« 新国立の「くるみ」は断念。。 | トップページ | 2007年12月29日 年納めの第九 »

ゲルギエフのバレエ「くるみ割り人形」

Photo_4前回の記事「新国立の「くるみ」は断念。。」で書いたように、この3連休は生の「くるみ割り人形」を見に行く代わりに、07年12月に発売された、新着のDVDで「くるみ」を堪能した

音楽監督、指揮:ワレリー・ゲルギエフ

マリインスキー・バレエ団 

マリインスキー劇場(キーロフ歌劇場)管弦楽団

しつこいですが、ふだんオケざんまいしている自分は、バレエは非常に疎い。「くるみ」も、音楽は組曲以外の部分もかなり好きなのだが、バレエを全曲見たことはもしかしてないかも知れない。なんと初くるみ!?

通して見てまず思ったのが、所要時間が1時間20分、こんなに短かったのかと。1時間20分というと、オペラにはないぐらいの短さだし、マーラー、ブルックナーだったら交響曲でも到達する時間だ。

その1時間20分も、あっという間だった。全編にわたる緊張感とエンタテイメント性に優れていて、華やかさに圧倒される。

改めて、バレエには歌も台詞もないことを認識する。ある意味、オペラよりも純粋音楽であるオーケストラに近いかも知れない。

オーケストラ側の立場からすると、純粋音楽の表題的な意味を分かりやすくするために、踊りによる状況描写が付与されている、とでも無理に言えるだろうか(実際は全く逆なのだが)。

とくに、「花のワルツ」「パ・ド・ドゥ」からフィナーレに至るところは、これまでもCDで聴いてて非常に好きな部分だった。それを豪華絢爛な美男美女の舞いによって、くるみのストーリーにおける位置付けとともに堪能できたのは、感動だった。

しかし、ゲルギエフのくるみ、前半でマーシャはいじめられているし、最後にはマーシャと王子は砂糖菓子にされてしまうし、こんなストーリーだったかなと思った。

解説を読むと、これは2001年初演、ミハイル・シェミャーキン改訂の版であり、「ソ連時代の独裁者の恐怖政治への強烈な非難」を主眼としているのだそうだ。

元来の「くるみ」とは、イメージをがらりと変えた斬新なものだとか。でも、日本の楽しむだけのためのクリスマスには、ハッピーな「くるみ」のほうがフィットしているかなと^^

|

« 新国立の「くるみ」は断念。。 | トップページ | 2007年12月29日 年納めの第九 »

「音楽」カテゴリの記事

コメント

そ、そんなくるみ割りはいやだぁーっ!
…あやうく買っちまうところだったざんす(笑)
助かりました。

投稿: ジ・O | 2007年12月25日 (火) 11時20分

やっぱり、そうだよね。

ソ連なくるみは、ちょっとつらい~><

投稿: paienne | 2007年12月25日 (火) 21時36分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/96638/9554753

この記事へのトラックバック一覧です: ゲルギエフのバレエ「くるみ割り人形」:

« 新国立の「くるみ」は断念。。 | トップページ | 2007年12月29日 年納めの第九 »