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沖縄 ④市場本通りにて(2006.7.21)

国際通りから南へ折れる市場本通り。ここは、沖縄の庶民的な商店街として知られる。

そこで、ハーモニカを吹いている人を見掛けた。一瞬、ストリートミュージシャンかと思ったが、よく見たら手にアキカンを持っていた。その人は「物乞い」だった。

だからといって、沖縄の影だとか、県民所得だとか、そんな話をするつもりはない。東京だってホームレスを大量に産んでいる。貧富の差も加速度的に激しくなってきて、自分が路頭に迷わないのに必死だ。

確かに、「物乞い」を見た記憶はある。昭和40年代の新宿西口には、アコーディオンを弾きながら物乞いをする傷痍軍人がいた。

しかし、ゴザの上にアキカンを置き、「右や左の旦那様~」と言っているステレオタイプな物乞いの記憶については、それを実際に見たのか、それが映画やテレビのシーンだったのかは、すでに判別できなくなっている。

沖縄には、日本の過去の情景がそのまま残っている。以前、出張の夜コザで飲んだときもそうだった。

化粧の派手な日本人ホステスが、店の前で米兵を出迎えている。それは、映像でしか見たことのない、昭和20年代の日本の記憶のワンシーンだった。

アジア屈指のリゾート「ザ・ブセナテラス」も、未だに住民を苦しめ続ける米軍基地も、美しすぎる海と空も、そして、こんな昭和の記憶の断片も、すべて沖縄の表情なのだ。

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