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「HOMEWARD BOUND」&「AMERICA」 - simon&garfunkel

先週末に飲んだ友人が、simon&garfunkelの「HOMEWARD BOUND」を引用し、望郷の想いを語った

「HOMEWARD BOUND」。。。同じくsimon&garfunkelの「AMERICA」と対で、非常に好きな曲だ

居場所を探しに、アイデンティティを見つけに、放浪の旅に出る二人を描いた「AMERICA」。

いっぽう、自分の居場所があるにもかかわらず、生活のためになかなかそこへ帰ることができない人間の望郷の想いを歌ったのが、「HOMEWARD BOUND」だ。どちらも、素晴らしい曲だ。

友人は、50代になったら、故郷である西日本の県に帰りたいと思っていた。しかし、結婚相手は東京近郊の人間で、子どもは生まれ育ちが東京。家族で実家へ帰るのは無理なのはわかっていた。

いっぽう、この夏に一人で帰省した折に親から、「家族全員で帰って来てここで生活しないなら、それは家を継ぐとは言えない」と言い渡されたのだそうだ。

彼は年々、望郷の想いが強くなってきているとのことだ。大学時代から過ごしている東京は、ますます自分の居場所ではないと感じている。故郷にも東京にも囚われている感覚がある。そんな彼は、自由な僕がうらやましいと言う。

彼がうらやむ僕は、東京で生まれ東京で育った。親の会社の社宅をいくつか移り住み、その後親が購入した近郊県のマンションに引越し、その後独立した。この間ずっと、東京の一貫校的な学校に通っていたため、自分のアイデンティティになるようなエリアはどこにもない

確かに自由だ。でも古典が「不自由だが安定」で、ロマンが「自由だが孤独」であるように、帰るべき場所がないというのは、さびしいものだ

そんな話のなか、彼と僕が共通の知り合いだったご夫婦(その後、離婚した)の奥さんが、今年亡くなったことを初めて知った。同世代の40代での死は、なんとも言えない気分をもたらす。

望郷の想いと裏腹に家に帰れない「HOMEWARD BOUND」。見つけられないアイデンティティを求めてさまよう「AMERICA」。でもどちらも「生きているだけで素晴らしい」。

そんな境地に早く達したいものだと思う。

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