」とキャシーは、自分を、真実を、探すのだが、結局見つからない。ここには、アメリカ60年代の挫折のなかで、アイデンティティ喪失に苦しむ若者が描かれていると言われる。

そして登場する二人。アートがポールを「古い友人です」と紹介する。そのまま第1曲は、「Old Friends」。

中学生のときにアルバム『BOOKENDS』の中のこの曲を聴いたときは、震撼させられたものだった。公園のベンチにすわる二人の老人。人生あとわずかとなった老人の孤独と絶望が切々と深く伝わってくる。まだ見ることを許されていない、知らない世界の扉が開いてしまったような感覚を覚えたものだ。

いっぽう歌詞に出てくる「70歳」まであとわずかのポールとアートを見ていると、そんな負の諸々も受け入れて、なお輝いていることに、逆に勇気をもらえる気がしてくる

2曲目は、「A Hazy Shade of Winter」。ドラマ「人間・失格」の主題歌として、日本の若い世代にもS&Gを知らしめた曲だ。日本の若い聴衆向けのサービスなのだろう。

3曲目は、「I Am a Rock」。「僕は岩、だから苦痛なんか感じない」というこの曲を聴いて自分を守ることに必死だった、中学時代に思いを馳せる。

そして4曲目は、前述の「America」。原曲とはアレンジを大きく変えている。

通常、自分の個人的な記憶と一体化した曲は、アレンジを変えずに聴きたいもの。ライヴで表情を変えて演奏されると、落胆することがほとんどだ。

しかし、今日のライヴは、多かれ少なかれどの曲もアレンジを変えていたものの、残念な気持ちは一切起こらなかった。それは、原盤の音楽を超えた次元で、二人の声と楽曲に大いなる普遍性があるからなのだろう

それにしても、なんという純度の高さ。二人のボーカルとポールのギター、という本当にシンプルなサウンドが、広い東京ドームをスピリチュアルな空間に変える。それは、数万人の観衆を浄化し、時代も空間も超えてどこまでも拡がっていきそうな気がしてくる。

そしてその後もS&G時代のヒット曲を続け、中間に二人のソロ曲を経て、「Bridge Over Troubled Water」で本編を終了。アンコールも「The Sounds of Silence」「The Boxer」などS&G時代のヒット曲で、ラストは陽気な「Cecilia」でクロージング。

もちろん、全盛期の声質と比較するのは酷というものだ。しかし、70歳近い年齢で数万人を感動させるパフォーマンスを繰り広げられるというのは、奇跡の為せる技だとしか言いようがない。

この日ここに立ち会えたことは、一生の宝となることだろう

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C221ついに全壊

愛用していたルボックスのCDプレイヤー、C221がついに全壊した

1994年末から、ハーベスのスピーカー、HL-COMPACT7、エレクトロコンパニエのアンプ、ECI-1の組み合わせで聴いてきて(→購入までの経緯はこちら)、すでに14年半。さすがにヨーロッパ製はなかなか壊れなかった。

これが国産だと、(回転系はすぐ壊れると昔から定評のあるS社製のものを除き)、たいてい6、7年程度でどこかおかしくなってきたものだ

それを考えると、14年半とは立派なもの。このCDプレイヤーは定価30万だったが、悠悠国産の半額のものを2台買ったと考えてもモトが取れる^^;

年始頃から、まずトレイが開けたあとに少し戻って止まるようになった。そのうち、輸入盤や古い盤が途中で停止するようになった。そして10日ほど前、純正国内盤の新譜も開始後10秒で止まってしまうようになった。

とりあえずラジカセを自室に搬入して凌いでいるが、このクオリティでオーディオを聴けなくなるのは、なかなか喪失感が大きい

ということで、さて次は何を買おうか思案に入っているが、常時新製品をチェックしているわけではないので、全く情報がない。が、久々のオーディオ購入の機会は、それもまた楽しみの1つだ。

秋葉原の輸入オーディオ店で、寡黙なベテラン店員に値踏みされながら試聴するのも一興。今から楽しみにしております^^

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08年7月11日 松田聖子武道館LIVE

2000年8月1日の横浜アリーナ以来、8年ぶりに聖子さんのライヴに行ってきた。

【8年ぶりの訳は。。】

その前は確か1983年あたりから17年ほど、80年代後半は取材で関係者で入っていた時期も含め、ツアーには必ず足を運んでいた。

それがどうしてここ8年行っていなかったかと言うと、90年代後半は明らかにユーザー不在のライヴだなと思うことが続いていたからだ

ユーザーが望んでいるとは思えないような歌手やダンサーに、不必要なほどの時間を割く。初めての「アルバム・オリエンテッド」なアイドル歌手として、驚異的なアルバム曲のクォリティを誇っていたにもかかわらず、そんな佳曲の数々を扱わない毎度同じ通り一遍な選曲。また今年もか、というほど続いた企画コーナー。。

それでさすがにしばらく足が遠のいていたのだ

ところが21世紀に入ってから最近は、そこはすっかり改善されて良くなってきていると言う。だったら、久々に行ってみたいと思っていたところ、8年ぶりに行く展開となった。

【すっかりいいライヴでした^^】

確かにその通りだった。ニューアルバムから5曲ほど歌ったあとは、数曲ずつ、テーマでまとめていく。デビュー当時の曲を続けたかと思うと、バラードを新旧取り混ぜて扱う。そして、この時代だからこそ改めてその意義が深い「瑠璃色の地球」。

また最近は恒例になっているらしい、会場からのリクエスト。 「密林少女(ジャングル・ガール)」などはもう少し会場の反応を読んで欲しかったものの、本当にぶっつけでやっているようだから、すご過ぎるほどのユーザーオリエンテッドな企画。

そして、定番の「夏の扉」に、新定番の「涙がただこぼれるだけ」と、こちらも新旧織り交ぜての進化が見てとれる。

それにしても、ステージさばき、会場さばきの堂に入ってること。この年輪と風格はたいしたものだ。まあ客側も、28年前からずっと聴いている人も多いだろうから、だからこそのコミュニティ感覚なのでしょう。

また今回の席は1階西だったのだが、このよりステージに近い角度から見ると、武道館は本当にライヴハウスに見える。かつては巨大会場だった武道館。だが、平板に広いスタジアムやアリーナがこれだけ増えてくると、近さを保って座席が上方に拡がるこの会場は、ステージからの一体感も、より強烈なのだろう

