« 成城で花見 | トップページ | 誕生日 »

ウルトラセブン第36話「必殺の0.1秒」(ペガ星人)

●このモチーフはウェーバーの歌劇『魔弾の射手』のものか

いきなり、射撃選手権のようなシチュエーション。ソガと参謀本部代表のヒロタが、同点決勝だ。でも会場は、掘っ立て小屋に荒れ地、みたいな殺風景な場所。いったい何の大会だろう。

ソガは肝心なところで足をひねり、ヒロタが優勝する。ソガに嫌味を言うヒロタに、「嫌な感じ」とアンヌ。またまた普通の女の子っぽい。

実はヒロタは、「優勝できるなら友達を裏切っても、魂を悪魔に売ってもいい」と言って、何物かと取引をしていた。そのせいで、獲得した優勝だったようだ。

なんと!これはカール・マリア・フォン・ウェーバーの歌劇『魔弾の射手』のモチーフだろう。このオペラは、ボヘミアの森林保護官の元に、マックスとカスパールという2人の名射手がいたが、カスパールは、すでに悪魔のザミエルに魂を売っていた。。というシチュエーションで始まるのだ。

ソガとヒロタは、来日する人工太陽計画の責任者、リヒター博士の護衛を命じられる。

囮(影武者)のリヒター博士を守るなかで腹を銃で打たれたソガは、メディカルセンターで手当てを終了する。が、手当てが終わっているのに、Yシャツとネクタイのままで、Yシャツの腹の部分は血がついたままだ

いったいどういう手当てなのか。そんな状態なのに、ソガはまた出動する。すごい体力と精神力。だがソガはヒロタに捕らえられ、円盤に運び込まれてヒロタと同様、ペガ星人に操られるハメになる

操られたままポインターを運転するソガ。毎度のごとく、あまりに様子がおかしく、隊員たちに一発で疑われる。そして自らペガ星人に成り代わった発言をしてダンを襲うが、後ろからアマギに打撃をうけてノビる。なんPhoto_29というマヌケな行動。

ポインターは岩肌に激突して(明らかにミニチュアのカーで、サンダーバードのようだ)、ソガは正気に戻る。そして西部劇のようなヒロタとソガの対決。ソガの勝ち

セブンは円盤に乗り込み、「お前の星へ帰れ」と直接ペガ星人に警告。ブラスによるコミカルな曲調で、映画若大将シリーズのエンディングのような音楽とともに、円盤を爆破する。

本作は、宇宙人に操られた同僚を殺さざるを得なかったソガの苦悩を描こうとしたのだろうが、印象に残らない

前にも書いたが、セブンのポール星人(25話)からガッツ星人(39話)のあたりは、名作とイマイチな作品の落差が非常に大きい

(写真:「怪獣wiki特撮大百科事典」より)

→他の作品は、当ブログのウルトラセブンカテゴリーでどうぞ!

|

« 成城で花見 | トップページ | 誕生日 »

「ウルトラセブン」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/96638/5937768

この記事へのトラックバック一覧です: ウルトラセブン第36話「必殺の0.1秒」(ペガ星人):

« 成城で花見 | トップページ | 誕生日 »