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ドラマ「のだめカンタービレ」最終回と大川とベートーベン交響曲第7番

ドラマ「のだめカンタービレ」が、最終回を迎えた。

注目していた大川のシーンは、ドラマ用に練りに練って原作をアレンジしていた。

千秋がタクシーから降りるシーン、原作では「止めてくれ」だが、ドラマでは「反対だ」だった。意図がより明確に伝わるための台詞のこだわりだ。

また、東京駅まで乗ったタクシーでの千秋の台詞「オレ様を2度も振ったら」「もう絶対許さねぇ!」が、ドラマでは大川でのクライマックスシーンの決め台詞にもってきた。これもより効果的だった。

もちろん、原作で二人が言う「あけましておめでとう」は、「メリークリスマスだ」。自分としては、ここは正月でないと違和感があったが、まあ年末のドラマの最終回が現実のカレンダーとシンクロするのは定番だし、すぐに納得した。

ところで、のだめが実家の近くの川で、メロディを口ずさんで音楽を思い出すシーンがあった。(ここからは推測の記述です)場所が大川なのだから、この川は筑後川なのだろう。そして、可動橋のようなものが画面に映った。

自分の母方の実家は、佐賀県の諸富。諸富駅は、1987年に廃線になった国鉄(JR)佐賀線の、筑後大川駅や筑後柳川(河?)駅の近くだった。

佐賀にはもう20年も行ってないが、小中学校時代は、実家を足場に、三脚や一眼レフカメラに望遠レンズを持って、筑後川に滅び行く蒸気機関車の写真を撮影に行った佐賀線を走る蒸気機関車が筑後川の可動橋を渡るところは、絶好の撮影ポイントだったのだ。

佐賀線はもうないので、今日映った可動橋は、その記念碑的なものなのだろうか。車道にも可動橋があるのだろうか。しかしのだめの最終回でこんな懐かしい光景に出会えるとは。。

そして、原作とは順序を入れ替えて、ラストはベートーベン交響曲第7番で締めくくった。舞台は、今年20回近く行ったサントリーホール。のだめは、P席でしたね。指揮者の「彼女席」は、P席最前列なんですね

しかし、表題がなく、3,5,6,9番ほどは一般の認知がないベートーベンの交響曲第7番が、たんなるBGMとしてではなくたぶん感動を伴って日本の20%の世帯に響いたと思うと、なんだか不思議な気がする。

前回も書いたが、この曲は自分の高校オーケストラの卒業公演の曲。自分の卒業を思い出すこのラストはより感慨深いものがありました^^

(他の、のだめの記事は、→ 『アニメ・コミックカテゴリー』でどうぞ)

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コメント

何かの作品に接している時、自分につながる何かに出会う時があります。それは、良い作品に出会うのとは違った楽しみだと思います。以前、ぼくの田舎が舞台の映画に出会い、本当にびっくりしたことがありました。
『のだめ』は潜在的に抱いていたクラシックに対する関心を呼び起こしたと同時に、音楽がいかに素晴らしいものかを教えてくれた、とくべつなドラマでした。
ちなみに最終視聴率は初めて20%を突破、平均視聴率は今クールのドラマの第2位に躍り出ました。

投稿: alcoa01 | 2007年1月 1日 (月) 08時52分

これまでにも自分はクラシック音楽に関する質問をいろいろ受けてきましたが、今回の反響は、のだめが与えた影響の大きさを改めて感じます。
月9という一般層向けの人気の枠で、誰もが関心を持てる1クールドラマという体裁をまとうことで、多くの人にクラシック音楽の魅力を伝えることができたのだと思います。(別にそういう目的のドラマではない訳ですが)。
ちょうど、ニューイヤーコンサートが始まりました。今年も音楽は自分の、そして多くの人の生きる彩りとなるんでしょうね^^

投稿: paienne | 2007年1月 1日 (月) 19時16分

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