自分も、いろんな時代の様々な局面で、その曲を聴いていた「自分と自分の気持ち」が懐かしい。これこそが、ポップス&ロックのライヴの醍醐味なことを、最近クラシックばかり行っているので、久々に体感できた一夜だった。

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オーディオの耐震対策

Photo部屋のスペースの都合で、保有のオーディオ機器をすべて縦置きにしている。

主に使用しているのは、いちばん下のエレクトロコンパニエのアンプとその上のルボックスのCDプレーヤー。

その上の、(上から)アナログプレーヤー、アナログプレイヤー接続用のアンプ、チューナー、カセットデッキ、MDプレーヤーは、現状、ほとんど使っていない。

ところで耐震という観点からすると、そもそも二段重ねにしているWAKATSUKIのオーディオラックじたいが非常に危険。

それで先日、設置後7年もたって、ようやく耐震ゲルを4枚はさんだ。

そうすると、今度は上のほうのパーツが気になってくる。そこで今回は、転落防止用に、チェーンを購入した。

新宿髙島屋併設の東急ハンズには、かなりの種類のチェーンを取り揃えてある。ここで、2メートル30センチ分の金色のものを2本購入した。

これは、8キロの重さにまで耐えられるという。しかし、そんな程度で大震災の際に、持ちこたえられるのだろうか。店員の人いわく、

「本当にすごいことになったら、それこそ壁から何から倒壊するわけだから、そこまでのことを考えても仕方ない」

ということだった。かなり納得。というわけで、さっそく上下のラックと4つのパーツを巻くかたちでのセッティングを完了した。

確かにこんなことをしても、すべてがまるごと倒れてきたら、どうしようもない。対面には先日購入した1,000枚入りのCD棚もある。

この間で寝ていて、大震災でオーディオとCDの下敷きになって死んだら、それこそ葬式のトークも「本望だろう」でまとめやすいのかも知れません^^;

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オルトフォンのケーブル、7.8N-SPK7800を再セット

Ort78今日は、オーディオラックの掃除をした流れで、愛用しているスピーカーケーブル、オルトフォンの7.8N-SPK7800をスピーカーとアンプに設定し直した

このスピーカーケーブル、今のオーディオを買い揃えたときに(その話しはこちら→「ニコレのウェーバーとオーディオ」)、同時に購入したもの。

なんと、1メートル\19,000。3メートル買ったので、\57,000。ややめまいがする価格だったが、老舗のオーディオメーカー、デンマークのオルトフォンが誇る製品だけあって、価格以上の満足感がある逸品だ。

さて、まずはアンプとスピーカーから、ケーブルをはずす。このケーブル、直径が1センチ強もあり、まるで一見ゴムホースのようだ

003_2その厚い外側のゴムの部分を切ると、紙と糸に包まれた赤白のケーブルが登場する。これをさらに剥くと、ようやく赤白につき各5種類の銅線が出てくるのだ。

スピーカー側は5センチ、アンプ側は1センチ程度カットし、新しい部分を露出させる。

ところで所有のアンプ、エレクトロコンパニエのほうは、銅線を通すホールに充分な大きさを確している。

いっぽうスピーカーのハーベスのほうは、ややホールが小さい。苦慮していたところ、オーディオ評論家の石田善之氏に「stereo」誌の取材でクリニックに来てもらったときに、ベストなやり方を教えてもらった

銅線を7つに分けて細く撚り、1本ずつホールに通していくのだ。ベストといっても、それでもなお、かなりしんどい作業。。。

005約1時間ほどかけて、ようやくアンプとスピーカーへのリ・セットが完了する。

最初に聴いてみたのは、内田光子のピアノによる、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ「ハンマークラヴィーア」。

いきなりの、思い切りクリアでシャープな音。知らず知らずのうちに劣化していた音質が改めて復活した感じで、毎度の苦労のし甲斐がありました^^

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「スミ商会」07年10月20日閉店(4)

祖師ヶ谷大蔵のレコード店「スミ商会」07年10月20日閉店」 「「スミ商会」の閉店割引セール(1)」 「「スミ商会」の閉店割引セール(2)」 とこのテーマで3回にわたって書いたきたが、先週10月20日、5週間の割引きセールを経て、「スミ商会」が閉店した。

010もちろんそれまでもときどきお店に顔を出していたが、この5週間は、それまでにないペースでお店をのぞきに行った

それは他の人たちも同じだったようで、この5週間、いつになく店はにぎわっていた淡々と最後の仕事をこなすご夫婦の姿が印象的だった

自分は、3割引き週に3枚、4割引き週に8枚のCDを購入したことは前回書いたが、結局それ以降はシングルを1枚買ったのみだった

というのも、2割引きから始まって6割引きで終わるこのセール、3割引きから4割引きに移行するあたりに、狙いどころのCDが一気に売れたしまったのだ

なぜこのあたりに集中したのかの真相は、もちろん不明だ。が、実は自分もこのあたりに買っているのだから、つまりは「定価では買わないCD」の値頃感がそのあたりだった、ということなのだろう。

LPでは持っているがCDで買い直すのは躊躇していたものアルバムを全部揃えるほどファンではないがいくつか気になるヒット曲があるJ-POPアーティスト新譜のタイミングで買い損なって時間が経ってしまったものいつかは買いたいものだがそのタイミングがなかなかないもの。。。

そんな「定価では買わないCD」は、3~4割引きがぴったりだったのだ。

とくに、クラシックの売れ方は興味深かった。4割引き週に、一気にはけていった。先ほどの区分けでいくと「いつかは買いたいものだが~」のパターンなのだろう。そのあとは、ジャズが一気に減った。

そして最終日まで残っていたのは、旬を過ぎたJ-POPものが中心だった。音楽の時代性と普遍性が、くっきりと消費動向に現われたかたちだった。きちんと分析すれば、かなり貴重なマーケティング資料になるだろう。

しかし、商品のない店内はさびしいものだ。ご夫妻に、お疲れ様で小さい花束をプレゼントし、店を後にした。

一つの時代には当然のように存在したものが、無くなっていく。それもまた時の流れの必然なのだろう。

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CD1000枚収容棚を設置

004_3CDが増えてくる。でも、そうそうは処分できない。そこで、有限のスペースのなかでの、収納の工夫が必要となる

これまで、自室では2500枚収納の3段スライド棚(写真左)と、600枚収納の棚(ここには写っていませんがこの右側にあります)の2つでなんとかやりくりしていた

が、すでに数百枚がはみ出しており、先週新たに1000枚収納の棚(写真右)を購入、本日、搬入された

はみ出しているCDを、新たなカテゴリー分けをしながら新しく買った棚に収納していくのは、かなり楽しい作業だ。

今回左の3段スライド棚前面にあるクラシックものは、すべて新しい棚に移した

そのあいた前面のスペースは、右に洋楽系(ジャズ、ブラジル、ワールド、ロック&ポップス)、左に邦楽系(J-POP、純邦楽、沖縄音楽)で、固めることができた。クラシックのメインどころは、写真に写っていない600枚棚と、新しい棚で展開することにした。

