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07年9月20日は没後50年のシベリウスの命日

今年2007年は、グリーグ没後100年、シベリウス没後50年にあたる年。シベリウス好きの自分は、かなり期待していた

しかし、思ったほど盛り上がらない。在京メジャーオケによる、交響曲の全曲演奏会シリーズぐらい、普通にやってほしいものだが、とうとうそんなプログラムはない。

それどころか、オールシベリウスプログラムすら、ほとんど見掛けない。かろうじて、来年の井上道義指揮、日フィルの1番+7番が楽しみなぐらい。まったく期待はずれでがっかりだ。

そんななか、9月20日は、シベリウスの命日。2日遅れの22日、いくつかの曲を自宅で拝聴した

まずは交響曲の7番、4番。カラヤン指揮、ベルリンフィル。それから2番。初めて聴く、ヤンソンス指揮、オスロフィル

それから、管弦楽曲は、カレリアの序曲、即興曲「春の歌」、タピオラ、命日にちなみ「イン・メモリアル」、そして最後に「アンダンテ・フェスティーヴォ」

この「アンダンテ・フェスティーヴォ(祝祭アンダンテ)」は、1922年に弦楽四重奏で作曲、1930年に弦楽合奏とティンパニ用に改訂された

シベリウスの作品番号が付いた最後の作品は、作品116の「三つの小品」なのだが、これが1929年の作。つまり、この作品番号がない「アンダンテ・フェスティーヴォ」の弦楽版は、シベリウスが作曲上の沈黙の期間に入った頃の作品なのだ

しかし、なんという美しい曲なのだろう。壮麗で、荘厳で、深い精神性を内包するにもかかわらず、たぶん万人の心を打つことが可能な曲だ

委嘱による祝賀曲だからこそ、このような曲を作ることができたのだろうとは思う。しかし、この曲は、タピオラや交響曲7番に行き着いた後の作品なのだ。

自ら内省の宇宙の極みに到達してしまってからも、創作活動を止めてしまったわけではない。しかし、そのあとの作品は自らの基準に達しなかったのだろうか、発表することはなかった。第8交響曲もアイノラの山荘で火の粉となってしまったとの話だ。

いっぽうで、この「アンダンテ・フェスティーヴォ」の弦楽版を聴くと、つくづくそれが残念だ。こんな曲を書ける多様性と創作力が残っていながら、以後それを封印してしまうとは。。我々からすると、なんともったいないことなのだろうと思うしかないのだろうか

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「音楽」カテゴリの記事

コメント

こちらでは、はじめまして。
今年がシベリウスイヤーだったとは全然知りませんでした。(^ ^;)
アンダンテ・フェスティーヴォは、オケのアンコールで弾きました。
シンプルなのにぐっと来るいい曲ですよね。
また機会があったら弾いてみたいです。

投稿: こやま | 2007年9月26日 (水) 00時28分

こやまさん、はじめまして! 
コメントありがとうございます!

こやまさんがご存知ないとは、シベリウスイヤー、何も盛り上がってない証拠ですね^^;

それにしても、アンダンテ・フェスティーヴォを演奏されたとは、うらやましい限り!
こやまさんのオケは、シベリウスに意欲的ですね~♪

投稿: paienne | 2007年9月26日 (水) 12時13分

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