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お礼

今年もあと2時間となりました。

GWから始めたこのブログ、思いのほか、頻繁に更新し、また様々な方に見て頂きました。

ブログを書くことで、また、皆さんに読んで頂きコメントやTB頂くことで、自分も支えられた気がします。

「東京エンタメ日記」に遊びに来て頂いた皆様に、心から感謝致します。

来年もよろしくお願い致します。皆様に幸多いことをお祈りしております。

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2006 国内オーケストラ演奏会 曲単位ベスト5

恒例の(と言ってもブログで迎える年末は初めてですが。。)今年2006年の「国内オーケストラ演奏会 曲単位ベスト5」を選出します。もちろん、私が行ったものからですが^^;

●第1位● マーラー:交響曲第1番「巨人」 (10月23日 新日フィル サントリー定期 指揮:クリスティアン・アルミンク)

http://paienne.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/1023__d84a.html

●第2位● ラヴェル:ダフニスとクロエ第2組曲(9月5日 新日フィル サントリー定期 指揮:クリスティアン・アルミンク)

http://paienne.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/95__4a67.html

●第3位● ショスタコーヴィチ:オラトリオ「森の歌」 (1月20日 東フィル サントリー定期 指揮:ウラディーミル・フェドセーエフ)

●第4位● マーラー:交響曲第9番(2月17日 東フィル サントリー定期 指揮:チョン・ミョンフン)

●第5位● シベリウス:「カレリア組曲」 (6月24日 日フィル 横浜みなとみらい定期 指揮:井上道義)

http://paienne.cocolog-nifty.com/blog/2006/06/624_a31e.html)(http://paienne.cocolog-nifty.com/blog/2006/06/624_7dbc.html

今年の演奏会は、東フィルと新日フィル、2つのオーケストラのサントリー定期が中心となった。なかでも、9月から会員になった新日フィルで聴いたアルミンクの2回の公演は、艶のある官能的な演奏で非常に印象に残った。とはいえ、この5曲はどれも甲乙つけ難く、順不同でもいいぐらいでした。なお、次点を2点ほど。

●次点1● チャイコフスキー:交響曲第1番(12月17日 新日フィル サントリー定期 指揮:小澤征爾)

http://paienne.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/1217__c19a.html

●次点2● イベール:フルート協奏曲(11月3日 フルート:エマニュエル・パユ 新日フィル)

http://paienne.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/113__87cc.html

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2006年12月29日 東京交響楽団 サントリー第九演奏会

今日は本当にまいった。隣りのおばさんの香水と化粧が強烈に臭くて、頭痛と吐き気がしてきた。2楽章から、マスクをして聴いた。それでもダメだった。

以前、3回にわたって、「演奏会における感動の三要素」という記事を書いた。まさにその「(2)座席の環境」がダメダメだった。こんな理不尽が世の中にあっていいのか。私の¥8,000を返せ(ってナンシー関ふう)。

http://paienne.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/post_e67c.html

演奏は、よかった。指揮は秋山和慶、ドイツ的な重厚な演奏だった。バリトンのアイケ・ヴィルム・シュルテは、激うま。声量もすごくて、余裕の歌いっぷり。合唱もよかった。佐藤しのぶさんの声質は、今日はなんかあれあれ?っと思ったけれど。。

アンコールは、弦楽合奏から始まって何の曲かと思ったら、「蛍の光」だった。途中からは楽団員と合唱団員がペンライトを光らせ、場内も暗くなり、ジルベスター的な演出^^; でも、それもなかなかよかった。やっぱり第九演奏会は、日本国民の年末のためのイベントなんですね。

それにしても、今日はやられた。これほど演奏に集中できなかったのも久しぶりだ。。今年の締めだったのに><

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仕事納めとすずめ焼(「はや」の甘露煮)

今日で年内の仕事が終了した。

何度その日を迎えても、仕事納めの日は格別だ。ずっと背負ってきた荷物をいったん全部降ろした感じ、とでも言うか。もしくは、束の間訪ねることのできる非日常な別世界への扉が開く感じ、とでも言うか。

納会のあと18:30には会社を出て、神楽坂へ。神楽坂は、最初の会社で9年を過ごした街。実際に生まれ育った街が自分の故郷だとすると、社会人生活をスタートして新人時代を過ごした街は、第二の故郷という感じがする。

