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2007年3月30日 新日フィル サントリー定期公演

30日は、新日フィルサントリー定期、アルミンク指揮、モーツァルト「レクイエム」ほかの演奏会に行ってきました。

アルミンクによるマーラーの巨人、ダフニスとクロエの第二組曲が圧巻だった今期のシリーズも、今日が最終日。また、サントリーホールも4月から8月まで改修工事に入るので、今日がいったんの聴き納めだ。

ところが今日は、かなりの疲労から睡魔に襲われてしまった。今週は日曜から早起きしての一日仕事、月曜夜が飲み会。火曜は昼からの出勤にしたが、木曜から、東野圭吾の長編、『幻夜』を読み始めてしまったのも災いした。モーツァルトの「レクイエム」の最中、かなり意識が遠のいていた。

そんなこんなではあったが、今日の「レクイエム」は、先の巨人、ダフニスほどの画期的なインパクトはなかったかも知れない。

静かなところはプレーンに、激しいところはダイナミックに、メリハリのついた演奏だった。が、なんとなくきれいにまとまりすぎな感じもした。レクイエムに必要な重厚さが、もう少し欲しかった気もする。

アルミンクは、最初の曲間で、振り向いて客席をにらみつけてたように見えた。雑音が多かったのが、気に障ったのだろうか。(先日の朝日新聞にも、のだめ効果でマナーの悪い客が増えている、という記事が掲載されていたが。。)

ところで、サントリーホール周辺の「桜坂」は、その名の通り、満開の桜を咲かせていた。ライトアップされて咲き乱れる様は、美しいいっぽう、漲る生命の息吹を感じ過ぎて、おどろおどろしくもある

花見時でもあり年度末でもあり。。人がどっとあふれかえって、いつもの溜池山王界隈とは別物のような雰囲気だった。

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「振り込め詐欺、だまされやすさ度チェック」

26日付朝日新聞朝刊に、「振り込め詐欺、だまされやすさ度チェック」表が掲載されていた。自分は、絶対に大丈夫と思っていた。が、「当てはまるほど要注意」のこの14項目でチェックしたところ、衝撃の結果が。。

1.私は詐欺に狙われるようなタイプではない

「確かにそう思っています」

2.詐欺被害にあった人は、正直、少し馬鹿なのかと思う

「少しそう思ってました」

3.家族や仲の良い友人にも話せないことがいくつかある

「。。。」

4.詐欺にあった人は、とても運が悪いと思う

「そう思います」

5.苦情を言われるとすぐへこんでしまう

「歳とって少し平気になってきたが、基本へこみます^^;」

6.人の愚痴を長時間聞くのは耐えられない

「相談されるのは好きだけど、一方的な愚痴はちょっと。。でもこれってみんな耐えられないと思いますが」

7.甘いムードに浸ると、我を忘れやすい

「。。。すみません」

8.待ち合わせの時間に遅れてくる人を待つのは苦手だ

「待ってて平気だったのは、取材で松田聖子さんを1時間待ったときだけかもです^^」

9.どんなときにも、人に嫌われないように振る舞う

「その通りです」

10.意見が合わないときは、相手に譲ることが多い

「自分を通すほうが後味悪いから、そうかもです」

11.かなりお人好しだといわれる

「お人好しにしては打算的かもですが、傾向はあるかもです」

12.自分がどう思われてるか、いつも気になる

「残念なことに、それが自分の性格の核かも知れません」

13.知らない人の前でも見えをはってしまう

「その傾向もなくはないです」

14.店の人にほめられると、その気になって買ってしまうことが多い

「基本、とくにファッション関係は店の人が苦手で話をしないようにしてるので、話したらもう買ってしまうかも」

ということで、なんとほとんど全部YES! こんなにも当てはまるチェックリストは初めて。気を引き締めてないとヤバイかも。。。

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2007年3月20日 都響 サントリー定期公演

昨日20日は、都響のサントリー定期公演に行ってきました。

小泉和裕指揮、カール・ライスター(cl) 

