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タワーとアマゾンでCDを5枚購入

昨日08年4月26日、東響オペラシティ定期に行く前、新宿タワーで2枚、今日アマゾンで3枚、CDを購入した。

<タワー>

Mendshost_100●ヒラリー・ハーン/パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番、シュポア:ヴァイオリン協奏曲 第8番

●ヒラリー・ハーン/メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲、ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番

ボックスセット等の企画ものを除くと、ヒラリー・ハーンのCDは、ソニーから5枚、グラモフォンから5枚、計10枚がリリースされている。

今回購入したこの2枚でそのうち9枚を入手。残るは、ベートーヴェンのみとなった。

昨日今日とメンデルスゾーンを聴いているが、バッハやシベリウスの3楽章などでの太く弾き込む音色は聴かれないものの、正確で清々しく豊かな表現はハーンらしくて嬉しくなってくる。

<アマゾン>

Photo●田部京子(ピアノ):吉松隆(作曲) プレイアデス舞曲集

田部さん、吉松氏ともに、好きな日本人ピアニスト、作曲家だ。

お2人の接点があるCDについては、吉松氏が解説を書いている田部さんのCHANDOSデビュー盤「シベリウス ピアノ作品集」が自分の愛聴盤。だが、その先になかなか踏み込んでおらず、今回このCDを聴くのが非常に楽しみである。

Photo_2●Frank Sinatra:Strangers in the Night 

実は恥ずかしながら、シナトラは自分の空白地帯である。もちろんあまりにメジャーな曲の数々は知っているが、アルバムは1枚も持っていない。だから今回の購買プロセスも、実にライトユーザー的です(笑)。

初回放映1988年第3クール、バブル期の徒花トレンディドラマの金字塔『抱きしめたい!』の最終回前第11話ラスト。深刻なケンカ別れをした麻子と夏子が、それぞれ夜のウォーターフロントまわりを彷徨う全編中かなりのクライマックスシーンで、この「Strangers in the Night」がかかる

これがずっと気になっていながら、何の曲だかわからないまま20年が過ぎていた。

そんななか、今年佐藤浩市が出ているANAのCMにこの曲が使われ、ようやく何だかわかったしだい。(セブンのリパッティのシューマンの7年に比べて3倍の期間だ^^;)

●宇多田ヒカル:HEART STATION 

一家に1枚、宇多田ヒカルのフルアルバム^^

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08年4月26日 東響 オペラシティ 定期公演~際立つシューマン4番の凄み

指揮:シャン・ジャン  ヴァイオリン:イダ・ヘンデル

ベートーヴェン:序曲「レオノーレ」第3番

シューマン:交響曲第4番

ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲

ところで、オーケストラの聴き方の王道・本流は、「この指揮者がこの曲を、どう解釈してどう演奏するのかを聴くところ」と言われている。

そこからすると、自分の演奏会のチョイスの仕方は、「とにかくこの曲が聴きたい」というモチベーションから発しているケースも多い。確かに邪道・傍流・亜流なのかもしれない。

なぜかと考えると、かつてのカール・ベーム、レナード・バーンスタイン、カルロス・クライバーほどに心酔できる指揮者が、今の自分にはいない。今、演奏会があればどんな曲目でも聴いてみたいと思わせる指揮者は、ドゥダメルぐらいかも知れない。まだ生では一度も聴いたことがないから、曲目は二の次なのだ。日本人では、井上道義、小泉和裕、海外ではチョン・ミョンフン、ゲルギエフ、シャイーあたりは好きなのだが、どんな曲でも、とまではいかない。

この、曲モチベーションのチョイスは、当たり外れが伴う。せっかく自分の好きな曲なのに、解釈がイマイチでがっかりすることもある。(だからそうなりそうな指揮者の場合は、もちろん買わない)。

しかしいっぽうで、思いもかけずいい指揮者を発見できることがある

今日がそうだった。レオノーレ3番と、シューマンの4番を聴きたくて買ったチケットだったが、今日のシャン・ジャン。これが、秀逸な演奏をやってのけてくれた

シャン・ジャンは、中国人の女性指揮者。日本で著名な宝塚的要素を持つ女性指揮者と違って、髪は短かいし、ごくごく普通の容貌。指揮をしている後ろ姿は、男子中学生のようである。

ところがそんな彼女から繰り出される演奏は、レオノーレにしてもシューマンにしても、音が充溢していて、美しく漲った音が迸っている

煌く弦、横一本に芯となる金管、ふくよかで美しい音色の木管!