昔ながらの佇まいと新しい息吹が交錯して、枯れた風情だけではなくエネルギーも感じるこの街は、懐かしさも手伝って、居心地がいい。

19時前に、神楽坂上交差点に程近い「近江屋」に寄り、おせち用の「すずめ」を20本ほど購入。「すずめ」とは、鳥のすずめではなく、魚の「はや」の甘露煮のこと。20本は全部自分用です。

子どもの頃から、「すずめ」は家のおせちでは定番で、大好物だった。が、実は世間的にはそれほどメジャーなものではないことが、大人になってからわかってきた。さらに最近では、なかなかこの魚が取れなくなってきたそうで、徐々に姿を消している。自分にとっては一大事だ。

20061228_001

以前は、どこのスーパーでも買えたのだが、紀文が生産を中止し、四谷の丸正でも、神楽坂の有明屋でも扱いをやめ、かなり窮地に追い込まれていた。そんなときに、神楽坂の近江屋で扱っているのを発見したのが一昨年。それ以来、ここで購入している。

そして、友人と美人の部下と3人で寿司屋で飲み。彼らは明日も仕事が残っているので恐縮でしたが、いつもの風景がまったく別の景色に見えてきて楽しさも倍増、最終日ならではのひとときでした^^

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ドラマ「のだめカンタービレ」最終回と大川とベートーベン交響曲第7番

ドラマ「のだめカンタービレ」が、最終回を迎えた。

注目していた大川のシーンは、ドラマ用に練りに練って原作をアレンジしていた。

千秋がタクシーから降りるシーン、原作では「止めてくれ」だが、ドラマでは「反対だ」だった。意図がより明確に伝わるための台詞のこだわりだ。

また、東京駅まで乗ったタクシーでの千秋の台詞「オレ様を2度も振ったら」「もう絶対許さねぇ!」が、ドラマでは大川でのクライマックスシーンの決め台詞にもってきた。これもより効果的だった。

もちろん、原作で二人が言う「あけましておめでとう」は、「メリークリスマスだ」。自分としては、ここは正月でないと違和感があったが、まあ年末のドラマの最終回が現実のカレンダーとシンクロするのは定番だし、すぐに納得した。

ところで、のだめが実家の近くの川で、メロディを口ずさんで音楽を思い出すシーンがあった。(ここからは推測の記述です)場所が大川なのだから、この川は筑後川なのだろう。そして、可動橋のようなものが画面に映った。

自分の母方の実家は、佐賀県の諸富。諸富駅は、1987年に廃線になった国鉄(JR)佐賀線の、筑後大川駅や筑後柳川(河?)駅の近くだった。

佐賀にはもう20年も行ってないが、小中学校時代は、実家を足場に、三脚や一眼レフカメラに望遠レンズを持って、筑後川に滅び行く蒸気機関車の写真を撮影に行った佐賀線を走る蒸気機関車が筑後川の可動橋を渡るところは、絶好の撮影ポイントだったのだ。

佐賀線はもうないので、今日映った可動橋は、その記念碑的なものなのだろうか。車道にも可動橋があるのだろうか。しかしのだめの最終回でこんな懐かしい光景に出会えるとは。。

そして、原作とは順序を入れ替えて、ラストはベートーベン交響曲第7番で締めくくった。舞台は、今年20回近く行ったサントリーホール。のだめは、P席でしたね。指揮者の「彼女席」は、P席最前列なんですね

しかし、表題がなく、3,5,6,9番ほどは一般の認知がないベートーベンの交響曲第7番が、たんなるBGMとしてではなくたぶん感動を伴って日本の20%の世帯に響いたと思うと、なんだか不思議な気がする。

前回も書いたが、この曲は自分の高校オーケストラの卒業公演の曲。自分の卒業を思い出すこのラストはより感慨深いものがありました^^

(他の、のだめの記事は、→ 『アニメ・コミックカテゴリー』でどうぞ)

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堀井憲一郎著『若者殺しの時代』とクリスマスイヴ

クリスマスイヴと言えば、先週、堀井憲一郎著『若者殺しの時代』(講談社現代新書)を読んだ。

堀井憲一郎と言えば、週刊文春連載の「ズンズン調査」も長く読んでいるが、1998年双葉社刊の『『巨人の星』に必要なことはすべて人生から学んだ。あ。逆だ』は、かなりの愛読書になっている。自分のマニア(ヲタク)マインドなど霞んでしまうほどの遥か遠い境地に達しているこの本は、衝撃だった。

