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「スミ商会」07年10月20日閉店(4)

祖師ヶ谷大蔵のレコード店「スミ商会」07年10月20日閉店」 「「スミ商会」の閉店割引セール(1)」 「「スミ商会」の閉店割引セール(2)」 とこのテーマで3回にわたって書いたきたが、先週10月20日、5週間の割引きセールを経て、「スミ商会」が閉店した。

010もちろんそれまでもときどきお店に顔を出していたが、この5週間は、それまでにないペースでお店をのぞきに行った

それは他の人たちも同じだったようで、この5週間、いつになく店はにぎわっていた淡々と最後の仕事をこなすご夫婦の姿が印象的だった

自分は、3割引き週に3枚、4割引き週に8枚のCDを購入したことは前回書いたが、結局それ以降はシングルを1枚買ったのみだった

というのも、2割引きから始まって6割引きで終わるこのセール、3割引きから4割引きに移行するあたりに、狙いどころのCDが一気に売れたしまったのだ

なぜこのあたりに集中したのかの真相は、もちろん不明だ。が、実は自分もこのあたりに買っているのだから、つまりは「定価では買わないCD」の値頃感がそのあたりだった、ということなのだろう。

LPでは持っているがCDで買い直すのは躊躇していたものアルバムを全部揃えるほどファンではないがいくつか気になるヒット曲があるJ-POPアーティスト新譜のタイミングで買い損なって時間が経ってしまったものいつかは買いたいものだがそのタイミングがなかなかないもの。。。

そんな「定価では買わないCD」は、3~4割引きがぴったりだったのだ。

とくに、クラシックの売れ方は興味深かった。4割引き週に、一気にはけていった。先ほどの区分けでいくと「いつかは買いたいものだが~」のパターンなのだろう。そのあとは、ジャズが一気に減った。

そして最終日まで残っていたのは、旬を過ぎたJ-POPものが中心だった。音楽の時代性と普遍性が、くっきりと消費動向に現われたかたちだった。きちんと分析すれば、かなり貴重なマーケティング資料になるだろう。

しかし、商品のない店内はさびしいものだ。ご夫妻に、お疲れ様で小さい花束をプレゼントし、店を後にした。

一つの時代には当然のように存在したものが、無くなっていく。それもまた時の流れの必然なのだろう。

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東フィルサントリーのアフター ・・・ バレエとオーケストラの異文化交流?

昨日19日は東フィル定期に行ってきた(「2007年10月19日 東フィルサントリー 定期公演 プレトニョフ疾風怒濤の4番!」)のだが、今回はいつものメンバーに加え、初参加の知人が同行した。

【コアなバレエファン、初めて単体のオーケストラを聴く】

彼女は、相当コアなバレエファン。海外、国内と、相当な数を聴いている。それはつまり、オーケストラはいつもオーケストラピットに入っている状態で聴いているということだ。

いっぽう、オーケストラ自体の演奏会は今回が初めてなのだそうだ。バレエをよくやる東京文化会館には数え切れないほど行っているが、サントリーホールも初めてだとか。

サントリー2階席から全体を眺める。ワインヤード型のホールも、すべて表に出ているオーケストラも初体験で新鮮なようで、こちらは逆にその新鮮な感じが新鮮だ。

演奏は、かなり満足だったようだ。なにしろ、チャイコフスキーとプロコフィエフは、バレエで言えば、王道中の王道の作曲家。「ロメオとジュリエット」や「くるみ割り人形」は、やはり原点なのだとか。

その2人の作曲家の純粋なオーケストラ作品は、バレエ作品にも通じるところがあって、思わずにやりとしたり、バレエでは抑え気味の印象があったチャイコフスキーの爆発ぶりには驚いたりしたそうだ(もっとも今回はプレトニョフとくに爆発してましたが^^;)。

【改めて気付く。「交響曲」「協奏曲」に対して「管弦楽曲」は「その他全部」の区分】

自分は、オーケストラはこれまでたぶん数百回単位で聴いているが、バレエは数回程度しか観ていない。ただの、どシロウト。

今回彼女と話していて改めて気付くのは、我々オーケストラ側の「管弦楽曲」という慣れ切った区分は、同じ土俵の区分である「交響曲」や「協奏曲」に対し、実は雑駁(ざっぱく)な「その他全部」の区分だということだ。