ここのところ東響には感心することが多く、一般の評価もいちだんと高まっている。今月の『レコード芸術』誌の特集では日本のオーケストラで1位になっているが、それにしても今日は際立っていたように思う。

今日の席は、1階19列。先週始まった東フィル定期も19列で聴いたのだが、あの日は木管金管が埋もれていたし、弦もこんなクリアには聴こえてこなかった。(もっとも東フィルは、いいときと悪いときの差が大き過ぎるのだが)。東響の標準的な力と、それをさらに引き出したシャン・ジャンの力なのだろう。

シューマンの4番は、なんだか不思議な曲である。ドイツ・オーストリアの交響曲の系譜のなかでも、特異な光彩を放っている

このような作品は、晩年に生まれたと言われれば納得もできるが、実際には1番の作曲後、最も創作活動が充実していたときの作品なのだ。

だからこそ、小説で言えば「主人公が勝手に動き出した」ような境地のなかで、作曲家の天才と狂気が、彼方の世界へ一人歩きしていったのかも知れない。

今日の演奏は、そんな異常さがあざやかな藍の色をもって描かれていた感じがした。4楽章まで進んだときに、その凄みに鳥肌が立ってきた

改めて、指揮者に注目した「王道」の方法で演奏会を選んでいたら、今日の演奏会は買うには至らずこのような僥倖に恵まれることはなかったことを思うと、曲オリエンテッドな選び方も悪くはないと思いました^^

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「世界最低の国、日本」

友人のmixiからのリンクで知りました。長野の聖火リレーの、現場のレポートです

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=787996903&owner_id=2071143

「そこには言論の自由はなかった。 歩行の自由すらなかった。 中国人を除いて。」

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久々の二重夢金縛り

昨夜久々に、二重夢で金縛りにあった

金縛り自体は、かなり多くの経験があるが、普通の金縛りに加えてさらに異常な状態になったことも数度ある

中野に住んでいたときは、金縛りが解けた瞬間に、自分の身体を覆っていた「液体空気」のようなものがびゅびゅっと圧縮して、ガラス窓を突き抜けて外に逃げていくのを目撃した。

今の家では、娘が相当怖がっていた「魔界」をテーマにしたライトノベルス系の小説を読んで、「オレの歳だと怖いうちに入らんよ」と笑い飛ばして枕元に抛って寝たら、眠った瞬間に、やはり「液体空気」が足元からじわじわと波打って身体全体に乗っかってきた。本当に身体も波打っていた。

親元に住んでいたときには、ピアノ版「クープランの墓」を聴きながら寝たら、金縛り状態で幽体離脱を起こし、自分が天上まで浮いて、部屋のドアの近くまで強制的に移動させられた。

そして、この二重夢金縛り。これは、夢の中でさらに眠りにつき、夢の中の睡眠中に金縛りになるというもの。

これのやっかいなのは、通常なら金縛りが解けた瞬間に、完全に現実に戻ってほっとするのに、金縛りが解けてもまだ眠っていて不安定な状態が続くので、ここから永遠に抜け出せないのではないかという恐怖に陥る点だ。

金縛りにならない最大のポイントは横向きで寝ること、というのはわかっているのだが。でも、ついつい喉元過ぎるとなんとやらで、上向きで寝てしまうんですよねこれが。。

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08年5月31日、6月15日の日フィル公演を購入

一昨日と今日、いずれも日フィル演奏会のチケットを購入した。

【5月31日】

この日の演奏会は、東京定期600回公演にあたる。ジェルメッティ指揮、ブラームスのドイツ・レクイエムだ。

ドイツ・レクイエムは、昨年、チョン・ミョンフン&東フィルの定期で聴く予定だったが、プログラムがフォーレに変更

聴き損ねてがっかりしたので、(ところがこのフォーレ、これが奇跡のような演奏だった)、今回、楽しみが拡がる。

日フィルの実力には賛否両論あるが、熱いオケであることだけは間違いなく、このような記念演奏会では白熱した展開が期待できる。

【6月15日】

この日は、名曲コンサートなのだが、シズオ・Z・クワハラに興味があるので、彼の指揮でフェイバリットな1919年版組曲「火の鳥」を聴けるのが楽しみだ。

また以前から、サントリーで最も音がいい(はず)という仮説を立てていた、LCブロック初体験^^ めずらしくS席です。 

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08年4月26日東響演奏会を購入、6月新国立の土日「椿姫」は売切れ