氏が、自分の少し先で自分と近い文化に接して過ごしてきているのは感じていた。本書で初めて知ったのは、氏は自分より3歳上だが、同じ早稲田で入学は自分の1年前。数年間を同じ場所で過ごし、同じ時代の空気を吸っていたわけだ

そんな氏が、1980年代から現在に至るまでのトレンドな事象を通じて、現在の若者の置かれている状況を切って見せたのが本書だ。

第2章には、クリスマスについての記述がある。クリスマスが「恋人たちのためのものになった」のは、1983年が分岐点。その後、クリスマスは大人の商業主義にからめとられ、「ファシズム」と化したという分析だ。

確かに、自分も高校生のあたりから、「クリスマスイヴ」をどうやって過ごすか、は気になるテーマとなった。彼女がいれば安心できたし、気になっている女性がいれば一緒に過ごそうと画策したし、逆にそういう見込みがない年は、早くこの日が過ぎ去ってほしかった

そんな70年代後半からの自分の意識は、80年代には世間の雰囲気となり、80年代中盤・後半は、本当にフレンチでディナーして都心のシティホテルに一泊、の世界となった。

本書には、クリスマスの他にも、ディズニーランド、トレンディドラマから純愛ドラマ、携帯電話、ワープロとパソコン、ヘアヌード、マンガ、「一杯のかけそば」、バレンタインデイなどがテーマとなっている。80年代から現在に至るまでのトレンドが、停滞し沈んでいくしかなくなった「今」、なかでも「今の若者」に与えた意味について、鋭い分析がなされている。

他の著書で見られる氏独特の「一人突っ込み」的な文体がほとんどなく、とくに終章に至るあたりは、いわゆる筆がすべっている感じで、凄みすら感じられる。

タイトルだけが、少し残念。最近、「下流」「格差」「若者」が本のタイトルにつき過ぎで、埋もれてしまう感じがある。氏のこういう本だと知っていればすぐに買ったのに、奥付の4月発売から自分が認知・購入するのに8ヶ月も経ってしまった。不覚でした。。

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年末雑感

またいつのまにか、コアクラシックとセブン話ばかりになってたので、軽い話にします^^;

木曜、金曜は忘年会とプチクリスマスでした。終電間際の電車の混み具合はまさに年末の感じ。また、土曜はちょっとしたクリスマスの集まりをしたので、この3日ですっかり気分は年末のカウントダウンモードに入った感じです。

年によって、この気分に入る時期はまちまち、去年とかは仕事が落ち着かなかったので、大晦日までそんなモードにならなかったのを思い出します。

ところで今日は年賀状の宛名印刷をしていましたが、、先日の新聞記事によると、年賀状の売上が年々減っているそうですね。自分のことを考えてみても、21世紀に入ってから知り合った人とは、あまり年賀状のやりとりをしていません。

ここ数年は、携帯の番号とアドレス、パソコンのアドレスで終わって、よっぽどの場合じゃないと自宅の住所や電話まで教えたりしなくなっているから。さらに個人情報保護法のせいで、会社で住所録が作られなくなったのも大きい。

まあ、無尽蔵に年賀状の枚数が増え続けるのも困るので、ちょうどいい具合に増加にストップがかかったけれど、それはそれでさびしい気もします。元旦に年賀状を取りに行くのって、今でもかなり楽しみだし。

さて、25日月曜はいよいよのだめの最終回。去年は数十年ぶりに大河ドラマの「義経」を観ていて、年末に向けてけっこう盛り上がりましたが、今年はのだめで盛り上がるとは、意外でした。

ドラマの中でもこの日は、「12月25日のサントリーホールでのベト7」なんですね(25日のサントリーは読響の第九だから、生ではないようですが)。そのあと、正月の大川があるはずだから、ドラマの年末年始もカウントダウンモードにシンクロしてきそうです(笑)。

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ドラマ「のだめカンタービレ」いよいよ最終回へ

コンクールも終わり、いよいよドラマ「のだめカンタービレ」が最終回を迎える。

当ブログでも何回かのだめのことは書いてきたが、予想を大幅に上回る出来だった。実写では無理と思っていた、のだめのキャラだが、今ではすっかり上野樹里がのだめに見えてくる

