« 立山航空切手2点落札 | トップページ | 博多華丸、児玉清と共演! »

「英雄」を聴く

ベートーヴェンの交響曲9曲は、オーケストラ曲の基本中の基本である。これを聴くにあたり、1番から順番に聴いて知っていきました、という人はほとんどいないだろう。まず表題がつく、3番、5番、6番、9番の有名な旋律を知り、その全曲を知る頃に7番に入り、その後に4番、8番、最後に1番、2番というような流れが、一般的ではないだろうか。

ところが私の場合、なぜかこの流れの中から、3番だけが遅くなってしまった。そして、自身、演奏経験がある1番、4番、5番、7番や、小節単位まで熟知した6番、8番、9番に比べると、3番は今でも、やや甘いのである

先日のブログでは、「人に聞かれたとき用の好きなオケ曲3曲」として、ラヴェル、ストラヴィンスキー、シベリウスの曲を挙げた。

http://paienne.cocolog-nifty.com/blog/2006/08/95_e13f.html

たまたまこの3曲は、20世紀の作品かつ非ドイツ・オーストリア作品だった。で、英雄もそんなくわしくないけれど、私は「近代の人」ではありません(^^; 古典・ロマンのドイツ・オーストリアもしっかり好きですから。

ということで今日は、名誉挽回のために?英雄を聴き比べた。

20069_006

20069_002 

ワルター/コロンビア響、アバド/ウィーン、小澤/サイトウキネン、ジュリーニ/ミラノスカラ座、ハイティンク/コンセルトヘボウ、ベーム/ウィーン、ラトル/ウィーン(以上、CD)、イッセルシュテット/ウィーン(LP)

しかし、50年代から00年代まで、50年の時を経て、ベートーヴェンの演奏様式もずいぶん新しくなったものだ。いちがいにどちらが良いとは言えない。例えばラトルとベームは全集で保有しているが、5番はラトルの演奏が斬新かつ爽快でベームは厳(いかめ)しく聴こえるが、9番はベームの誠実さのなかから湧き上がるようなロマンに痺れる。

そんななか、英雄は、1958年録音のワルター/コロンビア響が良かった。衒いなく明朗で、大きな建造物を思わせるような演奏は、時代を超えて胸を打つ。いっぽう、録音が新しくなり演奏が現代的になるにつれ、どうにも表現が表面的になってくるような気がした。その意味で、久々にLPで聴いたイッセルシュテット盤(帯付きのほうの写真)もよかった。

ちなみに、この曲の評論家によるチョイスは、今も変わらず1944年と1952年録音、2枚のフルトヴェングラー盤が上位に来る。これも聴いてみたいものだ。

|

« 立山航空切手2点落札 | トップページ | 博多華丸、児玉清と共演! »

「音楽」カテゴリの記事

コメント

中でもイッセルシュテットを聴いてみたいと思いました。ジャケット右上のLONDONロゴマークが懐かしいです。

投稿: | 2006年9月 2日 (土) 23時45分

懐かしいですよね。当時はせっかくこのLPを持っていたのに、田園ばかり聴いていました。「刑事コロンボ」に田園が使われた回があって、はまりました(笑)。こないだ久々にケーブルで見ましたが。

投稿: paienne | 2006年9月 3日 (日) 00時04分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/96638/3294984

この記事へのトラックバック一覧です: 「英雄」を聴く:

« 立山航空切手2点落札 | トップページ | 博多華丸、児玉清と共演! »