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07年5月20日 ドホナーニ指揮 北ドイツ放送交響楽団 ミューザ川崎

・ウェーバー 歌劇『魔弾の射手』序曲

・メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲 (諏訪内晶子)

・チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」

ミューザ川崎主催の、バイエルン放送響、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管との3点セット企画の第1回めだ。

セット価格で割安になっており、さらに同じオケの都内の公演よりも価格が安く、3点で\34,000。これはかなりお得な企画、と思って購入したものだ。

感想を一言で言うと、こんな感じ。

名曲コンサートみたいだなと思っていたら、ほんとに名曲コンサートだった

つまり、超メジャーな曲をやるな、と思っていたら、演奏会自体が、土日にやるいわゆる「名曲コンサート」的な感じだった、ということだ。

もちろん、さすがイッセルシュテットやヴァントの薫陶を受けたドイツのオケ、と思わせる箇所は随所に見られた。

全奏での音のバランスに優れ、弦、木管、金管、打楽器が突出することなく溶け合い、かといってそのどれもが埋没することなく、くっきりと浮き立ってくる

「魔弾の射手」の冒頭、ホルンの主題は圧巻だった。4本のホルンが充分な余裕をもった豊かな音色で、これでもかとばかりに、うたう。一瞬、オーケストラを聴いていることを忘れ去り、「音の魂」だけが浮き上がって響いてくるような気すらした。

しかし、このアンサンブルも、最後に音を微妙にはずし、現実に引き戻される。そもそも魔弾、第1小節の音の入りが合ってなかった

これはその後も続き、本質的なオケの力を感じるものの、随所の音の荒れに気持ちの集中を寸断された。

つくづく思うのは、音楽表現とそれによる感動は、常に充分な技術の上に乗るものだ、と。緊張感に欠けるようなミスが随所にあると、その表現にまで気持ちが至らない。安心して感動できないのだ。

もちろん理由はわからない。ドホナーニがオケを完全に手兵とするまでに至っていないのか、ツアーも後半で都内のブラームス2公演を終えて緊張感が途切れているのか。。すべて仮説に過ぎない。

さらに、周囲の客もイマイチだった。ビニールをガサガサさせる者、悲愴のクラリネットのppppppの箇所でカツカツと音を立てる者。。

ドイツのオケでは、昨年11月のドレスデン国立歌劇場管弦楽団が、圧倒的に素晴らしい演奏を聴かせてくれた↓。どうしても、比較してしまう。

http://paienne.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/1123__0467.html

やはり、今日は「名曲コンサート」だった、というのが結論です。

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