改めて在京オケのパンフレットを見ていたら、先日「久々に聴きたいオケ曲ベスト10(08.4.19)」で第1位にした、ベートーヴェン:序曲「レオノーレ」3番の演奏会を発見、購入

今週26日土曜、東響オペラシティシリーズ第43回だ。シャン・ジャン指揮で、カップリングは3月に風邪で聴き逃したシューマンの4番^^

でも今HPを見たら、曲目変更により、ブラームスのヴァイオリン協奏曲がベートーヴェンになっていた。かなり残念。。

また、久々に観たオペラ「2008年4月20日 歌劇『魔弾の射手』 新国立劇場」で改めて新演出オペラの進化ぶりも堪能できたので、同じく新国立の6月『椿姫』の問い合わせもしたが、こちらは土日分すでに売り切れ。。

今回は断念し、また2008~2009年シーズンから検討することにしました。指輪も始まるし^^

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08年4月20日 歌劇『魔弾の射手』 新国立劇場

C.M.v.Weber:DER FREISCHÜTZ/全3幕

【芸術監督】若杉 弘
【指 揮】ダン・エッティンガー
【演 出】マティアス・フォン・シュテークマン
【美 術】堀尾 幸男
【衣 裳】ひびの こづえ
【照 明】沢田 祐二
【舞台監督】村田 健輔

【オットカール侯爵】大島 幾雄
【クーノー】平野 忠彦
【アガーテ】エディット・ハッラー
【エンヒェン】ユリア・バウアー
【カスパール】ビャーニ・トール・クリスティンソン
【マックス】アルフォンス・エーベルツ
【隠者】妻屋 秀和
【キリアン】山下 浩司
【花嫁に付き添う四人の乙女】鈴木 愛美、田島 千愛、高橋 絵理、中村 真紀
【ザミエル】池田 直樹

【合唱指揮】三澤 洋史
【合 唱】新国立劇場合唱団
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団

●久々のオペラ

ここのところ、オーケストラばかり行っているなか、久々のオペラ。光藍社主催の「なんちゃって」カルメンで笑ってきたのが前回なので、本格的なオペラはいつ以来だろうというほど、久しぶり。

演目は、『魔弾の射手』。10代の頃に、農民2を暗譜で歌ったことがあり、細部の細部まで熟知している最も馴染み深いオペラだ。

生はたぶん、3回目か4回目。確かベルリン国立歌劇場とドレスデン国立歌劇場を聴いた記憶がある。

●第1幕

冒頭、いきなり序曲の前に隠者とアガーテのシーンが入る。CDでも生でもこれは初めて観るシーンだ。一瞬、違う会場に入ってしまったかと思ったり^^;

そして始まる序曲。オケの定期公演でもお馴染の、エッティンガー&東フィル。ここのところオケの演奏会ばかり聴いているので、ラフでデッドな音が逆に新鮮だ。これがドイツの深い森の感じを出すから不思議だ^^

幕があくと、数十人の農民たちはくすんだ緑と茶色の「アースカラー」をベースに彩り豊かで、この色彩感覚に魅了される

この「色」と、さらに「光」は、全編にわたって見事なもので、ストーリーと音楽をバックアップするのに充分過ぎるほどに貢献していた。

音楽は、キレとスピード感にあふれる。この曲の名盤である、クライバー盤とクーベリック盤で言えば、クライバー盤の感じだ。第1幕第2場まで、圧倒的な展開で一気にたたみかける

そして個人的に期待の大きい、第6場のカスパールのアリア、Triumph!からの2オクターヴの下降と上昇。下降し切ったところで一息入れたのは少し残念だったが、なかなか圧巻ではあった。

●第2幕~

第2幕から登場する、エンヒェンとアガーテ。アガーテは、可憐で無垢な花嫁なのだが、エディット・ハーラーさん、かなり堂々としていて、エンヒェンのほうがアガーテっぽかったりする。