また原作では、オーケストラにまつわる様々な事象を本格的に描き込んでいて、それをテレビがどこまでやるかと思っていたが、なかなかしっかりしたものだった。

さらに当たり前だが、マンガは音がないが、テレビでは音楽が聞こえてくる。それも、原作に出てきてストーリーにからむ曲以外の、BGMもかなりの凝りようだった。前回書いた、「マタイ受難曲」からバーバーの「弦楽のためのアダージョ」などは、圧巻だった。

さて、いよいよ次週が最終回。ずっと大川のシーンがラストか、と予想していたが、予告編を見る限りだと卒業のシーンも描かれていたので、大川よりもう少し先までやるのだろう

いずれにしても、テーマ曲となっているベートーヴェンの交響曲第7番が、かなりフィーチャーされることは間違いないだろう。

この曲は、自分の高校時代に、オーケストラ部の卒業公演でクラリネットのトップを吹いた、思い出の曲。年末に月9の最終回を心待ちにするのは、(何度も書きますが)「やまとなでしこ」以来です^^;

しかし、第10話の悠人くん。よくあそこまで原作にそっくりな人間を連れてきたものだと、関心してます。

また、「ペトルーシュカからの3楽章」の、のだめ即興作曲バージョンはかなり期待していたが、やはりテレビでそこまでは無理でしたね。。

(他の、のだめの記事は、→ 『アニメ・コミックカテゴリー』でどうぞ)

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06年12月17日 小澤征爾指揮(ピアノ:ユンディ・リ) 新日フィル サントリー定期公演

今日は、小澤征爾指揮、ピアノにユンディ・リ、という豪華なアーティストによる新日フィルのサントリー定期公演に行ってきた。

ユンディ・リは、音楽雑誌の編集者時代に、取材で30分ほど話したことがある。ショパンコンクールで15年ぶりの第1位に輝いた翌年に来日したときだ。あれから5年、そのときの印象からすると、本当に堂々として、風格すら感じられるようになった

プログラムは、プロコフィエフのピアノ協奏曲第2番、アンコールはショパンのノクターンop.9-2だった。前者では、明るく力強くエネルギッシュに弾き切ったかと思うと、後者では、花が鳥にささやくかのような可憐なタッチ。澄み切った音色は共通ながらも、その表現は幅広さは、さすがだった。

小澤征爾さんは、松本の蕎麦屋と小田急線と乃木坂界隈と、3回ほど偶然見掛けたことはあるものの、演奏会は本当に久しぶり。たぶん、1978年3月16日東京文化会館、ボストン交響楽団の「幻想」以来だ。

メインはチャイコフスキーの交響曲第1番「冬の日の幻想」。小澤征爾のアンサンブルは、弦と管のそれぞれがくっきりと立つところと、両者が融合するところが、大きな流れのなかで絶妙なバランスをもって織り成されてゆく。見事だ。演奏によっては大仰になったり凡庸になったりしかねないこの曲が、活き活きとした生命力を持って輝いていた。

ところで、今日は「観たい」要素もあったので、先週末にヤフオクで、NASHICAの双眼鏡GEO SPORT/14-50×28定価\46,000を、\3,100で落札、持参した。

この商品、性能が良過ぎて、引きのズームでも「どアップ」にしかならないことが判明したが、おかげでお元気そうな小澤征爾さんの「表情」も堪能することができた。いつまでもお元気で、日本人の誇れる存在であり続けてほしいです。

余談ですが、かつてオーケストラでも吹いていたことのあるクラリネット奏者にもレンズを向けたら、セカンドの澤村康恵さんが、すごくタイプで可愛いのを発見^^; 双眼鏡にそういう意図はなかったんですが。。(笑)

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ウルトラセブン第21話「海底基地を追え」(ミミー星人・アイアンロックス)

●戦艦大和の亡霊が不気味な恐怖感

ホルンの断片的な旋律。航海中の第3黒汐丸。夜の海の映像が美しい。しかし、いきなり海中から現われた戦艦大和のようなものに撃沈されてしまう。世界的にこのような事故が起きているという。

