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ウルトラセブン第30話「栄光は誰れのために」(プラチク星人)

●迷惑な新参者なのに殉職扱い?

キリヤマ隊長より、野戦訓練の指示が下る。警備隊員服には似合わないベストを上から着て、実射を行うフルハシとアマギ。隊員服には防弾機能などあるはずなのに、このベストは何の意味があるのだろう。寒かったのか。

「そんな撃ち方で敵を倒せるんですか」と、笑いながら現われるアオキ。こんな不審者に、身分も問い質さずに銃を貸すフルハシとアマギはいかがなものか

アオキは、警備隊員の候補なのだそうだ。とにかく手柄を立ててのし上がりたいアオキは、見掛けた宇宙船を報告せず、さらにマグマライザーにわざと発信装置を付けてプラチク星人に奪われ、実弾で攻撃されるハメに。自分でお膳立てした苦境。アオキは、マグマ奪還の先兵となるが、「栄光は俺がつかんだんだ」と言う間もなく、銃弾に倒れる。

マグマに乗り込むダン。現われたプラチク星人に、両手で背中を痛打される。人間っぽい打撃だ。しかしプラチク星人とは、プラスチックから命名されたようだが、ネーミングが安易だ。また前回のプロテ星人と、名前も声も風情もやや似ており、印象が薄い。

セブンにやられ、許しを乞うプラチク星人。それを見て敵に背を向け、飛び立とうとするセブン。いくらなんでも、それはあり得ないでしょう。案の定、噴霧液を浴びて、固められてしまう。が、すぐに復活。

遠景からのショットでは、一方的に打撃を加えていたように見えたセブン。しかし意外に苦戦していて、両者倒れながら両腕で力比べ。この一連の対決シーンは、バド星人の回同様、当時全盛だったプロレスを、相当参考にしているだろう。絶命し、砂の中で風化するように骨になるプラチク。音楽ともども不気味だ

死ぬ間際、「栄光が欲しかった」とすべてを告白するアオキ。バカヤロウと殴るダン。だったら、生きて償いをするんだ、と。背後には、ゾンビのように骨だけになっても立ち上がるプラチク。これを撃ち償いだというアオキは、そこでこと切れる。

ラストでメンバーはアオキを殉職的に扱う雰囲気だったが、どう考えてもただの迷惑な新参者でしかなかったように思える。セブンもテコ入れのために、サイドストーリーに力を入れた回を作ったのだろうが、第13話「V3から来た男」と同様、「地球人と宇宙人の共生」という本質にエピソードが薄い回は、どうもイマイチだと思う。

ロケ地は、次作の「悪魔の住む花」ともども、千葉県の館山だそうだ。次作は、花畑が重要なモチーフになるので納得。が、今作のラストシーンの右上、背後に海が見えるのは、野戦訓練場としては違和感があるのだが。

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