005_2ところでクラシックは、分類が非常に難しい。なにしろ大型ショップでも、作曲家別、ジャンル別、アーティスト別が混在する。

自分の場合は、この3つの分類に加え、自分のベスト、新着、全集もの、コンピレーション系、あまり聴かないもの、などもカテゴリーにしているから、さらに収拾がつかなくなっている。

とりあえず今回の新しい棚には、80枚近くあるシベリウスのCDを1列に置いた。それからその下に、150枚程度にしぼっているオールジャンルのマイベストを2列分並べた。壮観で少し嬉しい^^

しかし、なんだかんだであっといういう間にスペースが埋まってしまった。すでにこのオーディオルームは、部屋というより物置に近くなってきているし、これ以上の棚の設置は無理なのだ。

今後はこの4000枚のスペースでやりくりしていかないと、と思いつつ、またしばらくすると一気にはみ出していくのが、容易に予想されます^^; 

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ソルボセイン2枚敷きで音質が激変!

003_3僕が今のオーディオを購入したいきさつについては、06年9月22日の記事、「ニコレのウェーバーとオーディオ」に書いた。

それ以来約12年、この、ルボックスのCDプレーヤー、エレクトロコンパニエのアンプ、ハーベスのスピーカーという、ヨーロッパ製品の組み合わせによる響きを堪能しているのだが、さすがに同じ音を聴いていると、変化が欲しくなる。

そんななか、先月は娘の友達のお父様が元音響メーカーの技術者ということがわかり、娘たち2人と4人でランチをしたあと、家に音を試聴しにきてもらった

エンジニア氏いわく、一般家庭でここまでの音はなかなか聴いたことはないが、このセットの能力はまだまだ出ていない。もっといろいろ工夫はできるはずだ、とのこと。

いくつかのアドバイスをいただいたが、例えば「今のコンクリートブロックを大理石のブロックに変えて、ビロードを巻く」などは、すぐにできそうもない。

そんななか、以前「stereo」誌にクリニックに来てもらったときの、オーディオ評論家石田善之氏のアドバイスを急に思い出した。それは、「ソルボセインの1枚敷き、2枚敷きは、好みですね」というものだった。

002そこで、さっそくそれまでのソルボセイン1枚敷きを2枚敷きに変更

するとびっくり! 音質が劇的にまろやかになり、艶が出るようになった

なかでも、ここのところの愛聴盤、ヒラリー・ハーンのバッハのCDで、ヴァイオリンの音が格段に艶やかに響くようになったのだ。

一度劇的に音が変わると、手持ちのCDを全部試してみたくなり、一気に自宅でCDを聴く楽しみが拡がるのだ

ここのところ、CDの大人買いに走っている理由の一端は、ここにもあったのでした^^;

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「スミ商会」の閉店割引セール(2)

001_3祖師ヶ谷大蔵のレコード店「スミ商会」07年10月20日閉店」「「スミ商会」の閉店割引セール(1)」の記事で書いたように、「スミ商会」の閉店セールが継続中だ。

さて、これまで、下記のCDを購入した。

<3割引き週>

○エンヤ:「アマランタイン」

 →なぜか買いそびれていた05年新譜

○NAMIE AMURO:「LOVE ENHANCED」

 →前期のベストだけ持っていた

○浜崎あゆみ:「BEST」

 →こういうものはこういうときでないとなかなか買わないので^^

<4割引き週>

○カラヤン指揮ベルリンフィル、ツィマーマン(ピアノ):シューマン&グリーグピアノ協奏曲

 →ツィマーマンの作品は全部集めようと思っているのですが、なかなか。。

○ベーム指揮ベルリンドイツオペラ管弦楽団:「フィガロの結婚」

 →こないだ「ショーシャンクの空に」を見て自宅のCDを探したのだが、CDを持っていなかった!

○ブーレーズ指揮クリーヴランド管NYフィル:ストラヴィンスキー「春の祭典」

 →グラモフォン盤はCDがあるが、これはLPでしか持っていなかった。

○山下達郎:「ON THE STREET CORNER 1」

 →ご存知不朽の名作。LPのみ所有。

○山下達郎:「ON THE STREET CORNER 2」

 →同上。リリース時、競合他社の雑誌に取材を持っていかれて悔しい思いをした。

○チェリッシュ:「ベスト」

 →3rdシングル「ひまわりの小径」は、今聴いても絶品中の絶品です!

○「ワールドミュージックベスト」

 →へんな国のものが多くてつい^^;

○「グレンミラー物語」オリジナルサウンドトラック

 →こういうのもこういう機会でないと。。

しかし4割引きだと、8枚買って10,000円でお釣りが来るのには感動^^ ついに買えば買うほど得するモードに突入。。

ところで、3割引き週から4割引き週にかけて、あたりをつけていたものが、どっとなくなっていた。キース・ジャレット、ジョン・コルトレーン、ビル・エバンスのややマイナーな盤、レッド・ツェッペリン、エンヤ、大塚愛のDVD、ピンクレディーのベスト、あゆのベスト2、などなど。

それからこの間にタワーレコードで下記を買ったのだが、ツィマーマンは、スミ商会にもあって、失敗^^;

○デイヴィス指揮ロンドン響、キーシン(ピアノ):モーツァルト(24番)&シューマンピアノ協奏曲

 →気になっていた新譜。

○ツィマーマン:ショパン「4つのバラード、舟歌、幻想曲」

 →これがスミ商会にもあった><

○ドゥダメル指揮シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ:ベートーヴェン交響曲5番&7番

 →これも気になっていた新譜。

○リパッティ(ピアノ):モーツァルト(21番)&ショパン(1番)ピアノ協奏曲

 →往年の赤いジャケでの再発。

しばらく演奏会の比重が大きかったのだが、久々にCDの大人買いモード。しかしいったい、いつ聴くんだ

「「スミ商会」07年10月20日閉店(4)」に続く。

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「スミ商会」の閉店割引セール(1)

