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ウルトラセブン第21話「海底基地を追え」(ミミー星人・アイアンロックス)

●戦艦大和の亡霊が不気味な恐怖感

ホルンの断片的な旋律。航海中の第3黒汐丸。夜の海の映像が美しい。しかし、いきなり海中から現われた戦艦大和のようなものに撃沈されてしまう。世界的にこのような事故が起きているという。

アマギがハイドランジャーで大和の沈没地点を探すが、そこに大和はない。アマギも、アマギを捜索に行ったフルハシも、ミミー星人の円盤にやられる。

下田港に出現する、戦艦大和の姿をした爆弾ロボット、アイアンロックス。砲撃を開始。まるで意志を持っているかのようだ。

アイアンロックスは、地球の海底に沈んでいる戦艦の鉄くずを集めて作られ、静止後15分で爆発する爆弾ロボットということが判明する。爆発まであと13分

セブンが登場すると語り出すアイアンロックス(ミミー星人)。手首を手錠状のものに捕らえられ、苦しむセブン。音声が時計の音だけになる。爆発寸前、空中に飛び、回転しながらアイアンロックスにダメージを与え、地上で手錠を引きちぎり、エメリウム光線でアイアンロックスを爆破。

海に昇る朝日。それを見つめるダン。そこで終わる。

結局、アイアンロックス、爆発したけどたいしたことなかったじゃん、という突っ込みはある。けれど、クールに進行するこの作品、自分は嫌いではない。

「もはや戦後ではない」と経済白書に書かれたのが、終戦後11年経った1956年。この作品の放映年はそれから12年後の1968年。

Photo_9戦争はリアルに間近な出来事ではなかったが、小学生向けの書籍にも、ゼロ戦や戦艦大和に関する書籍が多く刊行されていた。メディアを通して「戦争」が考察されていたのだろう。その意味で、今のように戦争がほとんど忘れ去られた時代とは大きく異なっていた。

そんななかでこの作品は、悲劇の主人公「戦艦大和」が亡霊のように再び姿を現し悪の存在となっている、というところに、不気味な恐怖感があったように記憶している。ウルトラセブン独特の、全編夜の描写も拍車をかけている。

(写真:「怪獣wiki特撮大百科事典」より)

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