・ブラームス ハイドンの主題による変奏曲

・モーツァルト クラリネット協奏曲

・ブラームス 交響曲第3番

カール・ライスターとアルフレート・プリンツ。1970年代から今日に至るまでの30年以上、自分にとって不動のベスト・クラリネット奏者は、この2人である。CDで愛聴するのはもちろん、ウィーンフィルとベルリンフィルの首席奏者としても生で聴いたし、ソロや室内楽の演奏会も堪能してきた。

そんなライスター先生も、今年で70歳。元気で、来日して、現役で演奏会で吹いてくれることだけでも、ありがたい限りである。

ライスター先生の音楽は、奇をてらうことなく、いつもオーソドックスだ。オーソドックスなのに凡庸さのかけらもないところが、すごい

今日も、ずっとライスター先生は、訥々とモーツァルトをそのままに演奏していた。それでいてこんなにも、そこにモーツァルトがいるかのように、音楽の本質だけが伝わってきて深い感動をもたらす。それは、ライスター先生の演奏表現自体が、神に近い至高の域に達しているからなのだろう

そして相も変わらぬ音色の素晴らしさ! 世の中の名手たちは、それぞれの国や本人の色がついた音色を持つ。ところがライスター先生の音色は、「これがクラリネットの最も美しい音」というものなのだ。

さすがに、年齢から来る衰えも、随所に感じられたのは事実だ。しかし、優れた音楽家の演奏は、ちょっとした雑音や音程、音色の乱れすらも、豊かな彩りとして付加価値的な味わいに変えてしまうことも、往往にしてある。今日は、まさにそんなことを感じた。

演奏終了後も感動がひくどころか、逆にじわじわと込み上げてきて、休憩に入ってからが感動のピークに達してしまい、自分でも収拾のつかない状態になってしまった。

人と人との出会いも、人と音楽との出会いも奇跡のようなものだ、とよく書いているが、昨日はそんな奇跡に感謝した一夜だった

★ちなみにブラームスもなかなか熱のこもった演奏だった。弦は、いわゆるブラームスらしい甘く暗い感じではなく、きらきらとキレのいい音色で、斬新と言えば斬新ではあった。

★席は、LCに近いLBの上のほう。この一画はサントリーで最も絶壁で、少し落ち着かないかも。。

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川嶋あいのボーカル力

川嶋あいファンの友人Kさんから、先週、お薦めのCDを借りてきた。

「大切な約束 もう1つの約束」(06年10月)

「Piano Songs ~路上集2号~」(06年8月)

Photo_28 正直、ここまでのボーカル力があるとは知らなかった。例えて言うと、「声」を「楽器」とする一流演奏家のようなのだ。みずからの表現したいことを、すみずみまでコントロールして声を操っている、とでも言ったらいいのだろうか。

とくに、フレーズの切れ目で伸ばす音のビブラートが絶妙だ。こんなにも、波の間隔と振れ幅の大きなビブラートは、他のボーカリストではいっさい聴いたことがない。独特な味わいがある。

とは言え、このビブラートを多用する訳ではない。全く使わない曲もあるし、「どんなときも」の1曲のなかでも、前面に押し出してくるところと、あっさりとフェイドするところが、交互に使い分けられる

また、声の「入り」を、弦楽器の「入り」のように扱う箇所がある。ややくぐもった感じで入ってから、すぐに透明な声に持っていく。みごとだ。

そして何より、この透明感あふれる声質はタダモノではない。こわれそうなほどに繊細ながらも、一切の乱れを見せず、安定して響いてくる。別れ、出会い、感謝。。。10代から20代前半のそんな思いを伝えるのには、ぴったりだ。

さらに、この声は音域や曲によって、質感が全く変わってくる。というか、変えているのだ同じメロディに異なる歌詞をのせた、「大切な約束」と「もう1つの約束」を聴き比べると、かなり驚かされる。

