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春の光と風

早いもので、もう3月です。春と言えば、以前、ペンネームでページを持っていたヤマハの会報誌「Legato」(2003年春号)に、こんな記事を書いたことがあった。以下、冒頭部分抜粋。

「寒い冬にすっかり慣れて生活しているなかで、ふと春の兆しを感じる瞬間がありませんか? 少し温い風が強めに吹いた時とか、微かな花の香りを感じた時とか・・・。今回最初にご紹介するヴォーカリスト遊佐未森は、<よく晴れた日に海の光り方が急に明るくなった時や、夕焼けの光が熱くて服を着込んだ体まで熱くなる時>に、突然の春の訪れを感じるそうです」

このコーナーは、ヤマハのアーティストを中心に新譜を紹介するページ。自分は、日本のポップスを担当していた。この号では、当時東芝EMI所属でその後ヤマハに移籍した遊佐未森さんのニューアルバム、『TRAVELOGUE』をメインに紹介することにしたので、所属事務所までインタビューに行ったのだ。

「春を感じるとき。。」は、急な質問だったけれど、自然や日本の情緒を豊かに曲にしている遊佐さんならではの答えが返ってきた。とくに彼女は海沿いの街に住んでいるので、光に様々なことを感じるそうなのだ。

風や香りは意識していたが、「光」については、感じていただけで意識したことがなかった。遊佐さんの一言で、自分の無意識が顕在化したのだった。

ところで自分の日常は、自宅から仕事場まで、緑や木々と全く無縁な生活である。そんなビルやコンクリートのなかでの毎日でも、風と香り、そして光は、否が応でも季節の移り変わりを知らせてくれる

今、最も光の変化を感じるのは、朝の最寄り駅のホームで、行きの電車を待っているときだ。いつの間にか、太陽が高い位置から光を強く放ち、コートを着ている自分を熱く包むようになっている。

今年も、まさにそんなことを感じているのだが、しかし例年に比べると1月2月が暖か過ぎたので、感慨も今一つな感じだ。寒いのは嫌いだけど、苦難がないと歓喜も弱くなってしまうものなのかと思う。

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