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12月06日 ロストロポーヴィチ指揮 新日フィル サントリー定期公演

昨日は、ロストロポーヴィチ指揮、新日フィルのサントリー定期公演に行ってきた。

ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番は、ソロの木嶋真優が、思いのほかよかった。低音の太い音、その表現力は、確かなものだ。2000年に13歳でヴィエニャフスキ国際コンクールで最高位、というからまだ10代? これからが楽しみだ。3楽章の独白のような長いフレーズは、なかなかに聴き応えがあった。

フィナーレ前の、これからというときに、弦が切れ、楽器を交換。よくそれで乗り切ったが、さすがに音が少し細くなった感じがした。オーケストラの奏者のヴァイオリンの弦が切れて、後ろの人と順に交換するシーンは何度か見たことがあるが、ソリストでは初めて。ソリストの場合も、同じ手順を踏むとは、知らなかった。

そしてメインは、同じショスタコーヴィチの交響曲第10番。CDで何回か聴いたことはあるが、生は初めて。この曲が好きな人やくわしい人には、勉強不足で申し訳ないが、正直ややつらかった。

7番のような病みつきになる執拗さ、9番のような諧謔さに潜む強烈な虚無感、5番のような圧倒的な分かりやすさと迫力。。。自分はそんなショスタコーヴィチメジャーな曲しかくわしくないのだが、10番はなんだかとりとめがない割に長い、そんな印象だった。

ショスタコーヴィチは、オーケストレーションに優れているから、知らない曲でもそこそこ楽しめたりする。しかし、静かなフレーズに言葉にできないような心情も見出せず、全奏部分に圧倒的な切れ味も凄みも感じられず。。仕事で疲れ気味なことも追い打ちをかけた。

だから、ロストロポーヴィチの解釈とか以前の状態だった。同行の友人もほぼ同じような感じ。。

彼は、先日13番「バビ・ヤール」を聴いてて、これもかなり主題が重過ぎできつかったという。このあたり、なかなか一般の日本人には理解しにくい部分もあるのかも知れない。

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