ところで、「もう1つの約束」のアコースティック・ギターは、自宅のオーディオを非常によく鳴らした。もともと、アコギが得意なオーディオシステムなのだが、これはなかなかにすごい。川嶋のボーカルとあいまって、絶品の音質感だ。

クレジットを見ると、おぉ、吉川忠 なるほどと納得してしまいました。

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ウルトラセブン第35話「月世界の戦慄」(ザンパ星人、ペテロ)

●ダンを疑うキリヤマはひど過ぎ & ダンの無事を祈るアンヌがいじらしい

月面が舞台となる本作品の放映日は、1968年6月2日。アポロ11号によって、人類が初めて月面に第一歩をしるした1969年7月20日の約1年前である。世界的にも、月面着陸への関心が高まっていたさなかの作品だ。

話は、第13話「V3から来た男」に続き、キリヤマとクラタの友情が前面に描かれる

月基地で原因不明の爆発。キリヤマとダンはホーク1号で、クラタとシラハマも月に向かう。久しぶりの一緒の出陣に、旧交を温める、クラタとキリヤマ。なんでも、3年前にザンパ星人の船団を全滅させたとき以来だそうだ。

しかし、あやしいモノを見つけるといきなり攻撃する地球防衛軍のことだ。3年前のことは、地球人側に正当性があったのかは、非常に疑わしい

キリヤマのライターの火が燃え過ぎる。酸素が流れ過ぎだとか。計器異常が起こる。キリヤマは、「ダン、おまえ、まさか」と部下を疑い、疑惑の目で見る。さらに「この中には二人しかいない」と。

しかし、あんまりな話だ。キリヤマはビラ星人のときも、外部の人間の言うことを信じてダンをいきなり独房に閉じ込めたが、今回もひど過ぎる。例え入隊のいきさつが唐突だったとしても、いったん入れたなら部下を信じないとな~。

実はこの原因は、シラハマを2日前に殺して化けていた、生き残りのザンパ星人の遠隔操作によるものであった。シラハマの姿のザンパ星人は、月面基地でクラタを襲う

Photo_26あっさりザンパ星人を倒すと、ペテロが現われる。月での人間の動きは地球とあまり変わりがなかったが、セブンの動きは、「月では重力が軽い」ということを反映させたものだ

急に夜になり、零下180度の月の夜に苦戦するセブン。戦闘シーンが長い。隕石が落ち、その光のエネルギーで立ち直ると一気にワイドショットで倒す。

今回はダンを待ち、笑顔で出迎えるキリヤマ。クラタとの友情を確認し、エンディング。

本作で特徴的なのが、アンヌの描かれ方だ。まず、調査命令が下る最初のシーンからして、一人だけメディカル服。計器異常のときは、本部で不安そうにうつむき目を伏せる。そしてセブンの危機では、外で心配そうに月を見上げる。その月に暗雲がたなびく。ラストでもう一度月を見上げ、「帰ってくる、きっと帰ってくるわ」とつぶやく。

登場シーンはすべて、銃後で恋人の安全を願っている、ただの女の子のような存在としての扱いだ

最後に、一つ気になっているのは、ザンパ星人の命名。沖縄の残波岬(ざんぱみさき)と関係があるのだろうか

(写真:「怪獣wiki特撮大百科事典」より)

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さらに2公演のチケットを購入

今週、さらに2公演のチケットを購入した。

・4月7日 西本智実指揮 東京交響楽団 

 ヴェルディ「レクイエム」

・5月8日 チョン・ミョンフン指揮 フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団 

 ストラヴィンスキー「春の祭典」

 ラヴェル「ダフニスとクロエ」第2組曲

 フォーレ「ペレアスとメリザンド」

4月のヴェルディは、いつも同行している友人が、東響コーラスで出演する。指揮の西本智実はなかなかの実力派、との話も聞く。90分に渡る、濃厚で深遠な世界を堪能したい

5月の公演は、昨年11月にドレスデンのブラ4を聴いて大感動したチョン・ミョンフンが、フランス国立を振る。自分にとって、絶好の曲目。同じ組み合わせによるダフニスのCDは、06年3月に発売されている。これはクールに客観的に曲全体を捉えた名演で、生が楽しみだし、春祭をどのようにさばくのかも、かなりわくわくしてきます。