先日、「祖師ヶ谷大蔵のレコード店「スミ商会」10月20日閉店」と題する記事をアップし、閉店に関する残念な思い、街のレコード店を取り巻く状況などについて書いた。

いっぽう気になるのは閉店セールで、23日日曜から2週め、3割引きセールに入った。

これまでの経験でも、毎週割引き率が上がっていく売り尽くしセールというのは、なかなかない。今週が3割引き、来週が4割引き、再来週が5割引き、そして最後の週が6割引きなのだ。

つまり、待てば待つほど、安くなる。しかし、欲しい商品はいつ売れてしまうか、わからない。まさに、「逆オークション」。

そこで、戦略(と言うほど大袈裟ではありませんが)を立てた。

まずは全店を見渡し、だいたいのアタリをつける。J-POP、洋楽などの売れ筋はすぐに、それほどでもないものは翌週ぐらいに買う。その次は、コアジャンルのなかではライト層ユーザーに拡がりがあるクラシックそれからジャズ。最後に、たぶん需要が最も低そうな沖縄、ブラジル、など各国系

ところが、困ったことに気付いた。そもそも、これまで保有したり処分したりしてきたディスクのタイトルが膨大過ぎて、いちいちCDを持っているか否かが、わからないのだ。とくに、古いものはLPで持っていたことは記憶していても、それをCDで買い直したかどうかの記憶がない。

そんなときは、ダブりなど気にせず買ってしまえばいいのだが、さすがに自宅も近いので、今回は一度冷静になって自宅に戻り、気になっているアーティスト中心に調べてみた。すると、当然保有すべきものを持っていなかったりもする。

ということで、24日は、「買えば買うほど得だ」モードに陥らないようにつとめて冷静に、メジャーなJ-POPもののベスト盤と、買い損ねていたここ2年以内リリースの洋楽の新譜を数枚買ってきた。

しかし、これまでずっとオールジャンルで音楽を聴いてきた自分にとって、街のショップ1店分と自分のレパートリーを比べるという大掛かりな作業は、自分の音楽嗜好の変遷を俯瞰するようで、なかなか滅多にない機会になった。

スミ商会のご夫妻とも話をしたが、もう40年以上やってきて歳も歳なので、今までできなかったことをいろいろやりたいそうだ

そういう意味では、レコード店という1つの小売り形態を通して大きな時代のうねりを見つめ続け、そして急速なIT化が既存の産業を破壊するなかで老後を迎えられる、というのは少々うらやましいことなのかも知れない。

「スミ商会」の閉店割引セール(2)に続きます。

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祖師ヶ谷大蔵のレコード店「スミ商会」07年10月20日閉店

1985年発売、とんねるずのファーストアルバム『成増/とんねるず一番』の収録曲「バハマ・サンセット」にも登場するレコード店、祖師ヶ谷大蔵の「スミ商会」が10月20日に閉店する。なんとも残念なニュースだ。

「住むなら祖師ヶ谷大蔵さ。。(略)。。レコード買うならスミ商会。。」(バハマ・サンセット)

タカさんが成増のことを歌ったあと、ノリさんが切々とフザけて歌う祖師ヶ谷大蔵の情景。今から22年前には、まだ当たり前のように、駅前の商店街にはレコード店が1つ2つあった

そもそも、その前の時代は、大きなレコード店と言っても、せいぜいディスクユニオン、石丸電気、YAMAHAなどなど、そんなところが関の山だった。

大型の外資系ショップが席巻し始めた80~90年代も、レコードからCDへの移行に伴いマーケットが拡大したこともあり、ある程度と大型店と街のショップは共存しえた

しかし、インターネットの普及によって、様相は一変。アマゾンなどのオンラインショップが台頭するいっぽう、パソコン、携帯電話による音楽配信は、エイリアンさながらこの世界の景色を急速に変えていった

スミ商会は、開業40年になるそうだ。自分は幼少時、同じ世田谷の下高井戸、赤堤で過ごしたので、初めてレコードを買ったのは下高井戸「オスカー」なのだが、古くから祖師ヶ谷に住む同年代の人間は皆、小学校時代からの付き合いだったそうだ。

自分もここ20年は、レア盤はタワーなどで、J-POPの新譜はスミ商会で、と住み分けて購入していた。音楽業界誌の記者時代は、いつもご夫妻に状況を聞きにいっていた

閉店までは、割引きセールを行なうそうだ。すでに2割引が始まっていて、週ごとに3割、4割、5割引き、閉店の週は6割引きになるとのこと

「祖師ヶ谷大蔵は急行は止まらない 各駅停車で降りるとき 前から三両目のいちばん前のドア 降りるとちょうど階段があるんだよね」(バハマ・サンセット)

その階段も、小田急線複々線化工事により駅が高架化し、すでに今はない。街の風景は、写真と人の記憶の中だけに残るのみ。。

「「スミ商会」の閉店割引セール(1)」に続く

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『Denim』竹内まりや

Photo_43 5月23日、6年ぶりとなる竹内まりやのニューアルバム『Denim』が発売された。初登場1位は、確実だろう。

最近は、1年があっという間にたってしまうので、もう少し長いレンジのほうが、自分を振り返って見つめ直すのには、いい間隔だと感じる。

例えば、3年おきの運転免許の更新、4年おきのオリンピックやワールドカップ、そんなほうが「一つの期間」として捉えやすいのだ。

そんななか、竹内まりやのアルバムリリース間隔は絶妙だ。6年というタイミングは、まさに大人の時間感覚(間隔)という気すらしてくる

ちょうど6年前、『ボナペティ』が発売された2001年の夏は、僕が久々に音楽業界誌の雑誌編集業務に戻ったときだった。着任してすぐに、達郎さん&まりやさん夫妻が恒例としている、アルバム発売時のディーラーコンベンションに参加。ご本人たちと直接対面し、しかも生でデュエットまで歌ってくれた。

自分の節目が、日本人のマイフェイバリットアーティストである達郎さん&まりやさんの節目とタイミングが合い、感動し勇気付けられたものだった。

お二人とは、さらに前の音楽情報誌編集時代も、アルバムタイミングには必ずインタビューの時間を頂いて、貴重な時間を共有させてもらっていた。

そして、『Denim』。しかし、まりやさんの声は全く衰えないどころか、新たな艶とさらに大きな表現力すら感じられる。奇跡的なことだ。そして、変わらないスタンダードな音に新しさまで感じさせてくれる、達郎サウンド。本当に嬉しくなる。