例えば、劇付随音楽「夏の夜の夢」、劇音楽「ペール・ギュント」などは、「今は文化としてなくなっている”劇”のために作られた付随音楽」である。が、我々は、まずオーケストラ用「組曲」から知る。そして当然、劇はもうないので、これに触れることは一生なく、ふだんは存在すら意識しない。

いっぽうバレエは現在も盛んなので、劇音楽とは少し違う。しかし、「くるみ割り人形」あたりのメジャーなものでも、オーケストラ側からすると、まずオーケストラ用「組曲」で知る。また、例えば「火の鳥」も「ダフニスとクロエ」も同様で、「管弦楽曲」「組曲」として知る

もちろんこれらは、もともと「バレエ」のための音楽だ。しかし「管弦楽曲」として聴いている限りは、「バレエ全体のある部分について、音楽だけ抜粋しているもの」としては、明確に意識しない

彼女からして見ると、バレエのことをほとんど知らないはずの僕が、「火の鳥」「ダフニス」と関連の深いディアギレフやニジンスキーやロシア・バレエ団などの名前をよく知っているのは、なんとも不思議だったりするのだった。

また彼女は、CDショップにバレエ音楽を買いに行くと、いつも困っていたそうだ。なるほど、「バレエ音楽」という区分をしているショップは、なかなかないだろう。今回、「管弦楽曲」というオーケストラ側の区分を知って、初めて謎が解けたのだそうだ^^

【そして「くるみ割り人形」。。】

話しは、「くるみ割り人形」に発展する。彼女は「くるみ」と呼んでいた。バレエ側のこういう略し方も新鮮^^

バレエ嬢「え? 「くるみ」にオーケストラ用「組曲」があるんですか?」

全曲を知り尽くしている人間が、それを知らないことが、こちらには驚きだ。

私「オケではすごく有名な組曲ですよ^^」

バ「どの曲が入ってるんですか?」

私「え~と。あし笛の躍りとか、トレパックとか。。最後が花のワルツ」

バ「それじゃ雪のシーンが○○じゃないですか!」(不明)

私「そうなんだ? 全曲盤を知らなかったときは、バレエも花のワルツで終わるのかと思ってました」

バ「え~それだと○○が○○です!!」(これも不明)

私「「パ・ド・ドゥ」っていい曲だよね」

バ「それは、単独の曲名じゃなくて、全編のクライマックスで主人公の男女が踊るシーンを指すんです」

私「オペラの”アリア”が曲名じゃないのと同じだ?」

バ「まあ、そうですね」

と、まさに異文化交流。というか、たんに自分の無知をさらけ出しているだけかも??^^;

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2007年10月19日 東フィルサントリー 定期公演 プレトニョフ疾風怒濤の4番!

サントリー改装後2回目となる、東フィルのサントリー定期に行ってきた。

ミハイル・プレトニョフ指揮、アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ)

・プロコフィエフ ピアノ協奏曲第2番

・チャイコフスキー:交響曲第4番

プレトニョフには、以前にも驚かされた。2005年9月16日のベートーヴェンの運命。それは、これまで聴いた運命のなかで最も個性的で、演奏の切り口による表現の可能性を教えさせられるものだった。

そして今日もやってくれた。チャイコフスキーの4番に、みごとに新しい息吹を与えていた

実は最近4番は、聴くたびに退屈していた。10代の頃は比較的好きな曲であったが、最近は大仰で持ってまわったところが、どうにもダメだった

しかし、今日の演奏はまったく斬新なものだった。1楽章、弦の第1主題からして耳に馴染んだものとは異なる節回しで、一瞬あっけにとられる

また、クラリネットから始まる第2主題は、通常まったりと楽器間で下降音階がつながれていくのだが、ここをすさまじい勢いで駆け抜けた

弦をうたわせるところは、これでもかとばかりだ。第1、第2ヴァイオリンのトップがこれに最大限呼応し、全身を使っての決死のボーイング。スピードにドライヴがかかるところも並大抵ではない。東フィルの弦、よくついていったと感心。

疾風怒濤の4番。自分のなかでは死にかけていたこの曲が、再びよみがえった

プロコフィエフの2番も、なかなかよかった。今回2回目のRB席が、ちょうどフタを開けたグランドピアノを上方から見下ろす位置になることもあるのかもしれないが、まずピアノの音色が素晴らしい。

そして、大きな造形のなかに繊細な表現が見え隠れするメルニコフ、日曜の皇帝(「2007年10月14日 東フィルオーチャード定期公演」)よりもはるかに引き込まれた演奏だった。

