09年4月25日 ドレスデン国立歌劇場管弦楽団演奏会
ファビオ・ルイジ指揮のドレスデン。しかもメインは、前回2006年チョン・ミョンフン公演のときと同じ、ブラ4だ。
今日は雷雨に暴風、という天気予報だったが、そこまでの悪天候ではなく、ほっとする。しかし寒い。その影響か、いつもミューザに行くときにそこそこ混んでいる南武線が、ガラガラだ。
と思っていると、今日のミューザも、これまた空席が多い。たぶん、ここまでがB席だと思われるステージを囲む座席は満員なのだが、サイド後方などは、40席ほどのブロックに客が一人、なんてところもある。
昨今やたら高騰している海外オケのチケット価格からすると、今回の公演はドレスデンの格と実力からして割安だと思うのだが。しかも今日は、サントリーがオールR.シュトラウスのなか、ブラ4がメインなのに。海外ほど、ルイジの評価はまだ日本に浸透していないのだろうか。
ということで、1曲目めは、「ツァラトゥストラはかく語りき」。いきなりのトランペットの安定感とふくよかな音。8日前に東フィルではらはらしながら聴いていたものだが、今日は大船に乗っているかのようだ。
そして、久々に生で聴く、この本当にドイツそのものの音。とくにホルンとヴァイオリン。ウィーンが金色とすると、ドレスデンはまさしく、渋みの効いた銀色だ。
ブラ4の冒頭の弦は、チョン・ミョンフンのときと同じように、無から何物かが生まれ出ずるような幽玄の境地。これこれ。全身がぞくぞくとしてくる。
全体像としては、ミョンフンのブラ4が、熱い感情を縦横無尽に展開していたとすると、かなり理性的なイメージ。紳士的で、統制がとれているというか。
それにしても、ドレスデンのブラームスを聴いていると、ブラームスはそもそもこういう音で演奏されることを想定していたんだろうな、と思わせるほど、その相性は当たり前だが抜群だ。重厚で馬力と迫力が漲る美しい響きが、身体に沁み入る^^
アンコールは、ウェーバーのオベロン序曲。これまたドレスデンの自家薬籠といったところか。
あ~それにしても、こんなオケが日本にいて定期公演でもやってくれたら、幸せなんだがな~とつくづく思いました。
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