また各曲の歌詞は、自分たちの世代を応援してくれる内容で、自分の6年を振り返りながら聴いていると、しみじみと感じ入ってしまう

極めつきなのは、ラストの「人生の扉」だ。サウンドもこの素晴らしいアルバムの最後の曲にふさわしいし、歌詞は涙が出るばかり。こんな応援歌を共有できて、本当に僕らの世代は幸せだと思う。

「満開の桜や 色づく山の紅葉を 

この先いったい何度 見ることになるだろう

ひとつひとつ 人生の扉を開けては 感じるその重さ

ひとりひとり 愛する人たちのために 生きてゆきたいよ」

ここのところは、直接お会いする機会はなくなってしまったが、いつまでもいつまでも素敵な音楽をつくり続けてほしい、と切に思います

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07年5月25日 大塚愛 『愛 am BEST Tour 2007』

20070427_0025月25日は、国際フォーラムの大塚愛 『愛 am BEST Tour 2007』 ~ベストなコメントにめっちゃ愛を込めんと!!! ~ に行ってきました!

噂には聞いていたが、ファン層が幅広い! 女子同士もいるし、勤めを振り切って駆けつけた系のネクタイおじさん(ネクタイしてないだけで私も同じですが^^;)もここかしこで見かけたし。

自分は『LOVE PUNCH』『LOVE JAM』『LOVE COOK』の3枚のアルバムはかなり聴き込んでいるが、実はライヴは初めて。明るくハッピーなノリノリのモードに身を委ねようと、かなりのハイテンションで会場入りする。

が、序盤から中盤にかけて、バラード系が続く。考えてみると、そういえば大塚愛、バラード系の聴かせる曲も多かった

ついつい、「Happy Days」「さくらんぼ」「SMILY」といったアップテンポ系の超メジャーヒットの印象が前面にあるけれど、3枚のアルバム、切々と歌う系もたっぷりあったなぁと今さらながら思う。

もちろんバラードも最高だし、ここまで聴かせてくれるとは思わなかった。個人的には、「ネコに風船」「甘えんぼ」は、ハートの奥にまで届いた感があった

そしてアンコール前後には、先のアップテンポ系の3曲は、しっかりと聴かせてくれて、「CHU-LIP」では、お馴染みチューリッパーズ(?)の面々もオールキャストで登場。かなり笑いも取っていた。

しかし初大塚愛ライヴ、満足度はかなり高く、6月も行きたい気分になっています。。

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神田神保町の「鴻(オオドリー)」

今日は、モバイル事業をやっていた時代のマネージャー仲間3人で飲み会。神田神保町の「鴻(オオドリー)」で19時から4時間半ほど飲んでいました。

ここは、今日のメンバーの一人が、ランチのカレーがうまい、ということで夜はどんな感じなのだろう、と選んだ店。階段で2階にあがると、いきなりレトロな感じが漂う

で、入ったときにかかっていた曲が、(以降、正式名称は確認していません

・ハイ・ファイ・セット「中央フリーウェイ」

ユーミン盤はたまに聴くが、ハイ・ファイ・セットは本当に久しぶり。しみじみと聴きいっていると、次にかかったのが、

・八神純子「水色の雨」

それから4時間半。「中央フリーウェイ」がもう一度かかるまで、延々と1970年代から1980年代にかけての、いわゆるニューミュージックが、流れ続けたのだ。以下、思い出す限り書くと、

・佐野元春「SOMEDAY」

・渡辺真知子「迷い道」

・渡辺真知子「ブルー」

・久保田早紀「異邦

・井上陽水「心もよう」

・中島みゆき「わかれうた」

・バンバン「『いちご白書』をもう一度」

・森田公一とトップギャラン「青春時代」

・サーカス「Mr.サマータイム」

・岸田智史「きみの朝」

・チューリップ「サボテン花」

・ゴダイゴ「ガンダーラ」

・庄野真代「マスカレード」

・今井美樹「野性の風」

・南佳孝「モンロー・ウォーク」

・上田正樹「悲しい色やね」

このほかにも、大滝詠一、アリス、甲斐バンド。。。選曲傾向を一言で言うと、「本人を代表するヒット曲である」「一部の人を除いて、その後も継続していったアーティストが少ない」。確かに、サザン、山下達郎、ユーミン、小田和正(オフコース)、チャゲ&飛鳥、さだまさしなどは、かからなかった。

しかし、陰影に富む色気を孕んだ渡辺真知子のヴォーカルスペイン・ポルトガルあたりの異国情緒感あふれる久保田早紀のサウンド、そしてゴダイゴの何という完成度の高さ。。。今聴いても色褪せるどころが、新たな光沢が感じられるのは、すごいことだ。

こうして、IT業界、出版業界の話をしつつ、高校から大学時代を強烈に思い出す曲のイントロが流れるたびに話しが中断する、という、なかなかめずらしい飲み会となりました^^;

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川嶋あいのボーカル力

川嶋あいファンの友人Kさんから、先週、お薦めのCDを借りてきた。

「大切な約束 もう1つの約束」(06年10月)

「Piano Songs ~路上集2号~」(06年8月)

Photo_28 正直、ここまでのボーカル力があるとは知らなかった。例えて言うと、「声」を「楽器」とする一流演奏家のようなのだ。みずからの表現したいことを、すみずみまでコントロールして声を操っている、とでも言ったらいいのだろうか。

とくに、フレーズの切れ目で伸ばす音のビブラートが絶妙だ。こんなにも、波の間隔と振れ幅の大きなビブラートは、他のボーカリストではいっさい聴いたことがない。独特な味わいがある。

とは言え、このビブラートを多用する訳ではない。全く使わない曲もあるし、「どんなときも」の1曲のなかでも、前面に押し出してくるところと、あっさりとフェイドするところが、交互に使い分けられる

また、声の「入り」を、弦楽器の「入り」のように扱う箇所がある。ややくぐもった感じで入ってから、すぐに透明な声に持っていく。みごとだ。

そして何より、この透明感あふれる声質はタダモノではない。こわれそうなほどに繊細ながらも、一切の乱れを見せず、安定して響いてくる。別れ、出会い、感謝。。。10代から20代前半のそんな思いを伝えるのには、ぴったりだ。

さらに、この声は音域や曲によって、質感が全く変わってくる。というか、変えているのだ同じメロディに異なる歌詞をのせた、「大切な約束」と「もう1つの約束」を聴き比べると、かなり驚かされる。

