« 15日東響芸術劇場演奏会「春の祭典」 | トップページ | 2006年7月17日麻生フィル ミューザ川崎公演 »

久々に「さびしんぼう」を見る

3連休の中日、久々にDVDで「さびしんぼう」を見た。この映画は、1985年の作品で、私の好きな映画の1つである。90年代に入ってレーザーディスクを買ってからは、毎年1回は見ていた。ところが、6、7年前にたぶんソフトの異常で片面(映画の前半)しか見られなくなり、そのうちハードも壊れてしまい。そうこうしているうちに、世の中DVDの時代になってしまった。で、DVDで去年ソフトを買い直したが、まだ見ていなかったので、かなり久々に見ることになる。

これは映画だけではないが、若い頃に見て感動した作品を改めてこの歳で見ると、自分の変化が大きく、なかなかその当時のように感動できないことが多い。また、以前は主人公の立場で見ていたのに、今では主人公の親世代の立場で見てしまって、すっかり視点が変わってしまった、ということも多い。

しかし、「さびしんぼう」。見事なまでに、主人公の立場で見ることができた。そして、全編を通して伝わってくる切なさ、暖かさは、全く以前と変わらない感触だった。主人公たちは16歳。今回一緒に見た、うちの娘と同じ歳なのだから、自分はすでに藤田弓子演ずるお母さん世代である。なのに、すっかり尾美としのりに感情移入してしまう。富田靖子のはかなげな美しさも、圧倒的に際立っている。ラスト前、さびしんぼうとお母さんの誕生日前日の、2つの別れのシーンは、痛いほどに気持ちを揺さぶる。「別れの曲」のフィーチャリングもいい。(実は単純だけど、以前この映画を見て本気で「別れの曲」に練習に取り組んで、なんとか制覇することができた)。

大林監督作品のなかでも、最も好きなこの作品、一生のうちにまだまだ何回も見ることになるだろう。50代になっても60代になっても、きっと16歳の気持ちになれる映画だと確信している。

|

« 15日東響芸術劇場演奏会「春の祭典」 | トップページ | 2006年7月17日麻生フィル ミューザ川崎公演 »

「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

僕は中学生の時に初めて観て以来、ココロの奥底に何かが刻まれたようにハマり、高校時代も文芸座や大井武蔵野館で再上映する度に足を運びました。レーザーディスクもハードを持ってないのにソフトだけ購入したり(笑)

ヒロキに自分を投影させて、行ったこともない尾道の風景に郷愁を感じ、本気で橘百合子に対するせつな哀し愛おしい気持ちを抱いてました。

家でも擦り切れる程、ビデオを見てるうちに本格的に冨田靖子が好きになり、あげく、ファンクラブにまで入った次第でございます。
「やるきゃっないもん」とかも懐かしいなぁ。

好きな映画と聞かれてよく「タイタニック」「ショーシャンクの空に」と言ってる人はいますが、僕は迷わず「さびしんぼう」と答えます。
ただ、大抵の場合「え!?なにそれ」と聞き返されます。合コンの時は使わない方がいいみたい。素直に「タイタニックのディカプリオ最高だよ!」と言うことにしました。本当は尾美としのり最高なのに。。

投稿: あややん | 2006年7月18日 (火) 11時32分

あややんさん、コメントありがとう! 1985年といえば私はもう25歳になっていました。中学生で「さびしんぼう」を見たあややんさんが、かなりうらやましいです。こういうモノは、やっぱり中学高校時代に見ると、格段に違いますよね! 当時は、おニャン子が世を席巻しているなか、富田靖子さんは異彩を放ちつつも逆風が吹いていた気がします。あややんさんは、おニャン子より富田靖子でしたか? 実はマリナ命だったとか?

投稿: paienne | 2006年7月18日 (火) 21時17分

僕は富田靖子と国生さゆりのかけもちでしたね。両方ともファンクラブに入り、両方のラジオ番組を毎回、録音して聴いてました(我ながらオタクちっくだなぁ)
たしか富田靖子がTBSラジオの「おちゃめクラブ」、国生さゆりはニッポン放送で「走れ!メロン」だった気が。。
たぶん、実家にまだテープ残ってます(笑)

投稿: あややん | 2006年7月19日 (水) 09時52分

私は、新田恵理と渡辺美奈代でした。基本は松田聖子でしたが。。「走れ!メロン」懐かしいっす(^^ 松田聖子の深夜ラジオ「愛にくちづけ」なら、カセットテープもってますぜ。あややんさんは、あややファン? 最近大人になってつまんなくないですか?

投稿: paienne | 2006年7月19日 (水) 23時32分

最近のあややは全てがこなれてきて、初々しさが無くなってしまったのが寂しいですね。
またコンサート行きましょうよ!久しく見ていないので、行ってみたいです♪

投稿: あややん | 2006年7月20日 (木) 11時56分

ぜひぜひ行きましょう!!でもチケどうしようかなあ・・・

投稿: paienne | 2006年7月23日 (日) 13時34分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/96638/2683038

この記事へのトラックバック一覧です: 久々に「さびしんぼう」を見る:

« 15日東響芸術劇場演奏会「春の祭典」 | トップページ | 2006年7月17日麻生フィル ミューザ川崎公演 »