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09年2月24日 ポール・メイエ リサイタル~こんなプーランク聴いたことない!

ホールはオペラシティ、ピアノはエリック・ル・サージュ

メンデルスゾーンとマルティヌーは、若干音色が不安だった。が、クラリネットを知り尽くしたウェーバーの旋律の影響もあってか、また時間の経過からか、ここから音のヌケと鳴り、が格段によくなる。音色も。

ベルク(4つの小品)は一筆書きのように侘びて寂びて、ブラームス(ソナタ1番)はドイツの骨格を保ちながらもフレーズの描き方は独創的。

そしてプーランクのソナタが始まったとき、それまでの演奏が「前奏」だったことを知る。

自分の国の音楽を、自分の言葉で話しているかのような、圧倒的な説得力。2楽章の静謐と孤独と死のモノローグ・・・ 3楽章の縦横無尽なキレとオリジナリティ! 

CD録音では絶対にありえないこんなプーランクは初めてで唯一無二。ライヴならではの一期一会に立ち会う感動に、身体が震え切る

そして、ドビュッシーあたりをイメージしたアンコールは見事に裏をかかれ?なんとシューマンの「幻想小曲集」から! プーランクの尖鋭とはうってかわった和みにたゆたっているうちに、幸せな時間も終了に至った。

また1つ、自分の中に伝説が積まれた一夜だった。 

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