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「ダフニスとクロエ」

ということで、モーリス・ラヴェルの「ダフニスとクロエ」は、私の好きなオーケストラ曲の1つである。全曲もかなり聴いたものの、やはり圧巻は、全曲の第3部から冒頭の10小節を除いた、第2組曲部分だと思う。

「夜明け」は、私は勝手にこんなシーンをイメージしてしまう。暗い海底。色は深い青緑。静寂のなかに微かな気泡が立つ。生命が胎動し、重い水圧がかかりながらも少しずつ上昇してゆく。すると強い光が海の中まで差し込んでくるのがわかり、水面が近づいてくる。そして、あたかも巨鯨のように水上に飛び出すと、大きな水しぶきと強い太陽の光が交錯し煌き、どこまでも広がりそして収束する。

なんだか書いてて、小学生の詩のようで気恥ずかしくなったが、私のイメージはこんな感じ。フルートとクラリネットの12連符のアルペッジョが気泡に聴こえ、冒頭の低弦が生命の胎動に聴こえ、低弦からヴィオラ、ヴァイオリンに受け継がれて音域が高くなるとそれが水面への上昇感に聴こえ、そして練習番号168のフルオーケストラによるffが海面上にバーストする感じに聴こえる。

本来は、太陽、鳥、羊飼い、ダフニスとクロエを描写したものだから、まさに勝手なイメージ(笑)。でも、ここまで勝手なイメージを喚起させられる曲も、あまり他にはない。

(まだ続きを書きます)

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