アマギがハイドランジャーで大和の沈没地点を探すが、そこに大和はない。アマギも、アマギを捜索に行ったフルハシも、ミミー星人の円盤にやられる。

下田港に出現する、戦艦大和の姿をした爆弾ロボット、アイアンロックス。砲撃を開始。まるで意志を持っているかのようだ。

アイアンロックスは、地球の海底に沈んでいる戦艦の鉄くずを集めて作られ、静止後15分で爆発する爆弾ロボットということが判明する。爆発まであと13分

セブンが登場すると語り出すアイアンロックス(ミミー星人)。手首を手錠状のものに捕らえられ、苦しむセブン。音声が時計の音だけになる。爆発寸前、空中に飛び、回転しながらアイアンロックスにダメージを与え、地上で手錠を引きちぎり、エメリウム光線でアイアンロックスを爆破。

海に昇る朝日。それを見つめるダン。そこで終わる。

結局、アイアンロックス、爆発したけどたいしたことなかったじゃん、という突っ込みはある。けれど、クールに進行するこの作品、自分は嫌いではない。

「もはや戦後ではない」と経済白書に書かれたのが、終戦後11年経った1956年。この作品の放映年はそれから12年後の1968年。

Photo_9戦争はリアルに間近な出来事ではなかったが、小学生向けの書籍にも、ゼロ戦や戦艦大和に関する書籍が多く刊行されていた。メディアを通して「戦争」が考察されていたのだろう。その意味で、今のように戦争がほとんど忘れ去られた時代とは大きく異なっていた。

そんななかでこの作品は、悲劇の主人公「戦艦大和」が亡霊のように再び姿を現し悪の存在となっている、というところに、不気味な恐怖感があったように記憶している。ウルトラセブン独特の、全編夜の描写も拍車をかけている。

(写真:「怪獣wiki特撮大百科事典」より)

↓他の作品は、当ブログのウルトラセブンカテゴリーでどうぞ!(更新中です)

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年末と第九

今年も、あと2週間。演奏会も、あと2回を残すのみとなった。

この2回も入れて、今年演奏会に行った回数を数えてみると、去年と同じく20公演。その最期は、例年どおり、ベートーヴェン交響曲第9番の予定だ。

自分と同じくオーケストラの演奏会を趣味にしている人は、普段は来ないような人が大挙して押し寄せる年末の「第九」には行かない、という人も多い。もともとこの曲と年末とは何の関係もない、と、それはもっともだ。

でも自分は、生で「第九」を聴かないと1年が終わらない。すっかり、この日本だけの風習に染まって、早何年になるだろう。

緊迫の1楽章、躍動の2楽章、静謐の3楽章、そしてお祭りの4楽章。。。70分に及ぶこの曲のすべてのリズムとメロディと和音が、自分のDNAになっているような気がする。特別な曲だ。

この曲の流れに心をたゆたわせ、人間賛歌に身を委ねていると、1年の「ヨカらぬモノ」が浄化されていく気分になる。

逆に、こんな風習を作ってくれた先人たちに感謝したいぐらいです^^

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2006年12月14日 N響 サントリー定期公演

今日は、急遽友人より招待券を譲ってもらい、ローター・ツァグロゼク指揮N響サントリー定期のモーツァルトプログラムへ行ってきました。

クラリネット協奏曲のソロはザビーネ・マイヤー。マイヤーは、生で見るのも聴くのも初めて。余計な話ですが、その雰囲気は、青池保子作「エロイカより愛をこめて」ドイツ人NATO将校「鉄のクラウス」に絡む美人ドイツ人女性を彷彿させる^^;

早めのテンポで始まるオケ。それにも増してさらに早いスピードで始まるマイヤーのソロ。オケとのバランスとかは考えずに、ひたすら自分のイメージを繰り出してゆく

ソロ楽器とピアノのデュオにおいては、このようにソロ楽器が挑発し、ピアノもこれを受け、それが相俟って互いに高みに達していくことはある。が、協奏曲では、なかなかそこまでオケは絡んで来れないのかと思う。あくまで自分の思うがまま、さすが世界のマイヤー

また、マイヤーのソロ。自分はかつてクラリネットを吹いていたので、この曲のソロパートはほぼ暗譜している状態だが、初めて聴くメロディラインがいっぱい

相当なマイヤーバージョン、というか、あれあれ、これ、モーツァルトだったっけ? というレベルまでの改変だ。(最近は、こういう新しい版での演奏も見られるとか、私の不勉強でしたら謝罪します)。

もちろん、相当に上手いのだが、アルフレート・プリンツ、カール・ライスター、ハロルド・ライト、ジャック・ランスロ。。。そんなあたりを生で聴いて育った自分としては、う~ん。。。