改装後のサントリー、前回9月は、RB席なのに思ったほど音が来ないのが心配だったが、今日はほとんどそんなことも感じなかった

1つだけ勘弁してほしいのが、2階男子トイレが半分の大きさになってしまったこと。流れが一気に悪くなっていつも行列状態。かといって女子も以前と同様に並んでいる。何か改良されたところはあるのだろうか。

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2007年10月14日 東フィルオーチャード定期公演

今日は、2回欠席していた、東フィルオーチャード定期に行ってきた。

ミハイル・プレトニョフ指揮、アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ)

・チャイコフスキー:バレエ音楽「眠りの森の美女」より

・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」

・カバレフスキー:歌劇「コラ・ブルニョン」序曲より

・ショスタコーヴィチ:バレエ組曲「ボルト」より

・シチェドリン:管弦楽のための協奏曲「お茶目なチャストゥシカ」

ところで、寿司ネタではウニが苦手だ。野菜ではトマトが全くダメである。30代の頃までは、ときどき人にこんなことを言われた。

「それは本当に美味しいウニ(トマト)を食べたことがないからですよ」

それは、ウニの場合は、半分真実だった。高級なウニは、ある程度美味しいと思えるようになった。いっぽう、トマトは未だにダメなままだ。ピザやパスタに溶けてのっている分にはいいが、生は全く受け付けない

何の話しかと言うと、ベートーヴェンのピアノ協奏曲「皇帝」である。昔から、この曲には、ほとほと退屈させられる。もちろん個人的な趣味の問題なのだが、なんとも言えない、まったりとしたゆるい華麗な感じが、ダメなのだ。

ベートーヴェンの作品、もちろん交響曲にもピアノソナタにも通底している剛性感と論理性・緻密性をベースとした上での迫力とロマンが、皇帝を初めとするピアノ協奏曲には感じられない。不思議だ。

そんななか今日は、その個性では右に出るものがないロシアのプレトニョフの指揮、その一回り下の世代のロシアのピアニストのメルニコフ、という組み合わせに期待する。

出だしのピアノの高音域、思い入れたっぷりにうたわれるとうんざりするこのフレーズを、簡潔にさっぱりとスピーディーに通り抜ける。お、これはいいかも、と思う。その後も、今まで難儀だったパッセージが、斬新なまとめ方をされていく。

しかし、やはりウニはウニだ。トマトほどではなかったが、やはり曲自体がダメだと、画期的な演奏をもってしても、それが全く新たな魅力をもって輝くことはなかった

(繰り返しますが、これはあくまで自分の趣味の問題です。この曲が名曲であることや、今日の演奏が素晴らしかったことを否定している訳では全くありませんので。

さて今日のプログラムは、皇帝以外、いずれもロシアの耳になじみのない作品。最初の曲、「眠りの森の美女」にしても、作曲者が選んだ通常の組曲とは違う、プレトニョフによる選曲のものだ

チャイコフスキーの交響曲第5番2楽章、主旋律のあとにまずオーボエで登場する副次旋律にそっくりなフレーズが出てきたのが、印象に残った。弦がいつもよりも、きらきらとシャープで、きれいな音がしていた。

皇帝をはさんで、後半の3曲は、カバレフスキー、ショスタコーヴィチ、シチェドリン。20世紀ロシアの音楽の共通項を確認するようだった。特徴的にオーケストラにからむ打楽器、大編成による圧倒的な音圧、どこか全体主義的な匂いとささやかな抵抗。。

後半にこんなマイナーな曲を紹介するプログラムなのにもかかわらず、客席は7~8割とまずまずの入り。東京の民度もまだまだ捨てたものではないなと思いました。

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CD1000枚収容棚を設置

004_3CDが増えてくる。でも、そうそうは処分できない。そこで、有限のスペースのなかでの、収納の工夫が必要となる

これまで、自室では2500枚収納の3段スライド棚(写真左)と、600枚収納の棚(ここには写っていませんがこの右側にあります)の2つでなんとかやりくりしていた

が、すでに数百枚がはみ出しており、先週新たに1000枚収納の棚(写真右)を購入、本日、搬入された

はみ出しているCDを、新たなカテゴリー分けをしながら新しく買った棚に収納していくのは、かなり楽しい作業だ。

今回左の3段スライド棚前面にあるクラシックものは、すべて新しい棚に移した

そのあいた前面のスペースは、右に洋楽系(ジャズ、ブラジル、ワールド、ロック&ポップス)、左に邦楽系(J-POP、純邦楽、沖縄音楽)で、固めることができた。クラシックのメインどころは、写真に写っていない600枚棚と、新しい棚で展開することにした。