今日時点でチケットを買っている演奏会を数えたら、24公演に及んでいた。ここのところさらに加速しているような気がするが、もはや止まりそうもないです^^;

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2007年3月14日 東フィル サントリー定期公演

3月14日は、東フィルサントリー定期公演、今シーズン最後の演奏会に行ってきました。

指揮:ミヒャエル・ボーダー

R.シュトラウス:「死と変容」 マーラー:交響曲第5番

R.シュトラウスは、10代の頃は比較的好きな作曲家だった。カラヤン/ベルリンフィルのディスクをよく聴いていた。が、ある程度の年齢になると、派手だが空虚に思えてくるようになってきた

「死と変容」も、かつては好きな曲の1つだったはずだ。しかし、今日久々に聴いたが、印象に残らずじまいだった。演奏自体も、ごく普通に進行したということもあるだろうが、気持ちに訴えてこないまま演奏が終了してしまった

両隣りの男性社会人客は、正直、寝ていた^^; 平日の勤務の疲れを跳ね飛ばすほどの「何か」は、なかったのだろう。

指揮のボーダー氏は、オペラやドイツものが得意なのだそうだ。このまま、マーラーもオーソドックスにいったら、どうなるんだろう、と、友人の先輩と休憩時に話す。

そして、迎えたマーラーの5番。冒頭のトランペットはかなりスクエアに始まり、しばらくは、ドイツ・オーストリアの戦車をイメージさせるような、がっしりとした堅牢な展開。ラグビーで言うと、フォワードによる重厚な前後の展開がメインで、バックスによる左右の華麗な動きがない、といった印象だ。

これは、最終楽章まで続いていった。マーラーの曲は基本的に、世紀末的、退廃的、耽美的な解釈がよく似合う。が、今日のボーダーは、あえてそこを前面に出さずに、ベートーヴェン、ブルックナーの延長上にある、ドイツ・オーストリアの正統的な響きを重視したように思えた。

いっぽうで、第1楽章に感じた堅い感触は徐々にほぐれ、楽章が進むにつれ、多様な色彩感も少しずつあふれてくる。第4楽章のややストイックめな美しさと、第5楽章の重厚ながらも躍動感ある展開は、なかなかに圧巻だった。

終わってみれば、心に残るいい演奏だった。観客は、私が感じた以上に評価が高かったようで、いつもより遥かに熱い拍手喝采の嵐だった。(でも、ドイツものが好きで興が乗ると指で指揮する隣りのおじさん、終始ぐったりしていた。よほど仕事で疲れていたのだろう)。

今日で、今シーズンの東フィルサントリー定期はラストだ。そして、2年間キープしたLDブロックの席も今日が最後。B席ながらも全体を俯瞰できてなかなかいい席だった。逆に狭いのと、ステージまでの遠さが難点だったが。。

来シーズンのサントリー定期は、改装後の9月から。今度は、気分を変えてRB席にしたので、楽しみだ。その前に4月からは、日曜のオーチャード定期も併せて購入したので、そちらが先に始まります。

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秋葉原テレオンで輸入スピーカーを試聴

10日土曜は、秋葉原のテレオンにて、輸入スピーカーを試聴した。60万の予算で、初めて本格的なオーディオ購入を検討している友人に、同行したのだ。

僕が現在のオーディオを購入したいきさつは、9月22日の記事「ニコレのウェーバーとオーディオ」に詳細を書いた

一度、製品を購入してしまうと、なかなかショップの輸入オーディオコーナーに製品のアレンジまで頼んで試聴に行く機会はない。そんななか、購入前提の知人と同行するのは、堂々と時間と場所をとってもらえるいい機会だ