そしてメインは交響曲第41番ジュピター。ダイナミクス的に弱音の味付けやあえてのテンポの「緩」もところどころあったものの、基本的にジュピターらしい堂々とがっしりとした造形。気のせいか、のびのびとした快演だった。

ジュピターは、モーツァルトの中では編成も大きく、いわゆるモーツァルトらしい独特の少し粘り気ある甘さが前面に出て来なく、自分はかえって好きだったりする。今の余韻は、そんなジュピターのマニッシュな味わいです。

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ドラマ「のだめカンタービレ」第8回 とバーバー『弦楽のためのアダージョ』

先週のドラマ「のだめカンタービレ」第8回では、千秋の飛行機事故恐怖症を治すために、のだめが催眠術をかけるシーンが放映された。ここで、バッハの『マタイ受難曲』に続き、バーバーの『弦楽のためのアダージョ』がかかった。

バーバーは、1910年生まれ、1981年没のアメリカの作曲家。同世代のアメリカ人作曲家の曲では、アーロン・コープランドの「クラリネット協奏曲」も好きな曲だが、このバーバーの『弦楽のためのアダージョ』もかなりいい。(ちなみに去年12月25日は、下野達也指揮東フィルで、第九の前に生で聴いたが、昨年のマイベストに入る感動だった。)

このシーンは、のだめの千秋への愛というか母性を感じさせる、全体のなかでも重要な場面だ。ここに、この曲はなかなかにはまっていた。いい選曲だ。

で、今日自宅のCD棚を探すと、なんとこの曲は所有してないことがわかり、ついでがあったので新宿のタワーに寄ってみた。が。。なんと作曲家別にABC順で並ぶタワーの棚に、Samuel Barberの仕切りはおろか、CDも1枚もない><

帰りの電車で読んだフリーペーパー『チケットクラシック』ののだめ特集では、「9巻までをドラマ化」と書いてあった。やはりスタート時に予想したとおり、ラストは大川の川沿いのシーンかな^^

うちに帰って、そう言えば雑誌時代にメーカーさんから頂いたコンピレーションのサンプル盤があったなと探してみたら、ベスト100系に、しっかり入っていた。

改めて聴いて、やはりこの曲はいい。ここまで名曲だと、裏腹で通俗性も生じてきそうなものだが、それがない。深い。

のだめの記事は、→ 『アニメ・コミックカテゴリー』に他にも書いておりますので、よろしければ。。。

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ウルトラセブン第20話「地震源Xを倒せ」(シャプレー星人)

●セブンが田沼雄一っぽいぞ

頑固者イワムラ博士を迎えにいったダンとソガは、いきなり怒られる。助手のサカキがフォローに入る。このうちどっちかが怪しいのだろうという伏線。

突然木琴系の軽やかなBGM。街中をラリー中の女性2人。ラリーってそんな普通のところを走るんだろうか。普段着でいいのか。道に迷う。「ごめんなさい、あたし方向音痴なの」。そんな人がラリーに出ていいのか。まさに突っ込みどころだらけ^^;

イワムラ博士のところへ行くのは、「アンヌが適任です」とふられるアンヌ。「いいわ。ね?ダン」とアンヌ。同意するダン。指揮命令系統よりも、仲の良い2人で話を決めてしまうところは、なかなか。

マグマライザーで青沢山岳地帯の地底を調査するダン、フルハシ、アマギ。事故で、室内温度が急上昇する。子ども心には、かなりドキドキものだった記憶がある。

地球のものではない金属片を落とし、正体を見破られるシャプレー星人。どう見ても、わざと落としたとしか見えなかったが

それを追求され、「とうとう見つけたか」と名を名乗って正体を現すシャプレー星人。このへんの立ち居振る舞いは、ウルトラセブンっぽくなく、他の数多あるヒーローもののように安っぽい。そして、ウルトラガンであっさりやられる。情けない。

現われた怪獣ギラドラスは、わりと強いがなんか風体が間抜けで、これも少々セブンっぽくない。気温を操り、雪を降らせる。初めてセブンが、寒さに弱いことを露呈する

アンヌが「ウルトラセブン、立つのよ!」と叫ぶと復活するセブン。スミちゃんの「ゆういちさん、がんばって!」で元気が出る若大将シリーズの田沼雄一(加山雄三)っぽい。同じ東宝だし、時代も近いし