005_2ところでクラシックは、分類が非常に難しい。なにしろ大型ショップでも、作曲家別、ジャンル別、アーティスト別が混在する。

自分の場合は、この3つの分類に加え、自分のベスト、新着、全集もの、コンピレーション系、あまり聴かないもの、などもカテゴリーにしているから、さらに収拾がつかなくなっている。

とりあえず今回の新しい棚には、80枚近くあるシベリウスのCDを1列に置いた。それからその下に、150枚程度にしぼっているオールジャンルのマイベストを2列分並べた。壮観で少し嬉しい^^

しかし、なんだかんだであっといういう間にスペースが埋まってしまった。すでにこのオーディオルームは、部屋というより物置に近くなってきているし、これ以上の棚の設置は無理なのだ。

今後はこの4000枚のスペースでやりくりしていかないと、と思いつつ、またしばらくすると一気にはみ出していくのが、容易に予想されます^^; 

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ソルボセイン2枚敷きで音質が激変!

003_3僕が今のオーディオを購入したいきさつについては、06年9月22日の記事、「ニコレのウェーバーとオーディオ」に書いた。

それ以来約12年、この、ルボックスのCDプレーヤー、エレクトロコンパニエのアンプ、ハーベスのスピーカーという、ヨーロッパ製品の組み合わせによる響きを堪能しているのだが、さすがに同じ音を聴いていると、変化が欲しくなる。

そんななか、先月は娘の友達のお父様が元音響メーカーの技術者ということがわかり、娘たち2人と4人でランチをしたあと、家に音を試聴しにきてもらった

エンジニア氏いわく、一般家庭でここまでの音はなかなか聴いたことはないが、このセットの能力はまだまだ出ていない。もっといろいろ工夫はできるはずだ、とのこと。

いくつかのアドバイスをいただいたが、例えば「今のコンクリートブロックを大理石のブロックに変えて、ビロードを巻く」などは、すぐにできそうもない。

そんななか、以前「stereo」誌にクリニックに来てもらったときの、オーディオ評論家石田善之氏のアドバイスを急に思い出した。それは、「ソルボセインの1枚敷き、2枚敷きは、好みですね」というものだった。

002そこで、さっそくそれまでのソルボセイン1枚敷きを2枚敷きに変更

するとびっくり! 音質が劇的にまろやかになり、艶が出るようになった

なかでも、ここのところの愛聴盤、ヒラリー・ハーンのバッハのCDで、ヴァイオリンの音が格段に艶やかに響くようになったのだ。

一度劇的に音が変わると、手持ちのCDを全部試してみたくなり、一気に自宅でCDを聴く楽しみが拡がるのだ

ここのところ、CDの大人買いに走っている理由の一端は、ここにもあったのでした^^;

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「スミ商会」の閉店割引セール(2)

001_3祖師ヶ谷大蔵のレコード店「スミ商会」07年10月20日閉店」「「スミ商会」の閉店割引セール(1)」の記事で書いたように、「スミ商会」の閉店セールが継続中だ。

さて、これまで、下記のCDを購入した。

<3割引き週>

○エンヤ:「アマランタイン」

 →なぜか買いそびれていた05年新譜

○NAMIE AMURO:「LOVE ENHANCED」

 →前期のベストだけ持っていた

○浜崎あゆみ:「BEST」

 →こういうものはこういうときでないとなかなか買わないので^^

<4割引き週>

○カラヤン指揮ベルリンフィル、ツィマーマン(ピアノ):シューマン&グリーグピアノ協奏曲

 →ツィマーマンの作品は全部集めようと思っているのですが、なかなか。。

○ベーム指揮ベルリンドイツオペラ管弦楽団:「フィガロの結婚」

 →こないだ「ショーシャンクの空に」を見て自宅のCDを探したのだが、CDを持っていなかった!