ところで、「もう1つの約束」のアコースティック・ギターは、自宅のオーディオを非常によく鳴らした。もともと、アコギが得意なオーディオシステムなのだが、これはなかなかにすごい。川嶋のボーカルとあいまって、絶品の音質感だ。

クレジットを見ると、おぉ、吉川忠 なるほどと納得してしまいました。

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Cocco「風化風葬」と「突然やってくる」音楽の感動

先日、カフェにいたら、Coccoの「風化風葬」がかかった。この曲は、Coccoのなかでも、たぶんいちばん好きな曲。

「どんな強い気持ちを持っていても、時間とともに誰もがすべてを忘れ去ってしまう」・・・そんな人と世と時の無常を切々と歌ったこの曲を聴くと、陶然というより茫然自失というか、魂を持っていかれたかのような気分になる。

ところでこの曲に限らないが、自らの意志でCDで聴いてももちろんいい曲なのだが、たぶん意図せず突然聴いたほうが、感動が大きい。音楽を聴く際の「受動の感動」の不思議だ。

自分でCDを聴く場合は、当然このあと何がどうなるのか前もってわかっている。いっぽう、ラジオや有線放送でかかる曲は、こちらは全く意図していない。

心の準備がないから、イントロが流れた瞬間から、自分の五感が急激に刺激される。その曲が流行っていた頃の様々な出来事、よく聴いていたときの気持ち、そんなものが、一気に自分の中からあふれ出してくる。

もちろんライヴでも、その曲は突然始まって感動をもたらす。でも、その曲が演じられるのは必然で、意表をつかれた感動では及ばない。

また、CDやi-podのランダムプレイでも、突然かかる疑似体験は可能だ。しかし、自分の意図が入り込む限り、限界がある。

「突然やってくる感動」。もっと言うと、そのときの自分の受け入れ状態で、さらに効果は高まる。五感が鋭敏になっていて気持ちがからっぽだったり何かに揺さぶられていたり、なんてときはベストだろう。

このように考えると、ドラマや映画の絶妙なシーンで好きな曲がかかると印象が強くなるのも、納得できてしまいます。

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2006年11月4日 ジョアン・ジルベルト 東京公演

昨日に続いての世界最高峰のアーティスト、ボサノヴァの神様ジョアン・ジルベルトの東京国際フォーラムでのコンサートに行ってきました!

開演は17時の予定。だが、数度に渡る遅延のアナウンス。客も慣れたもので、都度笑いが起きる。そして「いま、ホテルを出ました」とのアナウンスがあると拍手が沸く。定刻より1時間10分遅れで、ジルベルト、3度目の来日公演がスタートした。

来日すること自体が奇跡と言われていたのに、2003年に実現した初来日で日本の聴衆をいたく気に入り、翌2004年に再来日。しかし、2年とも都合で行けなかった自分は、これが初めて聴く生のジルベルトだ。

非常口の緑の灯りも落とし、ステージ以外は真っ暗な会場のなか、ジルベルトの声とギターがマイクを通じて静かにそしてしっかりと拡がってゆく。

これまでさんざんディスクで聴いてきて、この夏も毎日のように聴いていた最高の音楽を、本人が目の前で演奏しているのを聴けるのは、にわかには信じられない気分だ。

聴き慣れた曲の数々が、今日だけの新しい姿になって繰り広げられる。それは、2人の優れたジャズメンが、最高のインプロビゼーションを共演しているかのようだ。ジルベルトは、それを自ら演奏するギターと歌のコンビネーションで、当たり前のようにやってのける。というかジルベルトは、きっと今日のこの場の気持ちの通り、奏で慣れた曲をシンプルに演奏しているだけなのだろう

終演は20時。5000人の静まりかえったテンションの高さに、気が遠くなっていた瞬間もあったが、人類の奇跡の仕事をありがたく拝聴した、もったいない2時間だった。

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ヤフオクで買うコンサートチケット

ということで、おとといのあややは、チケットとしては初めてヤフオクで買ってみた。

落札したのは、公演日の3週間前の週。2階の後方の席しかなく、まあこんなものかと思い、そのなかから選んだ。定価6300円の半額。

ところが買ったあとも見ていたら、公演日の2週間前に、突然、1階の最前列はじめ絶好の席が80件以上出品された。

よく考えたら、先行予約などで買った場合は、2週間前にチケットが届くのを思い出した。それ以前に出てた2階席は、一般発売のものだったのだろう。

穏やかだった取引きが、突然熾烈になった。最前列は30,000円を超え、数十人のバトルになっていた。いっぽう、1階の真ん中へんの席でも、定価以下で取引きされていた。

★★★さて、いつもヤフオクで買っている人には当たり前なことだろうけれど、初体験となると、感じるところがあった。

★まずは、「マーケットニーズによって、適正価格による商品の再配分が行われている」、と思ったこと。そもそも、大会場が全席6,300円というのはおかしな話だ。

ルックスも重要なアイドルのライヴなのだから、最前列が30,000円で、最後列が500円であっても、誰からも文句は出ないだろう。現に、価値の意味が「音質」であるから意味は違うが、クラシックでは価格差は当然だ。

どんな席になるかわからない先行予約より、席と価格で選べるほうが、ユーザーからするとまったく合理的だ。

★それから、枚数にすると100枚を超えるチケットが、なぜ売りに出されるのだろう。もちろん、急用で行けなくなった人、売買利益を出したくて定価にプレミアムを付けて売ろうと思う人はわかる。だが、廉価もしくは無料でチケットを入手していない限り、定価割れ、もしくは買い手が付かずに損をしているケースも、相当数存在すると思われる。

★しかし、これではダフ屋は商売あがったりではないか。インターネットは様々な既存のビジネスモデルを破壊してきたが、ここでも確実に体系が変貌しているのだろう。

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2006年10月22日 松浦亜弥ライヴ in 東京厚生年金会館

昨年のGW以来で、あややのライヴに行ってきました。

音楽業界で仕事をしていると、ライヴに行くのも仕事の一環だったりする。あややのライヴも、これまでずっと関係者席近辺で聴いていた。

今回は仕事が変わったので、初めて関係者に手配してもらわずに、自分でヤフオクで購入した。(ヤフオクで、ポピュラー系のライヴのチケットを落札するのも初めてで、いろいろな驚きや気付きがあった。それはまた後日・・・)