う~ん。しかしイマイチな作品。ちょっとセブン、中だるみか。

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12月06日 ロストロポーヴィチ指揮 新日フィル サントリー定期公演

昨日は、ロストロポーヴィチ指揮、新日フィルのサントリー定期公演に行ってきた。

ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番は、ソロの木嶋真優が、思いのほかよかった。低音の太い音、その表現力は、確かなものだ。2000年に13歳でヴィエニャフスキ国際コンクールで最高位、というからまだ10代? これからが楽しみだ。3楽章の独白のような長いフレーズは、なかなかに聴き応えがあった。

フィナーレ前の、これからというときに、弦が切れ、楽器を交換。よくそれで乗り切ったが、さすがに音が少し細くなった感じがした。オーケストラの奏者のヴァイオリンの弦が切れて、後ろの人と順に交換するシーンは何度か見たことがあるが、ソリストでは初めて。ソリストの場合も、同じ手順を踏むとは、知らなかった。

そしてメインは、同じショスタコーヴィチの交響曲第10番。CDで何回か聴いたことはあるが、生は初めて。この曲が好きな人やくわしい人には、勉強不足で申し訳ないが、正直ややつらかった。

7番のような病みつきになる執拗さ、9番のような諧謔さに潜む強烈な虚無感、5番のような圧倒的な分かりやすさと迫力。。。自分はそんなショスタコーヴィチメジャーな曲しかくわしくないのだが、10番はなんだかとりとめがない割に長い、そんな印象だった。

ショスタコーヴィチは、オーケストレーションに優れているから、知らない曲でもそこそこ楽しめたりする。しかし、静かなフレーズに言葉にできないような心情も見出せず、全奏部分に圧倒的な切れ味も凄みも感じられず。。仕事で疲れ気味なことも追い打ちをかけた。

だから、ロストロポーヴィチの解釈とか以前の状態だった。同行の友人もほぼ同じような感じ。。

彼は、先日13番「バビ・ヤール」を聴いてて、これもかなり主題が重過ぎできつかったという。このあたり、なかなか一般の日本人には理解しにくい部分もあるのかも知れない。

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葛根湯とショスタコーヴィチ

今日の午前10時頃、大きなくしゃみをしたとたんに全身に悪寒が走り、急に身体が熱っぽくなって喉にも違和感が生じてきた。

う。。これは来そう。。と思って、葛根湯を即座に飲んだ。来たなと思ったらすぐに飲む葛根湯は、友人の医者直伝の風邪対策。おかげで、今のところなんとか持ちこたえている。

今週は引き続き仕事も忙しく、そんななか明日はロストロポーヴィチ指揮新日の定期公演。今、体調を崩すと非常に困るのだ。

明日は、ショスタコーヴィチの、ヴァイオリン協奏曲と交響曲第10番。何気にモーツァルトイヤーに負けないぐらい盛り上がっている、ショスタコーヴィチイヤーに相応しいプログラムだ。

1月に東フィルで聴いた「森の歌」も圧巻だった。国の圧力に屈して作った体制万歳の曲。であっても、オーケストレーションの見事さで、非常に聴き応えがあるのだから、さすが大芸術家は違う。

あ~なんとか体調悪化しないで、明日も今週も乗り切りたい。。

ということで、葛根湯とショスタコーヴィチに因果関係があるのは、私だけでした(すみません)。

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思い出の(やけくそな)年末(3)

ミレニアムの年末。12月中旬に、全社の次年度の事業計画の発表会があった。

そこには、自分が約1年半にわたって現場のリーダーとして推進してきた新事業プロジェクトの姿は、影も形もなかった。自分の上の要職者たちは、すでに次の居場所を確保していた。誰に何を聞いても、納得のいく回答は得られなかった。

喪失感と不信感と先行き不透明感に苛まれ、その日から何もやる気にならず、飲んで夜遊びの毎日。。

14日:神楽坂の焼肉屋にて、前の会社のテニス部忘年会に参加

15日:同僚と会社近くのファミレスで飲み

16日:研修会の流れで青山のイタリアンでアーリークリスマスディナー

17日:(日曜で自宅近辺で飲み)