今回は、オーディオにくわしいM氏に頼んで、CDプレイヤーとアンプは、フィックスしていた。

○デノンDCD‐1650AE(\157500)
http://denon.jp/products2/dcd1650ae.html

○デノンPMA2000AE(\158000)
http://denon.jp/products2/pma2000ae.html

そして、スピーカーを、下記の2点で聴き比べた。

○エラックFS207.2(チタンシャドウで¥262500ペア)
http://www.yukimu.com/jp/elac_fs207-2.htm

○ピエガ TS5(\262500ペア)
http://www.piega.jp/20060131news/index.html

使用したディスクは、下記の2点。

●リッカルド・シャイー指揮 クリーヴランド管 ストラヴィンスキー「春の祭典」

●小澤征爾指揮 ボストン響 ツィマーマン(pf) ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番

まず、一貫してアルミニウム製の美しいキャビネットを採用している、スイスのピエガから聴いた。

Ts_series_img写真では左側、のトールボーイタイプのものがTS5だ。「春の祭典」では、各楽器、とくに冒頭のファゴットや、木管のソロが解像度、音場感、ともに優れて響く

そして、ラフマニノフ。冒頭の8つの和音が、音量を増しながら響いてくるにつれ、その透明感あふれるあざやかなピアノの音色に魅了される

その後の分散和音も、非常にクリアに響き、第2主題のメロディは、なんとも甘く美しい

音楽業界誌上で、このディスクが発売されたときに、「たくさんのダイヤの粒を宝石箱から大理石の上に落として、煌いて弾けているようなピアノの音」と書いたことがある。その魅力が、みごとに再現される。

さて次は、中低域の厚みとまとまりに定評がある、ドイツのエラック、FS207.2。こちらは、ピエガほど各楽器が

Fs2072ts1_small 際立って響いてこないものの、オーケストラ、とくに弦楽器群の厚味と温もりは、十分な満足感だ。トータルなバランスがいい。

ピエガは、オーケストラを長く聴くと疲れそうだが、エラックは、そんなことは一切なさそう。安心感がある。

この2つのスピーカー、実はM氏に、「ピアノとオーケストラをよく鳴らすスピーカー」として選んでもらったものだ。

しかし、それぞれにここまで際立った特長があるのは、聴いて初めて知った。長所短所があるなかから、気に入ったものを(普通の人は)1つしか選べない、というのは、なかなか大変な選択だ。そこそこのお値段もするわけだし。

最近は、演奏会に行く機会を増やしているから、自宅で聴く音楽は、「演奏会の予習」という側面が強くなっていた。オーディオは、目的ではなく、手段となっていたのだ。

しかし、オーディオは間違いなく目的だと再認識した。パッケージ化されるほどの名演奏を、より自分の好みの音に近付けて聴く、この楽しさを改めて確認した。

さらにこんなことも思い出した。かなりなハイエンドな製品で聴くと、生の音より良い、と感じることすらあるのだ。これまで目の前で聴いてきた、演奏される楽器や歌われる歌よりも、はるかに美しく表現力豊かな音が、現実としてそこにあったりする。オーディオの世界は深くて底知れない。

自分のオーディオも、組み合わせで、ちょうどケタが1つ増えたあたりの価格なのだが、もう12年も同じもので聴いていると、そろそろ新しい出会いが欲しくなってくる

さしあたっては、50~70万ぐらいのスピーカーかな、と(たぶん無理ですが。。)。車を手放したんだからいいか、という自分が恐いかも^^;です。

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ウルトラセブン第34話「蒸発都市」(ダンカン)

●アンヌの怖い表情と冷たい目が珍しくていいかも^^

第六管区からの帰還中、ダンとソガはゾンビのような工事作業員に職務質問をしたところ、中型マイクロバスの後部から発砲される。車種は、フォルクスワーゲン。そして、ダンとソガはポインターごと消されてしまう

どうやら一波乱ありそうだな」って、前回に続いてまたですかキリヤマさん・・・( ̄  ̄;) もう十分、一波乱あったじゃないですか。

翌朝、出勤途中のサラリーマンやOLの前で、第六管区のビルが次々に消えていく。第六管区は丸の内界隈のようだ。消えた部分に泡が発生している。「よし、撃ってみろ」とキリヤマ。

