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「アンボス・ムンドス」桐野夏生

ヤフオクで落札して、桐野夏生の「アンボス・ムンドス」を読んだ。

実際の事件をモチーフにして・・・というのは、私が好きな「グロテスク」と同じ手法。なので、昨年発売後すぐに書店に行ったのだが、意表をついて短編集だったので買うのを躊躇してしまっていました。

全7編を収録。どれも、桐野夏生独特の女性の悪意や本音が丹念に描かれており、その毒を堪能できる。毒といえば、「残虐記」はきつ過ぎ、さらに「アイム ソーリー、ママ」は凄過ぎて吐き気がするぐらいだったので、この作品集は、ちょうどいいぐらいかもしれない。

でもやはり、表題作の「アンボス・ムンドス」、それから、「愛ランド」などは、長編でじっくりと読みたかったと思いました。

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コメント

読まず嫌いなんでしょうね。最近の作家の作品は嫁が色々読んでて、あれこれ薦められますが、ここ何年かは夏目漱石一色でございます。
明治・大正・昭和初期の匂いが何とも堪らなく
漱石とその因縁の俳人・門下生作品に浸り続けております。

近年の小説は原作は読まずに映画化された作品を映像で鑑賞する事が多いこの頃。

尊敬していた遠藤周作・吉村昭氏が相次いで亡くなってしまった昨今。寂しい限りです。

投稿: モロダシ ボン | 2006年9月10日 (日) 20時01分

なるほど。映画化された作品で、よかったものはありますか?

投稿: paienne | 2006年9月12日 (火) 23時12分

好きな作家の映像作品は大体ガッカリします。
文章で楽しむ事と映像で楽しむ事は自分の中では全く別の次元の感覚があるようです。
ただ、「海も暮れきる」「硝子戸の中」「死海のほとり」等はセンスの良い今の若い監督に映画化して欲しい作品です。
「硝子戸の中」は難しいでしょうね・・・。

投稿: モロダシ ボン | 2006年9月13日 (水) 22時15分

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