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07年9月14日都響春祭1曲2,250円

と、大塚愛の曲のタイトルみたいですが、昨日2007年9月14日は、小泉和裕指揮、都響の東京文化会館定期演奏会に、後半だけ行ってきた

休憩前:ブラームス ピアノ協奏曲第1番 ピアノ:ゲルハルト・オピッツ

休憩後:ストラヴィンスキー「春の祭典」

新宿での仕事の打ち合わせが終わったのが、19時。演奏会は上野で19時スタートなのだが、都響には、「遅割」というシステムがある。当日券で、さらに休憩後のプログラムだけ聴く場合、半額で入れるのだ

平日、仕事が何時に終わるかわからない社会人に有効だし、後半の曲だけ特に聴きたい、というときにも使える。今日は、打ち合わせの終了時間しだいで、最初からか後半からか行こうと思っていた。

東京文化会館に着いたのは、19:30。1年ぶりぐらいか。文化会館は最近は1年に1度行けば多いほうだが、高校、大学時代は、足繁く通ったものだ。N響が例外的にNHKホールをホームとしていたのを除くと、在京オケの公演はほとんどここで行なわれていた。だから、たまに来るたびに、懐かしさのほうが先に立つ。

ちょうど19:30から遅割チケットの発売が開始されていた。都響定期は、ただでさえリーズナブルな価格設定なのだが、今回もB席\4,500を、さらに半額の\2,250で購入。春祭1曲、\2,250^^。1曲あたり価格でチケットを買うのは、なんだか、音楽配信や携帯配信で、アルバム曲を1曲単位で買うのに、なんだか似ている気がした。

演奏が始まる。が、いきなりのメインプログラムに、気持ちの違和感がある。やはり、食前酒を飲んで、オードブルを食べてからメインディッシュを。。という流れに慣れ切っていると、いきなりメイン曲、という状況には、なかなか気持ちが慣れないものがある。

今日の春の祭典は、きわめて機能的な演奏だった。春祭の演奏の類型化パターンとして、生命が胎動し始めるような原初的なエネルギーを描く演奏と、音そのものを機能的に際立たせる演奏に分類することができる。前者がゲルギエフタイプとすると、後者はブーレーズタイプだ。

今日の演奏は、間違いなく後者のタイプだった。冒頭から、各パートをくっきりと描き出し、この曲の音の機能美を追求していくことに成功していた。だから、右脳よりも左脳で感じる取ることが多く、逆にこの曲の特徴である、音楽そのものから発されるエネルギーの塊を感じて圧倒され感動する、ということはあまりなかった。

しかし、在京のメジャープロオケで、クラリネットの大事な部分でのここまでのリードミスは、あまり記憶がない。自分も演奏していた楽器だけに、リードミスが起きる構造は熟知しているし、本番であれをやってしまった瞬間の絶望感も生々しい。こちらまでが緊張してしまう。

あとホルンにもあれ?と思う箇所があったが、それを除くと全体的に安心して、このシュアで洗練された春祭を堪能することができた。ただ、自分の好きな春祭の演奏は、地球が爆発するようなタイプのものなので、そういう意味では物足りなかったかも知れない。

しかし改めて、いつでもさくっと演奏会に行ける環境は、いいものだと思う。沖縄に住みたい、などという願望はずっとあるのだが、在京オケや世界のオケを堪能できる環境は本当にありがたいと思わないと^^

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