2001年、14歳でデビューしたあややも、もう20歳。アイドルど真ん中だったライヴの形態も徐々に変わっていくのも、また自然な姿だろう。

今回も、予想以上に、大人なライヴとなっていた。数曲目から、トランペット、サックス、トロンボーンのブラスが入り、さらにこれにキーボードとギターが加わり、リズムセクション以外は生のバンドとなる。ジャズのテイストが加味される。

中盤には、アコースティックギターとのデュオも入り、定評のある歌唱力を披露した。

しかし後半、定番のヒットチューンである「桃色片想い」「Yeah! めっちゃホリディ」「LOVE涙色」も、このバンドによって大きくアレンジを変えて演奏された。これは、正直残念だった。会場も、ここで盛り上がろうとしていたのに、肩透かしをくらったように思う。

いくら大人になっても時がたっても、本人を代表するような曲は、アレンジを崩さずに当時のまま聴きたいものだ。それによって、聴くほうは当時の自分に戻ることができるし、そこから現在までの自分の歴史に想いを馳せることもできる

これはたぶん、ロック・ポップス系ライヴにおけるオーディエンスサイドからの、普遍のニーズであると思う。

80年代後半から90年代にかけて一世を風靡したホイットニー・ヒューストン。彼女の何回かの東京・横浜でのライヴも、代表曲のアレンジも歌唱法も変え、オリジナルを全く別ものにし尽くしたものだった。

会場を出た客たちからは、オリジナルに近いものを聴きたかったという声が、あちこちから聞こえてきた。それを思い出した。

40代になっても、アンコール前はミニスカートで「夏の扉」を歌うアイドル道を切り拓く先駆者・松田聖子さん。これがあるべき姿なのだと思う。(理由あってここ数年はライヴに行ってませんが、その前15年ぐらいはずっとそうでした)。

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コルトレーンの「マイ・フェイバリット・シングス」

ジョン・コルトレーンの名盤の1つに数えられる、「マイ・フェイバリット・シングス」を1年ぶりぐらいに聴いた。

「マイ・フェイバリット・シングス」は、今さら言うまでもなく、映画「サウンド・オブ・ミュージック」で使われた曲がオリジナル。私もこの映画は小学生のときに見て、今でも好きな映画の1つだ。

その後、高校生の頃にコルトレーンを聴き始め、コルトレーンの「マイ・フェイバリット・シングス」の存在も知った。が、実際に作品を聴いたのは、その後かなり時間が経ってからだった。

それはたぶん、ジュリー・アンドリュースが歌う映画の曲に、かなりの思い入れがあったからだと思う。オリジナル以外の「マイ・フェイバリット・シングス」を聴くのに、強い躊躇いがあったのだろう。

そんな訳で、初めてコルトレーンの「マイ・フェイバリット・シングス」を聴いたときは、かなり「満を持して」いたような気がする。その後、何度聴いたかわからない。聴く度に、どこまでも拡がっていく小宇宙に魅了される。その小宇宙は、毎回違う姿を見せる。同じ録音なのに、こんなに違う姿を見せるディスクはそう多くはない。

とくに、コルトレーンの2度めのソロが始まってからしばらくの、10分過ぎから最後のテーマが始まるまでが圧巻。演奏者4人のグルーヴが一体化し、信じられない境地に達し、まだ見ぬ世界へ連れて行かれるような感触だ。

クラシック、ジャズを聴いていると、ある特別な瞬間に演奏者の魂が音楽に乗り移っていき、それが宇宙につながっていくような奇跡を感じられることがある。だから、そんな瞬間を見逃さない(聴き逃さない)ように、こちらも心を研ぎ澄ませて対峙する準備が必要だと、つくづく思う。

ちなみに、2曲目の「EVERYTIME WE SAY GOODBYE」は、そんな緊張感を和ませる、コルトレーン独特のバラッド。この組み合わせが絶妙だ。

My_favorite_things_1

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子猫を抱いた聖子ちゃんを目撃。

今日、テニスに行こうといつもの道を車で走り出したら、前から子猫を抱いたマダムふうの女性が歩いてきた。きれいな人だなあと思っていたら、松田聖子さんだった。運転中だったので一瞬のことだったが、その姿は鮮やかな残像となった。

元自宅、その後事務所になったはずの建物は、うちから数百メートルのところだから、見かけても不思議ではない。けれど、長年この道を通ってて、初めてのことだ。

実は、聖子ちゃんの話は、書き出すと長いので控えていましたが、簡単に書くとこんな感じ。

1980年~1983年:デビュー作『SQUALL』以来、アルバムのあまりのクオリティの高さに、アルバム・アーティストとしてファンでした。この時代の若者は、クラシックファンもジャズファンも、松田聖子のアルバムだけは、みんな聴いていた。

1983年~1986年「秘密の花園」あたりでショートカットにしてからは、とうとう本人のファンになる・・・ライヴにも欠かさず行き始める。

1986年~1991年音楽雑誌の編集者として、本人に会ってインタビューしたり、アルバム解説を執筆したり(^^ スケジュールがタイトなときに、私の質問に対する答えを録音してくれたカセットテープは、かなり宝物です。

1991年~2000年:80年代に一緒にファンだった友人がみんな卒業していくなか、ずっと陰ながら見守っていた。ライヴは引き続き皆勤。

2001年~:とはいえ、ライヴのワンパターンとアルバム制作に対する不満で一歩ひいてしまい、ライヴもご無沙汰に。

17~18年ぐらい前に、世田谷のとある写真館の店頭で、見本として飾ってあった聖子ちゃんの証明書用の写真を見たことがある。普通の女性のごく日常のメイク、といった感じで写っていた写真は、どんな媒体でも見ることのできないもので、かなり感動した。今日の猫を抱いた聖子ちゃんは、まさにそんな感じの輝きを放っていました。

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マーティ・フリードマンの記事

今月号の「CDジャーナル」の特集「世界の国からコンニチワ~ラヴ・日本」は、なかなか充実した内容だった。なかでも、親日家でJ-POPファンのメガデスのギタリスト、マーティ・フリードマンのインタビューは面白かった。

マーティのJ-POP好きは、確か「タモリ倶楽部」の「空耳アワー特集」を観て、その博識ぶりに驚いたものだった。このインタビューでは、「華原朋美の<I’m Proud>にハマって日本に住みたいと思い、テレビの共演で一緒に歌って思いを遂げ、あとはあややと結婚したらアメリカに帰ってもいい」とか言ってて、あれれ、自分と趣味が似てるかもとか思いました(笑)。

