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2007年3月14日 東フィル サントリー定期公演

3月14日は、東フィルサントリー定期公演、今シーズン最後の演奏会に行ってきました。

指揮:ミヒャエル・ボーダー

R.シュトラウス:「死と変容」 マーラー:交響曲第5番

R.シュトラウスは、10代の頃は比較的好きな作曲家だった。カラヤン/ベルリンフィルのディスクをよく聴いていた。が、ある程度の年齢になると、派手だが空虚に思えてくるようになってきた

「死と変容」も、かつては好きな曲の1つだったはずだ。しかし、今日久々に聴いたが、印象に残らずじまいだった。演奏自体も、ごく普通に進行したということもあるだろうが、気持ちに訴えてこないまま演奏が終了してしまった

両隣りの男性社会人客は、正直、寝ていた^^; 平日の勤務の疲れを跳ね飛ばすほどの「何か」は、なかったのだろう。

指揮のボーダー氏は、オペラやドイツものが得意なのだそうだ。このまま、マーラーもオーソドックスにいったら、どうなるんだろう、と、友人の先輩と休憩時に話す。

そして、迎えたマーラーの5番。冒頭のトランペットはかなりスクエアに始まり、しばらくは、ドイツ・オーストリアの戦車をイメージさせるような、がっしりとした堅牢な展開。ラグビーで言うと、フォワードによる重厚な前後の展開がメインで、バックスによる左右の華麗な動きがない、といった印象だ。

これは、最終楽章まで続いていった。マーラーの曲は基本的に、世紀末的、退廃的、耽美的な解釈がよく似合う。が、今日のボーダーは、あえてそこを前面に出さずに、ベートーヴェン、ブルックナーの延長上にある、ドイツ・オーストリアの正統的な響きを重視したように思えた。

いっぽうで、第1楽章に感じた堅い感触は徐々にほぐれ、楽章が進むにつれ、多様な色彩感も少しずつあふれてくる。第4楽章のややストイックめな美しさと、第5楽章の重厚ながらも躍動感ある展開は、なかなかに圧巻だった。

終わってみれば、心に残るいい演奏だった。観客は、私が感じた以上に評価が高かったようで、いつもより遥かに熱い拍手喝采の嵐だった。(でも、ドイツものが好きで興が乗ると指で指揮する隣りのおじさん、終始ぐったりしていた。よほど仕事で疲れていたのだろう)。

今日で、今シーズンの東フィルサントリー定期はラストだ。そして、2年間キープしたLDブロックの席も今日が最後。B席ながらも全体を俯瞰できてなかなかいい席だった。逆に狭いのと、ステージまでの遠さが難点だったが。。

来シーズンのサントリー定期は、改装後の9月から。今度は、気分を変えてRB席にしたので、楽しみだ。その前に4月からは、日曜のオーチャード定期も併せて購入したので、そちらが先に始まります。

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