今回に限らないが、怪しいモノを見つけたらすぐ攻撃するのは、いかがなものか。この地球防衛軍のスタンスが、無用な戦いを生んでいるように思うのだが。

ポインターでタケナカ参謀のいるホテルに向かう、私服のフルハシとアンヌ。アンヌの黄色いワンピースは、なかなか素敵^^; 

街もスモッグや排気ガスでくたびれてるんだよ。・・・人間なら・・・<おらは死んじまっただ~>ってところだな」とフルハシ。ザ・フォーク・クルセイダーズの「帰って来たヨッパライ」の歌詞が、流行語として定着していたことがわかる

3人は、真理アンヌ扮する霊媒師ユタ花村を通じ、宇宙人より、「我々は一時的な宇宙乱流を避けるために、しばらく地球の住人となる。住むためのビルを頂戴し、居住区を決めた。居住区に近づかなければ仲間は返すが、邪魔をしたら命は保証しない」というメッセージを受ける。ある意味、紳士的だ

ウルトラ警備隊は居住区を探すことになった、というナレーションが入る。なぜそう決めたのか。敵の能力を考えると、探すこと自体が大きなリスクだ

ロケ地の箱根で、「これ以上探しても無駄だよ。基地に帰ろう」というフルハシ。「ずいぶん冷たいわね」と、アンヌ。

しかし、ポインターにひじをついたアンヌは、珍しく冷たい目をしている。ダンを心配しているのだろうが、こんな怖い表情と冷たい目は、全編を通しても珍しい

そして、フルハシの飲んでいたコーラのビンをもぎとって、「よくこんなものが飲めるわね」と中身を捨てる。アンヌの別の魅力、発見かも^^

そこに消えていたビルが、忽然と現われる。宇宙人との約束を破ってダンやソガを探すアンヌもアンヌだが、それを結局は許すフルハシや防衛軍もどうなんだろう。指揮命令系統、甘過ぎ(-_-;

宇宙人は、約束を破ったということで、捕らえたダンをセブンに変身させ、街を破壊させる。宇宙人のほうが理にかなっている

しかし、ここで居住区のビルを破壊しても、あまり意味がないように思う。だって、自分たちの居住区でしょ? 1人だったらこんな大きな居住区いらないし、どれぐらい人数いるのか知らないけれど、自分たちで破壊してどうすんだろう

ところで、セブンが敵に操られ、破壊活動をするのはこれが初めてPhoto_25な? 

怪獣ダンカンは、目が赤いのが不快で、気持ちをざらざらとさせる。でも動きはかわいらしい。キャラの設定が甘いような気がする

正気を取り戻したセブンは、、あっさりエメリウム光線でダンカンを倒す。泡になって溶けてしまうと、砂塵のように風とともに消えてしまう。この描写は、プラチク星人と似ている

う~ん。これもイマイチな作品。セブン中盤は、画期的な回もあるいっぽう、イマイチな回も多いなあ。。

(写真:「怪獣wiki特撮大百科事典」より)

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新たに1公演のチケットを購入。3月はこのあと3公演。

2月28日の記事↓で、モーツァルトのクラリネット五重奏曲のことを書いた際に、

http://paienne.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/cl_3587.html 

改めていくつかの演奏を聴いた。そのなかで、ライスター盤の素晴らしさを再確認した

ライスター先生も、いつのまにか70歳を迎える。これにあたり?前から気になっていた3月20日、都響のチケットを購入した。昨年もライスター先生の協奏曲の演奏会はあったが、曲目が今一つで見送っていた。今回は満を持して、モーツァルトのコンチェルトだ

