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「100万回の言い訳」唯川恵

金曜の帰りに買った「100万回の言い訳」を、土曜のテニスの後に読み終えた。彼女の作品は初めて読んだ。こないだも書いたけど、ここのところ桐野夏生や東野圭吾といった、刺激の強いジャンルのものを読んでいてから、結局何も大事(おおごと)にならないまま終わってしまうのには、物足りなさがあった。

いっぽう、自分たちをとりまく現実というのは、いつもいつも身近な誰かが死んだり極端な不幸が訪れたりする訳じゃないから、この作品で起きるぐらいのことでもけっこう大事。だからこそ、そこに共感したり、違和感を覚えながら、等身大の自分に問いかけることがリアルにできるのかもしれない。

読んでいて、いつも思うことに行き当たったのが、人生の選択の可能性が多いことは、一見幸せなようで実は常に後悔や苦しい迷いを伴うということ。逆に、初めから身分も職業も住居も結婚相手も決定している(選択肢が非常に少ない)ような環境は、はたからは不幸に見えても、後悔や迷いは少ないのだろうな、ということ。

もう15年も前に、GONTITIの取材をした。そのとき確か松村さんが、「<風流>とは、人生の選択を迫られたときに、自分で決めずに風の吹く方に行くこと。自分で決めると後悔するけれど、風の吹くままならば後悔がない。風流な生き方とは、風に流されて後悔のない人生のことを言うんです」と言っていた。未だに、ときどき本当にそうなのかと考えるが、答えは出ていない。

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