私も、華原朋美の「I’m Proud」は、相当好きな曲です。朋ちゃんのクリスタルボイスが曲のアレンジとともに、「大理石の神殿から女神が降りてくるような」神々しさにまで昇華。すべてが好転していた絶頂期ならではの作品でしょう。

いっぽうあややの話も話すと長いですが、切手だのクラシックだのウルトラセブンだのに加えて、アイドルの話まで始めたら、完全にヲタクブログになりそうで(もうなってますけど(^^)・・・また今度にします。

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2006年11月4日 ジョアン・ジルベルト

GET TICKETにエントリーした11月4日のジョアン・ジルベルトのチケット、おかげさまで当選の連絡が来ました。

前回、前々回と諸事情で行けなく、ややあきらめかけていたのですが、ようやく生で聴くことができそうです。急なキャンセルとかがないことを祈りたいです。

しかしこの夏も、ほっとくとジョアン・ジルベルトのCDばっかり聴いていました。BGMとして聴きっぱなしにするもよし、真剣にスピーカーの前で対峙するもよし・・・そういう意味だと、クラシックで言えば、バッハのような存在なのかも知れません。

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ユーライア・ヒープ「JULY MORNING」

ちょうど1週間前、ユーライア・ヒープの「JULY MORNING」を久々に聴いて、「恥ずかしいほどの耽美系」とか書いた。

だが、その後毎日、この曲が頭の中をぐるぐるとまわり続けている。昨日、金曜は、ほぼ1日中だった。改めて、この曲の魔力のようなものを感じている。デヴィッド・バイロンの独白のようなヴォーカルから、後半はミック・ボックス(ギター)とケン・ヘンズレー(キーボード)の奏でるタロットカードのようなメロディライン。う~すっかりやられてしまった。

当時LPで持っていたはずの「ベストアルバム」がずっと見当たらず、持っているCDのベスト盤には、これも美しさを極めていて好きだった「RAIN」(邦題:「雨に寄せる抒情」)が収録されていない。そこでまたまたヤフオク。「RAIN」が収録されている「魔の響宴」を狙っております。

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土砂降りの雨の日、カフェでAOR、自宅でユーライア・ヒープ

今日は恒例のテニスの日だったが、あいにくの天気。でもこんな、土砂降りになったかと思うとふっと止んで晴れ間が見えたり、みたいな夏の天気はすごく好きです。日常のありふれた景色が、突然非日常な空間に変わって見える、みたいな。。亜熱帯な感じでもあり。。。

そんななか、雨上がり待ちで入ったカフェで、やたら70年~80年代のAORな洋楽がかかっていた。MICHAEL FRANKS、AIR SUPPLY、J.D.SOUTHER・・・懐かしく、今聴いても新鮮。

そして帰り道になぜか、久しぶりにURIAH HEEPの「JULY MORNING」が頭の中に浮かんできて、ずっと流れていた。そして久々にうちで聴いてみた。

これをよく聴いていたのは、中3の夏。当時はその美しいメロディラインが気にいっていたが、彼らがハードロック、メタルに位置づけられているのを知って、やや違和感を持っていた。

ところが今改めて聴いてみると、これがベタベタの耽美系(笑)。恥ずかしいほどにシンプルなコード進行や、陶酔してくださいと言わんばかりのキーボードとギター。90年代には、誰とは言わないけれど日本でも似たような系統のバンドがいっぱい出てきたなあ。

というわけで、今日は久々に懐かしの洋楽な1日でした。

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「恋のマイアヒ」が懐かしい

iTunesを整理してたら、昨年大ヒットした「恋のマイアヒ」が出てきて、久々に聴いてみた。しかし懐かしい。去年の夏が、そのまま曲の中にプリンティングされてる感じ。こんな感じで瞬間風速的にヒットした曲は、必ず○○年の夏、といったように時代とともに語られるようになる。そして、誰もがその曲を聴くと、その曲を耳にしながら過ごした季節を思い出す。。。ポピュラーミュージックの最大の効用であり、逆に言うとスタンダードとして時代を超えることの難しさもそこにあるのだろう。

ところで私の場合、高校時代に浴びるようにクラシックばかり聴き倒していたため、一部のクラシック曲にもこの現象が当てはまる。いまだに、ただただ高校時代がプリンティングされていて、懐かしさが先に立つ曲がかなりあるのは、どうしたものかなあと思ったりもします。。

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ジョアン・ジルベルト

東京の梅雨入り前のこの季節、今日はどんより曇ってでもそんな湿度はなく、夏や暑い好きの私にはもう少し暑くてもいいけど、これはこれでいい感じの気候でした。

午前にうちを出て歩くこと30分、砧公園内のフレンチ「ル・ダルジャン」のフィッシュランチを食べ、砧四丁目の「ミルフルキッチン」でお茶して、3時頃家に戻りました。

そして、こんなとき、ボッサが聴きたくなるのは、私だけではないはず。あまりにあまりの定番の「ゲッツ/ジルベルト」と、1991年発表の「ジョアン」、ジョアン・ジルベルトの2枚を堪能しました。やっぱり日本のこの季節に似合うと思うのですが、いかがでしょうか。。

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「あこがれの君に再会」オリビア・ニュートンジョン

そうそう、昨日、ミュージックエアの「あこがれの君に再会」で、オリビア・ニュートンジョンが特集されていました。私の中のオリビアの印象は、70年代のアイドル然とした清純派的雰囲気と、80年代前半の「フィジカル」に象徴される女性性と肉体美を前面に出した感じの両方。

番組は、予想どおりというか、プロモーションビデオのシステムが確立した80年代のものだけで構成されていて、70年代の映像も少しだけ期待していた私には、ちょっと残念。「I honestly love you」は最後にやったものの、映像は90年代のものだったし。

今から約30年前、70年代中頃に自宅でVHSに録画したオリビアの映像を早くデジタル化しないと、と思ったしだいでした。。

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コルトレーンのバラッド

連休中に家族で家に遊びに来るはずだった同い年の従兄弟が、腰を痛めて一人だけ来れなくなりました。来たら、一緒に聴いてコピーするはずだった、コルトレーンのCDを5枚ほどコピー。奥さんにことづけて渡したところ、「バラッド」がいちばんよかったそうです。さすが、ウルトラマンが仕事に疲れて家に帰ってきて、メシの前に聴くとっておきの1枚だなあと、改めて思いました(by 「かっこいいスキヤキ」泉昌之)

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