これで、3月の演奏会は、来週から3週続けてサントリーホールに3回行くことになる。

14日:東フィル ボーダー指揮 マーラー交響曲第5番ほか

20日:都響 小泉和裕指揮 ライスター(cl) ブラームス交響曲第3番、モーツァルト クラリネット協奏曲ほか

30日:新日フィル アルミンク指揮 モーツァルト「レクイエム」ほか

今年度、年間会員だった東フィルと、新日フィルは、ともにシーズンの最後を締めくくる演奏会。また都響は、今回単発で買ったものだが、やはりサントリー定期のラスト。

3月の人事異動が気にならない環境になって、早6年。なので生活のなかで年度区切りを意識するのは、予算達成うんぬんぐらい。そんななか年度の最終公演3本は、来し方行く末を想い、感慨を持って堪能したいものだ

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ウルトラセブン第33話「侵略する死者たち」(シャドウマン)

●うごめく死者の影が不気味。セブンはなぜか弱い。

パリ本部より極東基地に、機密書類が運ばれた。同じ頃、奇怪な事故が頻発する。アマギもポインター走行中、ふらふらと飛び出した男をはねてしまう。しかし、通行人をはねたのに、何も問われない。身分は「国際公務員」的な特権階級なのだろうが、世間からの批判は出なかったのだろうか

次々に被害者がメディカルセンターに運ばれ、9人が死んだ。対応しているのは、アンヌ。「死んだわ」と、冷静だ。これまでアンヌは、医者なのか看護系なのか今一つよくわからなかった。が、本編の描写を見る限り、やはり医者なのだろう。

ひし美ゆり子著『セブン セブン セブン』のこの回のページにも「このへんでもう一度確認しておきますが、アンヌはメディカルセンターに勤務するドクターなのです」と書いてあります^^ この回でそう判断するのは、正しいタイミングだったようだ。

近くの病院では、身元不明の10体の解剖用死体が、盗まれていることがわかる

ただのいたずらとも思えない」。しかしキリヤマさん。いつも当たり前のことを言うの、そろそろ考えましょうよ。どう考えても、部下たちの酒席のネタになっているはずだ。

死体を見張らされるダン。嫌な役目だ。壁に影が映って、うようよと動き出す。かなり不気味。アンヌのメディカル部屋のドアも急に開き、影が入ってくる。ブラコ星人のときと同様、「きゃぁーっっ」と悲鳴をあげるアンヌは、相変わらず、一般人みたいでかわいいフジ隊員はタンスからケロニアが出てきても、もっと落ち着いてたぞ

Photo_24 この死体と影は、侵略者が操っていたものだった。死体から抜け出した影は、世界中の防衛軍の秘密基地の所在地が明記されているマイクロフィルムを盗み、電送する。影だけが動きまわってるのは、相当怖い

ダンはセブンに変身するが、透き通った死体が出てきてセブンを縮小化、コップに閉じ込めるセブンは光線で無理矢理火事を起こし、消火活動中にコップごと蹴飛ばされて、ようやく脱出。あれあれセブン、小さくなったら、そんなに非力なの?

宇宙への発進を命じられる、ダン。

「アンヌ、あとを頼む」

「ええ」

向き合う二人のアップは、なかなかよいシーンだ。

宇宙で、セブンは捕らえられ、カプセルに入れられ連れ去られる。ショスタコーヴィチふうの金管と打楽器の不安をそそる音楽から、ホークが現われると一転して勇壮な「ウルトラ警備隊の歌」が高らかに鳴り響き、セブンも脱出し「ウルトラセブンの歌」とともに撃破。このあたりの3曲のつながりは、BGMの流れとして出色だ。

ラスト、自分の影に驚きスーパーガンを向けるソガ。お約束だ。

無事現われるダン。こいつう、と小突き回され、電話を取った間抜けな顔が静止して終わる。萩本欽一さんにそっくり^^;「太陽にほえろ!」かい! あれ、でも「太陽にほえろ!」ってこの頃まだやってなかったよね。このパターンのエンディングは、セブンが先だったのか!

しかし、影がやたらと怖いが、あとは地味な展開。今回に限って、なんでセブンがこんな弱いのだろう。ガッツ星人はものすごく強いから、十字架に架けられるのもわかるが、姿も現さない侵略者に、二度も捕らえられるなんて!!