18日:編集プロダクションのクリスマスパーティー。急ピッチで飲み早々に辞し、「やまとなでしこ」最終回を観ながら追加で飲み

19日:部の忘年会と二次会

20日:美人揃いだったチームのメンバーと、表参道のイタリアンでクリスマスディナー

21日:退社して九州に行く元部下を渋谷の沖縄料理店で個人的送別会

22日:30人ぐらいで飲みながら徹夜麻雀大会

23日:友人一家とクリスマスパーティー

24日:同上

25日:渋谷の和系バーで飲み

26日:新宿の安飲み屋とジャズバーで同僚と飲み

27日:芸術劇場で第九演奏会のあとオールナイト

と。。思い出のやけくそな年末^^; いちおう会社にも行って仕事してたんですけど。。

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ウルトラセブン第19話「プロジェクト・ブルー」(バド星人)

●顔も設定もかなり怖いのに間抜けなバド星人

ミヤベ博士は、月と地球を磁力で包み込む地球防御バリア「プロジェクト・ブルー」を開発中だ。

事件がなくてヒマなフルハシ。「そんなものができたら、ますますヒマになりますね」。さすが高度成長期の1960年代。今なら真っ先に失業の心配をするところだろう

しかしミヤベ博士。地道な技術者で40歳過ぎと見受けられるが、派手な外国人女性と結婚したものだ。妻のグレイス(リンダ・マルソン)はどう見ても30歳前ぐらい。しかも美人でプロポーションも抜群、ワンピースが似合う。なかなかやるな。ミヤベ。

暖炉の前で、誕生日プレゼントにドレスを渡すミヤベ。流暢な日本語を話すグレイス。まるで、アメリカのホームドラマのようだ。

翌朝、リビングのテーブルと床がいきなり浮き上がり、地下への階段が現われる。いつのまにこんなものがと、階段を降りるミヤベ博士。すると床がしまってしまう。いくらなんでも、不用意だろう。

ミヤベ博士が拉致されて不在の家に帰ってくるグレイス。姿を現さずにグレイスを脅かすバド星人。このへんは、なかなか怪奇ものの様相を呈してくる。

姿を現し、グレイスに迫るバド星人。しかしこれほど不快感のある顔も珍しい。知り合いのS氏に少し似ている。間一髪でダンとアンヌが到着。先に撃てばいいのに、撃たずにウルトラガンでやられるあたりは、非常に情けない。

巨大化してのセブンとの対決シーンは、完全にプロレスモード。助けを乞うと見せかけ凶器のメリケンサックでセブンの顔面を攻撃したり、フライングボディプレスを試みたり。当時は日本プロレスと国際プロレスがゴールデンタイムに放映してたはずだから、かなり影響を受けたのだろう。

あっさりバドを倒し、地球を破滅させる爆弾を回収するため、鏡の中に入っていくセブン。それを追って、鏡にアゴと口をぶつけるアンヌは、なかなか可愛い

Photo_8本部に戦果を報告するダン。「全部ウルトラセブンの働きです」と告げ口するアンヌ。「こいつぅ」と頭を小突くダン。相変わらずいい感じですね。

それにしても、プロジェクト・ブルーの障害がなくなり、これが完成したら、以後の話が成り立たなくなるのだが。

(写真:「怪獣wiki特撮大百科事典」より)

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思い出の年末(2)

30歳過ぎで転職した会社は急成長を続けていて、自分の入社後まもなく上場。グループ会社社員約2,000人に、パソコンと海外旅行がプレゼントされた。

海外旅行は、会社が旅行代理店に依頼してツアーが組まれ、好きな場所と時期を選べる。

そのなかに、「ダブルクリスマス 東京&ホノルル」という、ちょっと琴線に触れるコースがあった。なんのことはない、12月24日夜に成田を出発し、12月24日の朝にホノルルに到着する、というだけの話だ。

でもこのツアーがいいのは、24日から会社を休んでハワイに行き、1週間後に帰ってくるとそのまま年末年始休暇、というところだった。そんなわけで、この年の年末年始は、14連休ぐらいした記憶がある。

その旅行でハワイは4回目だったが、もちろんクリスマスは初めて。思いがけず感激したのは、クリスマスツリーだった。雪のない地域だからこそ憧れがあるのか、街やホテルのどのツリーも、雪化粧がたっぷりと施してあるのだ。

それからもう1つ、日本だと25日を過ぎると、途端にクリスマスが終了するのだが、ハワイではそのまま新年までクリスマスモードが続く。滞在中ずっとどのお店に行っても、「メリークリスマス!」と出迎えてくれるのは、なかなかハッピーな感じでした^^

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