○ブーレーズ指揮クリーヴランド管NYフィル:ストラヴィンスキー「春の祭典」

 →グラモフォン盤はCDがあるが、これはLPでしか持っていなかった。

○山下達郎:「ON THE STREET CORNER 1」

 →ご存知不朽の名作。LPのみ所有。

○山下達郎:「ON THE STREET CORNER 2」

 →同上。リリース時、競合他社の雑誌に取材を持っていかれて悔しい思いをした。

○チェリッシュ:「ベスト」

 →3rdシングル「ひまわりの小径」は、今聴いても絶品中の絶品です!

○「ワールドミュージックベスト」

 →へんな国のものが多くてつい^^;

○「グレンミラー物語」オリジナルサウンドトラック

 →こういうのもこういう機会でないと。。

しかし4割引きだと、8枚買って10,000円でお釣りが来るのには感動^^ ついに買えば買うほど得するモードに突入。。

ところで、3割引き週から4割引き週にかけて、あたりをつけていたものが、どっとなくなっていた。キース・ジャレット、ジョン・コルトレーン、ビル・エバンスのややマイナーな盤、レッド・ツェッペリン、エンヤ、大塚愛のDVD、ピンクレディーのベスト、あゆのベスト2、などなど。

それからこの間にタワーレコードで下記を買ったのだが、ツィマーマンは、スミ商会にもあって、失敗^^;

○デイヴィス指揮ロンドン響、キーシン(ピアノ):モーツァルト(24番)&シューマンピアノ協奏曲

 →気になっていた新譜。

○ツィマーマン:ショパン「4つのバラード、舟歌、幻想曲」

 →これがスミ商会にもあった><

○ドゥダメル指揮シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ:ベートーヴェン交響曲5番&7番

 →これも気になっていた新譜。

○リパッティ(ピアノ):モーツァルト(21番)&ショパン(1番)ピアノ協奏曲

 →往年の赤いジャケでの再発。

しばらく演奏会の比重が大きかったのだが、久々にCDの大人買いモード。しかしいったい、いつ聴くんだ

「「スミ商会」07年10月20日閉店(4)」に続く。

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茅ヶ崎・湘南エリアと相模線と再び予知夢

Photo前回の記事では、「2007年9月30日 神奈川フィル特別演奏会」を聴いた話を書いたが、この日は電車で茅ヶ崎まで出掛けた。

<湘南エリアのこと>

東京に生まれ育つと、大抵のことは東京で済んでしまうのだが、神奈川県、それも横浜、逗子・鎌倉、湘南エリアといった、港と海の香りがするエリアは別格の存在だ。

小学生のときは遠足の行き先だし、高校・大学の頃は夏の海に出掛けたり、車の免許を取ったらちょっとしたドライブに行ったり、二、三度目のデートでは少し遠出する場所だったり、といった対象なのだ。

さらに、自分たちの世代だと、サザンオールスターズが欠かせない存在だ。歌詞に織り込まれる湘南・江ノ島・茅ヶ崎界隈の地名・名所によって、自分の中の思い出の光景が彩られていたりもする

そして、この日の行き先は茅ヶ崎。ずっと界隈に出掛けるときは、車を使っていたのだが、07年1月の記事「BMを手放す。。」に書いたように、20年ぶりに車がない生活をしている。そんなわけで、何十年ぶりになるのだろうか、電車に乗って茅ヶ崎まで行ってきた。

実は、中学時代は鉄道研究会^^; いまだに少しだけ鉄っちゃんの血が入っているので、たぶん初めて乗る相模線が、どんなものなのか楽しみだ。

<行き>

行きは、小田急線の成城学園前で、12時過ぎの快速急行が来たのでとりあえずこれに乗る。乗ってから、これが藤沢行きだと知る。新百合ヶ丘で座れてしまい、なんとなく相模大野に着き、乗り換えるのも面倒なので、そのまま江ノ島線に入って藤沢駅へ。相模線は帰りにしようと

これまで藤沢駅ではいつも江ノ電に乗り換えていたので、今回初めて、東海道線側に向かう。藤沢駅に入線してきた東海道線は、イメージと違いベンチシートの車両。ちょっと残念^^;

そして13時過ぎに降り立った茅ヶ崎駅。この駅で下車するのは、初めてかも知れない。駅自体はもちろん普通の駅なのだが、海が近く、桑田佳祐の出身地であり、数々のサザンの歌の背景になっていると思うだけで、佇まいに雰囲気を感じるから不思議だ