(写真:「怪獣wiki特撮大百科事典」より)

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世田谷線(玉電)の記憶

3日の「アド街ック天国」(テレビ東京)で、世田谷線沿線が特集された。

世田谷線(当時玉電)は、自分の原風景だ。玉電松原駅から徒歩5分(大人の足だと2分)の家で、10歳までを過ごした。ものごころ着く前から、近くには玉電の存在があった。記憶はおぼろげだが、当時の写真を見ると、母や祖母にだっこされて、玉電を見に行っていたようだ

また、渋谷からタクシーで家に帰ったときのものだと思われる、夕暮れの246の風景が、鮮明に脳裏に焼き付いている。右半分に白いライトの群、左半分に赤いライトの群が、夕闇に光っている。(たくさんの車の、白いヘッドライトと赤いテールライトだ)。

そしてその中央、路面を走る、玉電。渋谷から三軒茶屋の間のはずだ。首都高速道路はまだなく、空が広かった気がする。これが、自分の最も古い、街の光景の記憶となっている。

その後、小学生になって電車通学を始め、憧れの玉電に毎日1駅だけ乗るようになった。松原、下高井戸間だけだったが、かなり嬉しかった。イモムシと呼ばれた、楕円形の車両がとくにお気に入りだった。(親が、「ダボハゼ号」と呼んでいたが、これは一般的な通称としてあったものなのか、未だに不明である。。)。

娘が昨春高校に入って、世田谷線の山下、三軒茶屋間を利用するようになった。そして、久々に自分もこの区間を乗車した。車両はすっかり新しくなっているものの、のどかな風景は変わらず、なんだかやんわりとした気分になった。

番組では、昔の映像もふんだんに放映され、かなり懐かしい気持ちに浸っておりました。。

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ひな祭り

祝・ひな祭りです^^

20070303_001_1 

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春の光と風

早いもので、もう3月です。春と言えば、以前、ペンネームでページを持っていたヤマハの会報誌「Legato」(2003年春号)に、こんな記事を書いたことがあった。以下、冒頭部分抜粋。

「寒い冬にすっかり慣れて生活しているなかで、ふと春の兆しを感じる瞬間がありませんか? 少し温い風が強めに吹いた時とか、微かな花の香りを感じた時とか・・・。今回最初にご紹介するヴォーカリスト遊佐未森は、<よく晴れた日に海の光り方が急に明るくなった時や、夕焼けの光が熱くて服を着込んだ体まで熱くなる時>に、突然の春の訪れを感じるそうです」

このコーナーは、ヤマハのアーティストを中心に新譜を紹介するページ。自分は、日本のポップスを担当していた。この号では、当時東芝EMI所属でその後ヤマハに移籍した遊佐未森さんのニューアルバム、『TRAVELOGUE』をメインに紹介することにしたので、所属事務所までインタビューに行ったのだ。

「春を感じるとき。。」は、急な質問だったけれど、自然や日本の情緒を豊かに曲にしている遊佐さんならではの答えが返ってきた。とくに彼女は海沿いの街に住んでいるので、光に様々なことを感じるそうなのだ。

風や香りは意識していたが、「光」については、感じていただけで意識したことがなかった。遊佐さんの一言で、自分の無意識が顕在化したのだった。

ところで自分の日常は、自宅から仕事場まで、緑や木々と全く無縁な生活である。そんなビルやコンクリートのなかでの毎日でも、風と香り、そして光は、否が応でも季節の移り変わりを知らせてくれる

今、最も光の変化を感じるのは、朝の最寄り駅のホームで、行きの電車を待っているときだ。いつの間にか、太陽が高い位置から光を強く放ち、コートを着ている自分を熱く包むようになっている。

今年も、まさにそんなことを感じているのだが、しかし例年に比べると1月2月が暖か過ぎたので、感慨も今一つな感じだ。寒いのは嫌いだけど、苦難がないと歓喜も弱くなってしまうものなのかと思う。

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