でも、歌い始めると、これが憂いに富んで素晴らしい。第2幕第2場の「シェーナ&アリア」もよかったが、第3幕の「カヴァティーナ」は、絶品だった。

そして、「狼谷」は演出がすごい。冒頭の、Uhui!Uhui!の声は、録音にエコーをかけたような音で、会場をいきなり別世界に誘う。

本来、「狼谷」のラストで姿を現すザミエルが、早々に声だけでなく本人も登場する。ここから先は、様々な不気味なモノが登場し、劇効果が素晴らしい。カウントダウン(カウントアップ)あたりからは、まさに総合芸術だ。

●フィナーレ、そして。。

フィナーレももちろん申し分ないのだが、改めて冷静にストーリーを考えると、きわめて予定調和な世界であるなあとは思います^^;

またここの場面は、どうしてもドタバタの極みだった10代で自分たちでやった魔弾の一部始終を思い出してしまうので、苦笑いをしながらの観覧となってしまう。

しかし、久々のオペラは十二分に満足のいくものだった。オペラもどんどん現代的な新しい演出がほどこされ、進化していることを改めて感じた。

もともとオケと同じぐらいオペラにも軸足を置きたかったので、今日はそのいいきっかけになるかも知れません^^

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久々に聴きたいオケ曲ベスト10(08.4.19)

ここ数年こそ、年間で20~30回のオーケストラの演奏会に行っているが、このペースで通うのは実は久しぶりで、高校・大学以来なのだ。

社会人になってしばらくは、音楽事典編集の追い込みで、毎晩終電までの勤務だった。その後少しして、FM音楽雑誌に異動。J-POP(当時は「邦楽」と呼んでいたが)とジャズの担当になって、1980年代後半から1990年代の前半まではその関連ライヴに行くのも仕事になり、クラシックの演奏会からかなり遠ざかる。

その後、1990年代の中後半は、勤務先の東京本部が多摩に移転。夏休みの子供のための音楽会と第九の年2回、という「ていたらく」な年すらあった

2000年あたりから都心勤務に戻り、年10回程度行くようになる。そして2005年から年20~30回に復活したのだ。

そんな訳で、聴きたいのに高校・大学以来20年以上生で聴けていない曲が、けっこうある。それを今回、ランキングにしてみました^^;

ここに挙がる条件としては、

(1)小曲だったり、非常に好きの一歩手前の曲だったりで、その曲だけのためにはなかなかチケットを買うに至らない。

(2)好きなのに滅多にやらない曲ではない、そこそこメジャーな曲(だからこそ1970~80年代に一度は聴いたことがある)

では。。

10位:ストラヴィンスキー バレエ音楽「ぺトルーシュカ」

→以前はよく生で聴いていた気がする。「火の鳥」と「春の祭典」は、指名買いするが、「ペトルーシュカ」は微妙なライン。。08年6月7日ミッコ・フランク&東響でやるのだが。。

9位:ショスタコーヴィチ 交響曲第9番

→これは、メイン曲にはなりにくいからカップリングで微妙。。そんなに演奏されないし。08年11月29日に新日であり、新日は定期会員になろうか検討中なので、チャンスあり?

8位:ビゼー 交響曲第1番

→CDでですらずいぶん聴いていないが、聴いたらかなり懐かしいかなと。

7位:モーツァルト ピアノ協奏曲第20番

→これも10代の頃によく聴いて以来、CDですらほとんど聴いてないから、懐かしいだろうと。

6位:チャイコフスキー 序曲「1812年」

→これも同じ趣旨だなあ。。懐かしさ満載。

5位:R.コルサコフ 「シェエラザード」

→これもかつてよく聴いた。。この歳で聴いたら、はたして深い感銘があるか、皮相的に聴こえるか試してみたいのだが、なかなかタイミングが合わず。

4位:ベートーヴェン 交響曲第8番

→これはCDでもよく聴いています。聴けば聴くほど味が出てくる。3月30日のデプリースト&都響を買おうとしたのだが、1ヶ月前ですでに売り切れで聴き逃した。11月21日読響定期で聴こうかと。

3位:シューベルト 交響曲第9番「グレイト」

→若い頃は退屈な気もしたが、逆に今こそ味わいを感じて楽しめる曲だ。とはいえ、この曲だけのためにチケットを買うかは、微妙なライン。定期に入っていてほしい感じ。

2位:レスピーギ 交響詩「ローマの松」

→しばらく忘れていた曲だが、昨年ふと耳にしてからすごく聴きたくなっている。1978年3月18日に、東京文化会館チェリビダッケ&読響で聴いた演奏も脳裏に蘇ってきた。久々にCDで聴いたら、細部の細部までよく覚えていること。実は、今日4月19日東響でやっていて、それだけのために行きたかったのだが、前後木曜、日曜と演奏会なので、見送ってしまった。。