<帰りと予知夢?>

演奏会の話は前回に譲り、帰りは駅前のスタバが満員で、ドトールで珈琲を飲んでから、17時に相模線のホームに向かう

すると不思議な光景が目に入る。始発駅の茅ヶ崎駅に止まっている車両のドアが閉まっているのに、中には乗客が普通に座っている

意味がよくわからないうちに、ドアが開いたので、乗車する。そして数駅ごとに「上り電車を待つ」というアナウンスとともに、2~3分ほど停車する。ここで初めて、単線だということに気付く

そして、どの駅だったか覚えてないが、停車中閉まっているドアの前に女子高生が数人やってきて、何かを押したと思うと、ドアが開いて乗車してきた。よく見ると、車両の内側にもボタンが付いている。

この電車、停車中はドアを閉じておいて、乗客は自分の判断でボタンを押して乗降するのだった。ようやく、始発駅の光景の謎が解けた。

しかし、なんとまあ典雅な世界が、東京の近隣エリアに拡がっているものであることだなあ(古文訳ふう)と感じ入ってしまいました。

厚木駅で小田急に乗り換える。厚木駅はメジャーなイメージがあったのだが、メジャーなのは本厚木駅なのだろうか、かなり地味な雰囲気だ。

ときどき、悪い夢のパターンで、乗換えを間違えているうちに、とんでもなく方向の違う遠い駅まで来てしまう夢を見るのだが、そのときに見る夢の駅が、まさにこの駅だった。

先日の「快気祝いとデジャヴと予知夢」の記事で、初めて見た予知夢のことを書いたが、これもまた予知夢だったのだろうか^^;

 

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2007年9月30日 神奈川フィル特別演奏会

9月30日は、茅ヶ崎市民文化会館での、「茅ヶ崎市制施行60周年記念事業 神奈川フィルハーモニー管弦楽団特別演奏会」に行ってきた。指揮は、上野正博。

・ビゼー:「カルメン」組曲から「トレアドール」

・プッチーニ:オペラ「トスカ」より「歌に生き、恋に生き」、オペラ「蝶々夫人」より「ある晴れた日に」(ソプラノ:桐山望)

・グリーグ:ピアノ協奏曲(ピアノ:青島陽子)

・ドヴォルザーク:交響曲第9番

初めて訪れる茅ヶ崎市民文化会館は、中規模のいわゆる多目的ホールな感じ。客層は、たぶん茅ヶ崎の長い住人の方々なのだろう、50~60代の功成り名を遂げたヒトカドの人たち、という印象だ。

ホールは1階の中央通路から後方は傾斜が入るので、今回の中央やや後ろの席からは、弦、木管、金管、打楽器が段差になって重ならず見え、音質に期待が持てる

さて、「カルメン」の「トレアドール」の出だしから、その期待どおりに、明るく、くっきりした音がいい具合に届く。サントリーやオペラシティにも、この傾斜が欲しいところだ。

そして、今日の演奏会は、「茅ヶ崎市の若きアーティストを迎えて」という副題が付いている。ソリストのお二人は、ともに茅ヶ崎市出身の期待のアーティストだ。

グリーグのピアノ協奏曲を弾くのは、青島陽子さん。ご本人のブログの記事、「演奏者の目指すもの…作曲家の心を映す」において、あるべき演奏者の姿勢について書いているが、今日の演奏はまさにそれを体現したかのようだった。

情緒に流されることもなければ、ヴィルトゥオーソ的に技術を誇示することもない。一音一音、一つ一つのパッセージを大切にていねいに綴ってゆく。そんな誠実な音作りによって、まずグリーグの魂が、そしてさらに演奏者の心が伝わってくる

この気持ちが洗われるような演奏によって、これまでいい加減に流して聴いていたこの曲のいくつかのフレーズが、こんなにも美しく、思いを湛えていたのかと気付かされる

そんな演奏に会場も呼応し、1楽章の後に大きな拍手が起きた。新世界の1楽章の後にはほとんど拍手はなかったのだから、「楽章間では拍手しない」というルールを知ったうえでの、大きな喝采なのだ

青島さんは、この拍手には少々驚いた様子ながらも、会場に一礼していた。とても誠実なお人柄なのだろう。

さて、休憩後の新世界は、かなり気の抜けた演奏に思えた。弦、木管、金管の各パート間だけでなく、パート内でのアンサンブルや強弱のバランスが今一つ。また、最も緊張感を高めなくてはならない箇所で、音をはずしたり歪んだり。

まあ、今日のハイライトはソリストお二人で、正直新世界は練習不足だったのだろうと思いました。

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