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2009年7月~9月の演奏会(2)

●09年9月5日 大友直人指揮 東響オペラシティシリーズ51回

久々の、というか東京中の演奏会を見渡しても2年に1度ぐらいしかない、2番交響曲やヴァイオリン協奏曲など定番曲を含まない、オールシベリウスプロ

しかし、オペラシティ初の3階2列めのC席は驚くばかり。ステージ上の反響板からの反射音がすごい。しかしステージは右半分しか見えない。初めて聴く合唱付きのフィンランディアは、なかなかに感動的だったが、こちらも初めて聴くのが当たり前だが日本初演のフィンランド語「テンペスト」に至っては、声楽ソリストが全く見えないし。オペラシティのヤバい席はほんとにヤバい。

●09年9月11日 尾高忠明指揮 東フィル サントリー定期

全く期待していなかった、どちらかと言えば嫌いな作曲家の嫌いな曲「英雄の生涯」。しかし、なんとこれが非常に良かったのだ。

厚く熱く奏でられるオーケストラの音が心を打つ。指揮者とオケの心がこちらまで到達する。これだから生の演奏会はあなどれないやめられない。尾高氏の円熟、会心だ

●09年10月13日 サー・ジェイムズ・ゴールウェイ フルート・リサイタル サントリーホール

ゴールウェイももう70歳。一昨年あたりに聴いたカール・ライスターも近い年齢。人類の至宝のような演奏家も、永遠に現役ではいられないのだから、いつもこれが最後と思っていないとならない。

しかし年齢による渋みもほんの少々加わった気もするのが、それもはたして気のせいかもしれないと思うほど、煌くきらびやかな音色は健在。正統的で野太くがっしりしたドイツ系伝統の音もいいが、艶(つや)やかなこの音色にはまた五感を揺さぶられる。

ところで、ブリッチャルディの「ヴェニスの謝肉祭」を聴いたのは、いったいいつ以来だろう!? めくるめく艶(あで)やかなこの曲を久々に聴いて、遥か自分が10代の頃の空気がたゆたってきた。。

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2009年7月~9月の演奏会(1)

●09年07月19日 ソノール・フルート・ガラ・コンサート オペラシティリサイタルホール

三村園子門下6人によるコンサート。このうち2人が友人夫妻で、結婚式でのデュエット以来で、その演奏を聴く。

しかし同じ門下でありながら、一人ひとりがなんと個性的なこと。そんななかトリでドゥメルスマンを吹いた友人の演奏は、以前録音で聴いたプロコフィエフのソナタ同様、ドイツ正統派の音色と流儀を聴かせてくれた。アマチュアでよくここまでの高みに到達できるものだ。

●09年7月24日 チョン・ミョンフン指揮 東フィル サントリー定期

ブラームスの交響曲1番、2番。11年前の7月にサンタ・チェチーリアで聴いた氏の1番の印象がいまだに残っているのだが、今日の1番は、よくわからずじまいだった。描こうとしている全体像が見えてこないままに終わってしまった

いっぽう、2番はふくよかな演奏とは思ったものの、今日は不調だったのか? と思わせる一夜だった。

●09年8月1日 東フィル こども音楽館 オペラシティ

娘が小学生だった頃は、毎年日フィルサントリーの夏休みコンサートに行っていたことが懐かしく思い出される、今日のこどもマチネ。

また、くるみの花のワルツを聴くと、A管クラを持っていなかったため半音下げてすべてB管で吹き切った高校時代の演奏会を思い出す。花のワルツのソロは、♯だらけになってものすごいフィンガリングだった^^; 

通訳はなんと久野さん。新卒で勤務した音楽系出版社の1つ先輩に、楽屋で久々にお目にかかれました

●09年8月20日 川嶋あい C.C.レモンホール

本人にとって重要な日である8月20日に、今年もこの地でコンサートを開く。2003年が最初の年というから、6年の月日が経ち17歳だった少女は23歳に成長した

そういう背景を聴くと、つい自分のことにも思いを馳せたくなる。2003年8月、自分は今と全く違う状況を過ごしていた。そこから現在までの自分の回想を、彼女の新曲や定番曲があたたかく包んでいく

打上げで本人と一言、二言をかわす。こんな小柄な彼女のどこに、ここまでのエネルギーが潜んでいるのだろうか。人間の強い意志の持つ力を、あらためて感じないわけにはいかなかった。

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