1位:ベートーヴェン 序曲「レオノーレ」第3番

→そして1位はこの曲です。非常に好きで非常に聴きたい。でも小曲なだけに、カップリングも良くないと買うのが微妙なところで、なかなかタイミングが。。

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08年4月17日 東フィルオペラシティ 定期公演

指揮:オンドレイ・レナルト  ピアノ:河村尚子

スメタナ:「売られた花嫁」序曲

ショパン:ピアノ協奏曲第1番

ドヴォルザーク:交響曲第8番

東フィルの定期会員になって、これで4期め。05、06年サントリー、07年はサントリーとオーチャード、そして今期08年はオペラシティ会員となった。

今期オペラシティを選んだ理由は、「2008東フィル定期の継続申込み」で書いた。

本来金曜のサントリーは曜日も場所もベストなのでこれにしたいのだが、今期の演奏者・曲目が、あまりにオペラシティとオーチャードに見劣りがしたのだ。

【今シーズンの座席】

さて、その初日。いつものことながら、定期公演初日は非常に待ち遠しい。単発で買う演奏会に比べて、シーズンを通して同一となる「座席」への期待が、数倍になる感覚なのだ。

今回選んだのは、ステージへの距離が遠過ぎず、いっぽうステージの高さより低過ぎず、というところから、十分な下見をしたうえで1階の中央からやや後方を選択した。

この選択は、なかなかに正解だった。しかしいっぽう、やはり木管がすっかり弦に隠れ、音が伝わって来ない。金管も同様だ。

とはいえ、これ以上後方だと音が遠くなるし、ステージに直角となる2階3階のサイド席は避けたので、これはいたしかたないことだ。

【ひどかった客のマナー】

それにしても、今回はマナーの悪い客が多かった

まず、ショパンとドヴォルザークで、開始早々に大きな足音を立て、1階最前列から最後尾のドアまで歩いて退場した意味不明の人間がいた。一体何のつもりか。精神的に不安定な方なら仕方がないが、それにしても残り全員への迷惑は看過できることではない。

また、周囲に何の配慮もなく、アメの袋のようなものを大きな音を立てて開いていたお年寄り女性。ひょっとしたら、急に具合が悪くなって常備薬を呑もうとしていたのかも知れない。でもたとえそうだとしても、持病をお持ちなら、すぐに音を立てずに呑めるような配慮をすべきではないか。

さらに、イビキや、大きな音でハナをすする音も聞こえてきた

そんな迷惑なヒトタチに言いたい。 東京ドームあたりで音楽を聴いてはいかがですか?

【ドボ8】

指揮のオンドレイ・レナルトは、スロバキアの出身。「ドヴォルザークの8番と私は絶対的に誠実な関係で結ばれている」(パンフレット)と聞けば、否が応でも期待が増す。

演奏は、これまで聴いたことのないような解釈だった。ドヴォルザークと同国人が描いた今日のドボ8を聴くと、数多ある他の演奏は、コスモポリタナイズされてしまったものなのかと思うほどだ。

各楽器間のバランス、テンポの揺れ、強弱のバランスが独特で、聴き馴染んだドボ8とは異なる側面が次々と現れる。あたかも、生まれたての姿はこうだったのだ、と言わんばかりだ。

個人的には、4楽章は疾風怒涛な感じが好きなのだが、この非常に遅いテンポもまた格別の味わいがある。

残念だったのは、金管が明らかに2軍だったのか、安定感に欠け常に不安な気持ちにさせられたことだ。

【ショパン】

改めて思うのが、序曲(的なもの)・協奏曲・交響曲というオーソドックスなプログラミングをした場合に、協奏曲のレパートリーは圧倒的に少ないということだ

だから、個人的には何度聴いても何の感動もないショパンの1番を、他のどの曲よりも多く聴かざるをえなくなってしまう

今日はさらに、マナーの悪い客のせいですっかりテンションがダウンしていたため、ほとほと退屈し、いつのまにか翌日の仕事の段取りを考えてしまっている始末

今月に限っては、サントリーでシューマンを聴きたかった

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